高岡に生まれて４０数年、うすうす気付いていることがある。それは、
「高岡ってマニア多いんじゃね？」
俺も若い頃は行動範囲が狭いから他地域と比較も出来なかったから確信も持てなかったが、どうやら高岡には各ジャンルのマニアが沢山いらっしゃるようである。しかも堂々と目立った行動はしておらず、人知れずひっそりとマニア道を邁進しておられる方が多い。何気ない人が実は「げげげ！」と驚かされる趣味をお持ちだったり、その趣味に賭ける意気込みがハンパなかったりとビックリドンキーなのだ。
マニア研究会会長でもあられる某ロータス系ディーラー所属の岡野氏は語る。
「マニアは日本経済を救う」
マニアは基本的にお金に糸目をつけない。普通の人なら１個しか買わないものをマニアは最低３個買う。何故３個買うのか。それは使用、観賞用、まさかのときの保険と万が一のことを考えての行動なのである。もっと病気なマニアは同じものを沢山買って「う～ん、お店みたいで素敵」と大量買いして部屋に飾ってある品を観ながらうっとりする癖がある。まさに病気だ。そんなマニアだから経済的貢献度は高い。
日々マニア道を邁進するサンライズ本郷氏は語る。
「男には男の事情がある」
女性にしっかり財布の紐を握られてすっかり飼い犬状態になった世の男性を尻目にこの一言で奥様に理解してもらっている猛者だ。なんとも素晴らしく頼もしい本郷氏。世の男性諸君よそれでいいのか！奥様に言ったら駄目って言われるからと勝手に諦めるっていうのはまるで日本の弱腰外交と一緒ではないか。
オーディオマニアの某ディーラー敏腕営業マンS氏は言う。
「高岡の某オーディオショップはマッキントッシュ売上げ日本一」
なんとこの辺境の地、高岡で高級オーディオとして君臨するマッキントッシュの売上げが日本一とは！高岡にはやはり変態（もとい、マニア）が多い。ちなみに俺様もマッキントッシュのアンプが欲しい。好みはあるがあのぶ熱い音がALTECとぴったりマッチすると思っている。
ハーレーもやけに高岡は多い。フェラーリも４０数台は隠れているそうだ。ビンテージな車やバイクも隠れているところに隠れている。掘り出したらキリが無い。ハーレーと言えば、高岡の某床屋さん。ハーレーが好きでいつの間にか自分でハーレーをカスタムして全国のショーに出店、今では抜群の知名度を誇っているキングオブマニアである。俺のデススリーもこの床屋さん無しで完全再現は不可能だったであろう。
Utility-Rep藤田氏は言う
「カッコいい服屋の親父でありたい」
今日のセレクトショップの在り方に疑問を持つ氏はビックリ仰天、驚天動地な考えを持っていた！あんたほんとに高岡でそんなことを考えているのか！と驚いてしまったがその考え、面白い！聞いていてこっちもワクワクしてきた。やっぱり男はそうじゃないとねえ！マニアなお洒落道は高岡から発進されるのだ。
高岡にはマニアが多い。マニアが集まる街があったら面白いんだけどねえ。高岡総マニア化計画悪くない！
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