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「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

美濃国分寺

2008-03-15 00:00:15 | ほとけのいおり

(岐阜県大垣市青野町 国指定史跡 1990年3月14日再訪)
 先回、昭和57年5月26日訪れた際はまだ、開館準備中であった「大垣市歴史民俗資料館」を今回は先ず見学した。大垣城及び郷土館に展示されている内容を除く、考古、民俗資料から成っている。資料館見学の後、隣接する国分寺跡を訪れた。
 美濃国分寺は、天平時代に聖武天皇の詔によって各地に建立された国分寺の一つである。その後大風や火災、兵火等によりその度に再建するも次第に衰退した。現在、北側の斜面に建つ国分寺は、元和元年(1615)に再興されたものであり、旧国分寺の本尊、薬師如来が安置されている。また、現国分寺の東側には、旧国分寺の屋根瓦を焼成した瓦窯跡がある。
 現在国分寺跡は、昭和43年(1968)から開始された史跡公園整備に伴う発掘調査によって出土した瓦や土製百万塔、和銅開珎等の遺物が歴史民俗資料館に収蔵及び展示され、寺跡のほぼ全域が、伽藍跡の基檀を修復再現し開放されている。
(経蔵跡)
(塔跡礎石)
(鐘楼跡)
(瓦窯跡)

(関連記事:美濃国府跡 中山道赤坂宿 金生山 飛彈国分寺


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