台南・ダイアリー

台湾の台南市で3年、新竹市で2年駐在して、色々な所へ行ったり美味しいものを食べたりしました。

光復朝市-台南朝市攻略2

2005年08月12日 | 買い物

 - A エリア - 



今回は、

「 おぉ、こいつは大きな朝市だナ! 」

って思う、台南の
” 光復朝市 ”
を紹介する。

色々なものを売っていて、見てまわるだけでも楽しい市場なんで、
台南在住者も、観光客の人も、是非早起きして行ってみると良いゾ。
( 朝6時過ぎ位に始まって、昼前には閉まっちゃうからナ )
場所は、下の地図で判る通り、成功路と忠義路の路口の所だ。




一番上の写真は、この地図で言うと ” Aエリア ” の部分だ。

” Aエリア ” は弁当屋とか、軽食屋の多い所で、
右上の写真は、
入り口の側の、自分で好きなものをつめる弁当屋だ。


今回の表題を ” 光復朝市 ” にしたけど、
実は ” 朝市 ” って言う言葉は台湾には無い。

夕方、買い物に行く市場は、” 黄昏市場 ”、
夜、遊びに行くのは、” 夜市 ”って言うけど、
朝、買い物に行くのは普通
” 伝統市場 ” とか、” 零售市場 ” って呼んでいて
特に ” 朝市 ” とは言わない。
でも、このBLOGでは、日本の人にわかり易いように
” 朝市 ” っていう呼び名を使っていくことにした。

それで、
面白いことに、こういう市場は、
台湾全国的に休む日が決まっていて、休む日は一斉に休むから、
ある市場が休みだからといって、他所に行ったとしても
何処も空いていないんだ。
本当に買い物したい時は、ちょっと困っちゃうよネ。


 - B エリア -



A、B、Cエリアは、屋根がある部分で、
Bエリアは、八百屋とか、雑貨が多い所だ。

左上の写真は、横の路地からBエリアを見たところで、
右上の写真は、玉を売っているミセだ。
キレイな瑪瑙のうでわが多いネ。
台湾に来た女性の買い物としては、結構良いものだ。
シックだが、渋すぎにはならないゾ。




左上は、
実はBエリアのミセではないが、対比上ここに置いた
” 西薬、シーヤオ ” のミセだ。
とっくに ” 賞味期限 ” が切れたパンシロンなんかを
格安で売っている。

右上は、
” 中薬、ゾンヤオ ” のミセだ。
症状を説明すると、漢方薬を調合してくれるヨ。
   

 - 横の路地 -



横の路地は、
この市場でオレが一番気に入ったエリアだ。
ミセが多くてすごく活気があるゾ。

左上の写真は、
横の路地で托鉢をしておられるお坊さんだ。
早朝の風景として、絵的にすごくキマってるネ。

右上は、
” 芋粿 ( オーコエ、たろいもと肉の重ね蒸し ) ” と
” 酸辣湯 ” を売っているミセだ。
オレも買って帰ったが、酸辣湯がちょっと甘かったナ。
でも、なかなかうまいゾ。
   

 

左上は、
カキ氷にかけたり飲み物に入れたりする 
” 愛玉 ( アイユイ、柑橘類のゼリー ) ” とか、
” 珍珠 ( チンズー、タピオカ粒 ) ” を売っているミセだ。
最近すっかり甘党になったオレは、すごい吸引力を感じたネ。    

右上は、醤油屋。
” 豆板醤 ” とか ” 辣醤 ” なんかを、
明るい感じで、タタキ売りみたいな口上を言いながら売っている。




左上は、
虱目魚 ( スームーユイ、台南で一番ポピュラーな魚 ) の専売店。
各部位に切り分けて、虱目魚だけ売っている。
おじさんの前にあるのが、腹の部分で
ドゥ ( 魚へんに士って言う字 ) といって一番値段が高い。

右上は、
スルメイカとエビの専売店。
エビは全部活きているし、
イカの鮮度も ( 刺身は無理だが ) なかなか良いゾ。




左上のおねぇさんが売っているのは、
シジミのにんにく醤油漬け。
台湾オリジナルの食い物で、よく中華料理の突き出しにでるものだ。
シジミが砂地にいるヤツなので、
色がきれいだし、泥臭くなくてビールのあてに最適だ!
写真の一袋を50元で売っていた。

右上は、” 拝々 ” で使う道具の店。
線香とか、神銭を置いてある。
今は、農暦の七月 ( 鬼月 ) で、中元節もあるので
特に需要が多い。

ここらへんについて詳しいことは、
 ” 農暦中元節 ”
 ” 拝々 ”
の回を参照してくれ。




左上は、
蝦仁肉圓 ( シャーレンロウユェン、蝦入り肉餡の団子 ) の店。
肉圓は一般的に、台中近辺の名物で、低温の油で揚げるのが普通だが、
台南では昔から、写真みたいに蒸して作っている。
オレは蒸したヤツの方が好きだナ。

