flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

十曲峠 落合石畳

2007-10-09 00:00:18 | 街道・宿場町
(中山道 岐阜県中津川市 県指定史跡)
 木曽路から美濃路に変わる新茶屋を下ると、落合の石畳に差し掛かる。
雨などによる急な勾配の道を守るためと、人々が往来し易いように江戸時代に整備されたものである。
 その後近代に入ってから次第に取り払われ、往時から残っている部分は3地点、合わせて70.8mである。
昭和63年から石畳の整備が進められ、平成7年までに838mの復元が成された。そして平成17年には長野県木曽郡山口村と岐阜県中津川市の合併記念により、峠に近い120mが復元された。
 基本的に石の敷き方は同じであるが、上方下方、周囲の樹木の茂り方や種類、水脈等によって石組みの目の詰まり方、苔生し方等が変わり、面持ちが少しずつ違う。よって複数の写真を載せてみることにした。
 路面保護の他、通り易くするための石畳であるが、今は通る人等は殆ど無く、苔が生して逆に歩き辛くなっている。途中、その湿度からか、シロオニタケの幼菌が生えていた。
            
 石畳が終わると、落合山中の集落に差し掛かる。
(関連記事:金谷坂 菊川坂

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