録画人間の末路 -

人は記録をしながらじゃないと生きていけない

AMD APP PLAYERでKindleを使い、マンガを読む

2013-05-19 13:46:35 | 意味なしレビュー
書店で売られている一巻完結のマンガの単行本をジーッと眺めて、買おうか買うまいか・・・。読みたいとは思うんですけど、マンガの単行本って、嵩張るわりに、いつまでもとっておいて後で読み返そうって気はそうそう起こらないタチなので。特に単発物ですとその傾向はより強くなります。うーん、やはりこういう時は電子書籍版か。少なくとも物理的スペースは取りませんし。ですが、日本のマンガを配信している電子書籍は、あまりパソコンで読めるようにしてくれないものが多いんですよねぇ。基本は専用リーダー、そうでなければiOSかAndroidのアプリで読め、が多くて。Windowsはあっても一番後回しとかになるケースが多いです。ですが、携帯端末ですとどうしても画面が小さいし、1ページ単位でしか見えないので見開きページなどがあると物足りなさを感じます。大型のタブレットなら横にすれば大丈夫でしょうが、そのためだけに重くて大きな大型タブを買う気もおきませんし。パソコンでも携帯端末でもどちらでも読める方がいいんですよ。中には「インストールしていいのは一台だけ、一度インストールすると一切移動不可」なんてストアがあるのかも知れませんが、そういうのは使わなければいいので。
で、確実に複数端末で読むことが可(同時利用数に制限はもちろんありますが)で、わたしとしては購入の敷居が低いのがAmazonのKindle。調べたところ、先に挙げた読みたかったマンガも電子版が売られています。あとはWindowsで読めればいいのですが、英語版のWindows用Kindleリーダーソフトは存在するにも関わらず、日本語版はなぜかリリースされていないのです。日本では携帯電話用マンガ配信が今なお電子書籍の中で大きなシェアを占めているということもあって、パソコンで読むことに需要がないと判断しているのかも知れません。うむむ。まぁタブレットですら電子書籍へのアクセスに限ればパソコンより多いって話ですし、しょうがないのかも。

ただ、わたしとしてはそれでは困るわけです。なんとかパソコンの大きな画面で読む方法はないものか・・・と無い知恵絞って考えたあげくに思いついたのが、というより思い出したのがWindowsでAndroidのアプリを動かすソフトを使えば、形の上だけでもWindowsでKindleを使い、電子書籍(というかマンガ)を読むことが出来るんじゃないでしょうか。これは画期的発想だ(と、この時は思ったんですが、後で調べてみたら当然のごとく同じことを考えた人、何人もいらっしゃいましたね)。まぁそれはおいておいて。さて、そのソフトの配信先は・・・なんて言ったっけ・・・。まぁAMDが配信しているカスタマイズ版のAMD APP ZONE PLAYERでいいか。確か前に一度だけ試した時はAmazonのアプリはダウンロードして使えたはず。AmazonのKindleがAmazonからアプリ配信されていないということはないでしょう。うん、これはイケる。と、AMDから落として来たら・・・。