右上は、
八百屋の前で何を買うか迷っているおばさん。
今回撮った写真のうちでも、ベストな絵だネ。
おばさんの足元にあるのが、
台湾の ” 芋頭 ( ユィートウ、たろいも ) ” で、
上の方にあった ” 芋粿、オーコエ ” の材料だ。
アンコにしたり、アイスクリームの材料にしたりもする。


 - C エリア -



左上は、
Cエリアを横の路地から見た所だ。
Cエリアは、肉や魚のミセが多い。

右上は、
” 猪脚 ( ツーチャオ、とんそく煮 ) ” の専売店だ。
” 萬巒、ワンラン ” って書いてあるが、
これは猪脚の名産地として有名な屏東県の地名だ。
一箱買ったが、このミセのは、
本場の ” 海鴻飯店 ” のものよりかなりアッサリ目で
食いやすかったナ。




左上は、魚屋。
ここでまた、大きなイトヨリとはまぐりを買った。

ちょっと関係ない話になるが、
このミセのおばさんは、オレのかみさんの母親と
見た目がそっくりだヨ。
( ホント関係ない話題だった。スマソ。 )

右上は、惣菜屋さん。
左の方に写っているデカイ魚の丸揚げをみてくれ。
だれがこんなのを買っていくのか、ちょっと不思議だ。




左上は、鶏肉屋。
いかにも ” シメたて ” って感じだが、
上品な日本の奥さんだと、ちょっと買いづらいかも知れないネ。

右上は、
” 香腸 ( シャンチャン、ソーセージ ) ” とか
” 貢丸 ( コンワン、肉のつみれ ) ” を
作って、出来立てを売っているミセ。
オレは、もういっぱい買い物をしたあとで、
特に何も買わなかったが、客が多いし人気があるミセみたいだ。



 - 北中街 -

       

さて、やっと最後の ” 北中街 ” まで来たゾ。
ここは、洋服屋とか果物屋が多いエリアだ。

左上が、エリアの様子だが、
何気なく写っている
サングラスでしかめっ面のばぁちゃんが
すごくファンキーな雰囲気で、サマになっている。

右上は、果物を売っているおばさん。
この、わら帽子の格好がいかにも台湾風だろ。
実はオレも、こういうのを一個買って持っていて、
事務所においてあるんだ。
( エンジニアのオレには、使う機会が無いけどナ! )



あー長かった!
大きな朝市なんで、紹介記事もすごく長くなっちゃたヨ。

\(´。`;)ノ   ほぇぇぇ~、疲れた~。

でも、本当に見てまわるだけでもすごく面白いから、
みんなも是非行ってみると良いゾ!!

じゃあネ ♪




四日前のヒット数 - 707
一昨昨日のヒット数 - 495
一昨日のヒット数 - 581
昨日のヒット数 - 607

一昨昨日は、ジムでウェイトと、5kmJOGをやりました。
一昨日は、練習は休みでした。
昨日は、ジムでウェイトと、5kmJOGをやりました。
今日は、ジムでウェイトと、5kmJOGをやりました。     


台中国際レースまで、あと58日。





最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
鍋やりたくなりました (ゆう)
2005-08-15 12:11:18
おいしそうな市場ですね。

練り物や野菜もたくさんあるし、鍋料理の買出しに役立ちそうですね。まだちょっと時期早いですが、デザートやその後の胃薬までそろっちゃう(笑)。

この市場、その場で食べるようなところもあるのですか?それとも買出し専用なのでしょうか?
ゆう さんへ (kool_tada)
2005-08-17 00:18:33
ゆう さん、



光復朝市は、Aエリアに軽食のミセがいくらかありますが、基本的には買い物の市場です。



今回、紹介しなかったミセでも、自家製の豆腐屋とか、日用品のタタキ売りとか、面白い所がまだまだ沢山ありますよ。



これから2回位、お盆向けの記事を書いてから、またいつもの、おいしいものとかの話をやっていきます。

また、時間がおありのときには、ぜひこのBLOGへも、お立ち寄りください。



では。



昨年夏と変わりない風景です (真夜中)
2005-08-20 17:46:53
光復公有零售市場ですか。懐かしいですね。劍橋から近かったので休日の朝は喧噪と雑踏で一杯の市場へよく出かけました。鶏肉屋さん、魚屋さん、果物屋さん、路地の食べ物屋さん。特に北忠街にある甘蔗汁の店はカルチャーショックでした。公園南路でもトラックの荷台で絞っているのを見かけました。でも光復市場は台湾人の元気の源をかいま見た気がしてお気に入りの場所でした。これからもディープな台南を紹介してください。期待しています。



真夜中 さんへ (kool_tada)
2005-08-21 20:35:59
真夜中 さん、



コメントありがとうございます。



真夜中さんも台南に居られる間に、光復朝市にいらっしゃていたんですね。

朝市として、規模も大きいし、活気もあって、買い物に最適の場所と思います。

これから、他の朝市も紹介していきますので、また時間が御有りの時には、このBLOGにもお出でください。



では、失礼いたします。

コメントを投稿