一報目はテレビと言うことですが、急な話なのでネット上に波紋が広がっています。
「ラジオライフ」の「三才ブックス」取締役ら4人逮捕 DVDコピー防止機能の解除ソフト付き書籍販売
どのニュースを見ても、必ず「ラジオライフ」の文字がありますが、雑誌「ラジオライフ」にソフトは付属していませんから、ほぼ無関係でしょう(編集を担当したかも知れませんが、多分外注でしょうし)。もちろん恣意的にやっているのでしょうが。おそらく三才ブックスを含む3~4社からたびたび販売されているコピームックのいずれかと思われます。
リンク先を見ると、昨年中すでに警告を受けており、それでも懲りずに販売していたために逮捕された、という印象を受けますが、YAHOOなどに掲載されたニュースからは別の印象を受けます。
DVDの違法複製ソフト販売容疑=出版社常務らを逮捕―警視庁
"コピー防止機能を無効にするDVD複製ソフトを付録に付けた雑誌を同社のインターネットサイトを通じて、埼玉県の団体職員の男性(38)ら2人に販売するなどした疑い"
まるで違法品をこっそりネット販売したように書いてますけど、出版社が販売した本をたった二人ですよ。あきらかにバックナンバーの取り寄せに応じただけじゃないですか。多分先の記事で「販売の自粛を求められていたが、応じていなかった」とあるのは、ムック本なので書店に並ぶのが一時的なものであり、警告を受けた時点ではほとんど店頭に並んでいなかったためでしょう。男性ら二人という購入者も、どう考えても身分をさらされるほど悪いことをしたわけではないですし。それに「もう一人」はいったいどこの誰なんでしょうね?
もちろんこの逮捕の背景には、先の著作権法改定があると思われます。もちろんまだ施行されていないわけですし、今回の逮捕もあくまで不正競争防止法違反の容疑なわけですが、それでも今までできなかった逮捕に踏み切ることができる後押しになったわけですから、影響力の強さが伺えます。
ご存知のとおり、DVDのCSS解除は今までの法律の専門家の解釈で、コピー制御には当たらないとされてきました。だから、ややグレーに近いとは思われつつもみんな平気でやってきたわけです。その段階で仮に逮捕したとしても、裁判で無罪と判断されれば判例となってしまい、著作権権利者にとっては不利ですから司法は何もしませんでした。ですが、著作権法改定のおかげで法律全体の向く方向としてDVDのCSS解除は違法行為という解釈ができるようになったため、逮捕に踏み切ったものと思われます。もちろんわたしの解釈では修正案のおかげでそうしてしまうとあらゆるデジタル利用が著作権法違反となる可能性が高いため、安易にCSS解除は違法といえなくなっているのですが「お前がなんと言おうと法文になんと書いてあろうと、こっちが違法と思ったら違法、逮捕と思ったら逮捕じゃ」と著作権権利者がわめけるようにはなってしまいましたので、何を言っても無駄、むしろ口を出すのは危険な行為となってしまいました。
それにしてもひどいのが、たかがムックを買っただけで年齢と身分をさらされるという扱いを受けた人です。これは名誉毀損ではないでしょうか。もちろん、「それすら恣意的」な裏があれば別ですが・・・。10月1日に改定著作権法が施行されたあとは、もっと恐ろしいことになりそうですね。明らかな有罪でもないのに、疑いを掛けられただけで名前をさらされる人が出てくるかもしれません。著作権業界とマスコミはつながりが大変強いですからね・・・。
さぁ、いよいよ恐怖の支配する時代の始まりです
「ラジオライフ」の「三才ブックス」取締役ら4人逮捕 DVDコピー防止機能の解除ソフト付き書籍販売
どのニュースを見ても、必ず「ラジオライフ」の文字がありますが、雑誌「ラジオライフ」にソフトは付属していませんから、ほぼ無関係でしょう(編集を担当したかも知れませんが、多分外注でしょうし)。もちろん恣意的にやっているのでしょうが。おそらく三才ブックスを含む3~4社からたびたび販売されているコピームックのいずれかと思われます。
リンク先を見ると、昨年中すでに警告を受けており、それでも懲りずに販売していたために逮捕された、という印象を受けますが、YAHOOなどに掲載されたニュースからは別の印象を受けます。
DVDの違法複製ソフト販売容疑=出版社常務らを逮捕―警視庁
"コピー防止機能を無効にするDVD複製ソフトを付録に付けた雑誌を同社のインターネットサイトを通じて、埼玉県の団体職員の男性(38)ら2人に販売するなどした疑い"
まるで違法品をこっそりネット販売したように書いてますけど、出版社が販売した本をたった二人ですよ。あきらかにバックナンバーの取り寄せに応じただけじゃないですか。多分先の記事で「販売の自粛を求められていたが、応じていなかった」とあるのは、ムック本なので書店に並ぶのが一時的なものであり、警告を受けた時点ではほとんど店頭に並んでいなかったためでしょう。男性ら二人という購入者も、どう考えても身分をさらされるほど悪いことをしたわけではないですし。それに「もう一人」はいったいどこの誰なんでしょうね?