あれ? 名前が変わってる。

前にインストールしたソフトの名がこう。


今回落として来たのがこう。


ZONEが流星のごとく消えてしまっています。APPLAYERになってます、とPが一つ落ちても分からない名前にいつの間になったのでしょうか。まぁいいや。このAppPlayer、AppZONE Playerの時には使えなかったGoolePlayにキッチリ対応していたという大きな変更点があります。いくらAMDが「このソフトを使えばAndroidのアプリがWindowsで動きます」をアピールしても、GooglePlayの配信アプリが使えなければ、使えないと変わりがありません。GooglePlayへの対応は必須機能でしたが、それはとっくに実現されていたのです。ちなみにこのソフト、"AMD"の文字がついていますが、単にゲームを動かすエンジンがRADEONに最適化されているというだけで、GeForceでもIntelHDでも問題なくインストールでき、動きます。
さて、GooglePlayに同期させ、アプリを使えるようにしましょう。わたしはすでにAndroid端末用のIDを持っていますので、同じIDとパスワードを入力さえすればOK・・・なんですが、キー反応が恐ろしく悪い・・・。このAppPlayer、起動しているとなぜかキー入力がものすごく重くなり、押してもなかなか反映してくれなくなってしまいます。AppPlayerの中だけでなく、バックで動作中の他のソフトでキー入力を行おうとしても同じです。CPUを酷使している、という感はないのでなんとかして欲しいものですが。もう一つ注意点としては、AppPlayerはキーボードを英語配列のキーボードとして認識します。そのため、IDはともかくパスワードに記号を使っていると、いつも通りにキーを押しただけでは正確なパスワードを入力することが出来ません。キー反応が遅い問題と合わせ、Android用ソフトキーボードを使った方がむしろ快適に感じますので、そっちを使いましょう。GoogleとAmazon、それぞれのIDとパスを入力し、まずは無料で公開されている小説とか一部だけ読めるサンプルを適当に入れてみます。うん、表示されました。画面が大きな分文字もたくさん表示されますし、ちゃんと見開きになってます。
いよいよ本命の、読もうと思っていたマンガを、WEBブラウザのAmazonサイト(AppPlayerのKindle経由でもアクセスできますが)から購入した上で、配信先をAndroid端末扱いになっているパソコンのAppPlayerにして読めるようにします。"実はAppPlayer経由では有料書籍は同期できません"なんてオチはありませんように・・・。おお、そんな心配無用! ちゃんと読むことが出来ます。ただし良いところばかりでもなく

悪い点
・操作性が悪い。拡大縮小が思い通りにいかず、ページをめくる反応が良くない
・マンガの表示がフルスクリーンにならず、額縁画面
・思ったより画質が良くない

ただ、これらはAppPlayerの問題というより、Kindleリーダーアプリの問題の方が大きいという手応えです。パソコン用のデータが送られてくるわけではないので、多少の妥協は必要でしょう。一方

良い点
・額縁でも十分大画面。見開きページがちゃんと見開きで表示される
・画像データの塊で、モバイル端末では容量を案外圧迫するほどデータ量の多い電子マンガも、モバイル端末など比較にならないほど巨大な記憶領域を持てるパソコンならあまり気にならない

など、欠点を補うものももちろんあります。
Kindle用書籍は確か5台程度まで同時に使うことが出来たはず。Kindle用の、特にマンガを持っていて配信先の台数が余っている方、一度試してみては如何でしょうか。

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3 コメント

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Unknown (りんりん)
2013-05-20 15:12:42
Kindleの漫画に関しては、この間の99円セールでいっぱい買ってみてわかったんですが、出版社によって画質にだいぶ差があるんですよね。
酷いところは、ルビが霞んでたり圧縮がきつすぎたり散々です。

とはいえ、買えば即端末に落として読めるというのはすこぶる危険w ですね。
場所を取らないので、積み本もはかどりますしw

そして、コミックに関してはRetinaのiPadが現状では最適解だと思っています。
iPadminiだと汚いコミックも、iPadだとそれなりに読めちゃうんですよね。
とはいえ、大振りなんで、7インチの高解像度Android端末か次期iPadminiが最終的には良いのかなぁと期待しています。
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Unknown (chibalife)
2013-05-20 21:27:29
Androidも、そろそろ据え置き機が本格的に出てきてもいいと思うんですけどね。
HDMI出力でandroidOSを採用したメディアプレイヤー等は、すでにありますので、
買う人間は限られるでしょうが、そこそこの需要はあると思います。

実用的な商品が登場すれば、kindle等をテレビやモニターで見るのも簡単になるのですけれど。
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Unknown (krmmk3)
2013-05-21 16:06:37
>りんりんさん
わたしが買ったのも、あまり画質が良くない類だったんでしょうかね。無料コミックサイトの画質をイメージしてたのでそれと比較すると・・・くらいでした。
わたしは手が小さいせいもあって、10インチクラスのタブレットで読む、というのはやっぱりピンと来ませんね。7インチクラスはこれからどんどん高解像度モデルが出てきますから、期待しましょう。

>chibalifeさん
PX-W3DVR1000もその類です。キーボードを付けて据え置きにするとなると画面タッチ操作よりマウス操作が欲しくなりますが、Androidはそっちの方向にはいく気はないのかも。ChromeOSもありますし。
現状はスティックタイプのAndroid機ですかね。
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