ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

タペストリーというか大風呂敷みたいな久留米絣のクロス(再掲版)

2024-03-24 09:20:00 | 工芸絵画骨董

 この前の青園工房のタペストリーよりはやや小さいものの、大風呂敷くらいの大きさの久留米絣の古布4枚つなぎのクロスも壁に飾る順番を待っている、これは古い反物のいいところを切り取って風呂敷風にしたものか。

 日本の織物は古来から寸法に決まりがあり、着物1着分が1反で反物ということだが、この風呂敷型のクロスも4枚を縫って四角くしている、でも筒描のように全体で一つの絵柄にするものではないためか、模様がずれるのを構わずに雑に一枚にしちゃってる、ものは久留米絣で元々は着物用を古くなったからばらして、こういう風にタペストリー風にしたのは骨董業者じゃないかな。

 絣柄は虎と竹に雀の模様の繰返し、これを上下互い違いに配置しているのはこのほうが図案化した感じに見せようというのだろうか、久留米絣は新しいものでもかなりのお値段だからこれも壁に飾るだけと大切に扱っているし、さらには長く掛け放しにしてはおかないつもり。

 昔は筒描なども小さなものは風呂敷に大きなものは布団包みにと実用にしたそうだが、僕も大型風呂敷サイズのものは持っていて以前にも紹介したが、それこそ今はそんな勿体ない使い方はできませんぞ。

 この久留米絣より一回り小さいそれこそ風呂敷サイズのジャワ更紗もあって、こちらも出番を待っているのだが、ちょっとばかり大きさの点で迫力が欠けるためにお蔵入りが長くなっている、インドネシアの今のロウケツ染めは大きくて一枚の布となっているものしか見ていないが、昔はどうだったんだろうか。

                     

 こういうタペストリーはコンクリート打放しにした壁面を居間の一部に敢えて残していて、そこに飾るのです。

 

<追記>

 これをアップした数日後に横浜赤レンガ倉庫でやっていた今昔きもの市で全く同じ久留米絣を見つけ、業者に訊いたら元々このまま出てきたそうで布団などに使ったものだろうから、着物から改めて縫い直したものじゃないとの話であった。

 

2009年からの再掲です、最近は面倒で飾ることもなくなってきていて


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