もちろんこの逮捕の背景には、先の著作権法改定があると思われます。もちろんまだ施行されていないわけですし、今回の逮捕もあくまで不正競争防止法違反の容疑なわけですが、それでも今までできなかった逮捕に踏み切ることができる後押しになったわけですから、影響力の強さが伺えます。
ご存知のとおり、DVDのCSS解除は今までの法律の専門家の解釈で、コピー制御には当たらないとされてきました。だから、ややグレーに近いとは思われつつもみんな平気でやってきたわけです。その段階で仮に逮捕したとしても、裁判で無罪と判断されれば判例となってしまい、著作権権利者にとっては不利ですから司法は何もしませんでした。ですが、著作権法改定のおかげで法律全体の向く方向としてDVDのCSS解除は違法行為という解釈ができるようになったため、逮捕に踏み切ったものと思われます。もちろんわたしの解釈では修正案のおかげでそうしてしまうとあらゆるデジタル利用が著作権法違反となる可能性が高いため、安易にCSS解除は違法といえなくなっているのですが「お前がなんと言おうと法文になんと書いてあろうと、こっちが違法と思ったら違法、逮捕と思ったら逮捕じゃ」と著作権権利者がわめけるようにはなってしまいましたので、何を言っても無駄、むしろ口を出すのは危険な行為となってしまいました。
それにしてもひどいのが、たかがムックを買っただけで年齢と身分をさらされるという扱いを受けた人です。これは名誉毀損ではないでしょうか。もちろん、「それすら恣意的」な裏があれば別ですが・・・。10月1日に改定著作権法が施行されたあとは、もっと恐ろしいことになりそうですね。明らかな有罪でもないのに、疑いを掛けられただけで名前をさらされる人が出てくるかもしれません。著作権業界とマスコミはつながりが大変強いですからね・・・。
さぁ、いよいよ恐怖の支配する時代の始まりです
ソフトバンクとかはとっくに止めてたんですかねぇ?
最近その辺のムックは目にも止めなかったのでさっぱりです
施工前の法律が、これほど影響力をもった例は過去に聞いたことがないなぁ。
やりすぎだよ、どう考えても。
最近PCに疎いが力関係で上な人から「お前詳しいだろ教えてくれない?」(遠まわしに焼いてくれ)臭を
出されたのですが、このご時勢なんで徹底的に無知を演じました。ケチな奴と思われてます。別にいいんですそれで。
説明したらしたで面倒ですからねえ…。
周知されてないなあ…。
それよりも施行前になぜ購入したことが筒抜けになって逮捕されているのかの方が恐ろしい気がするのですが 廃棄した物を誰かがと言うのならともかく…
どんなエロゲが好きで何を買ったか一覧作成も自由自在なんだろうなw
もうすでにそうなっていると思いますが、コピームック本もリンクだけの収録にしておけばよかったのではないでしょうか。おそらくソフトの収録を行っていたのでは。
わたしも書店で手に取る程度だったので、具体的な出版社までは分からないです。今回のは「ソフトが入っていた」のが決めてだったらしいので、政治的なものは関係ないでしょう。
>なんだかなぁさん
明らかにやりすぎです。このままだと、逆らう物は全部逮捕になりそうです。
>machさん
それは断って正解ですね。その手のことを引き受けるのは百害あって一利なしです。
>emanonさん
そこは気になりますね。購入者は逮捕されないわけですから、なぜ買った人間まで調べる必要があったのか・・・。いろいろ怪しいです。
>aさん
少なくとも現状では合法です。改定著作権法でも罰則無しなわけですし。
ソフトの収録は行っていた、という話もあります。ただ、ソフトをダウンロードするのに便利な一括アプリだったような気もするのですが。著作者のはっきりしないソフトを直接収録することはちょっと考えられないので。
そっちならば現行法でも違法ですよね?
収録されているソフトもネットでフリーDLできるものなので内容がどうとかというより
『日本映像ソフト協会など業界三団体から警告を二回受けたが売り続けていた』
の一点でないかと
類似の書籍は他にもあるのに一斉ではなく特定の本だけってのはやっぱり見せしめの部分が大きいかと
この6月の日経の記事にもある通り、昨年12月に不正競争防止法が改正されて刑事罰化されてますので、
著作権法改正とは関係なくブラックであることははっきりさせておくべきかと