今日は、黒シャツ隊のM君・T君と、夏林路の
” 日月食堂 ( ズーユエシータン ) ” に行った。
このミセは、
台南海鮮の激戦地 - ” 夏林路 ” の中でも
結構、人気がある店だが、
フシギなことにどんな網路 ( ワンルー、インターネット ) の記事でも
取り上げられたことはない。
小さいが、バラックのような建物の構えと、
その上におおいかぶさるみたいに茂る木の風情が、
ミョーに、人を惹きつけるミセだ。
今日は、
夜になってから雲行きがあやしくなってきて、
オレ達が
” 日月食堂 ” についた時には、
雷まで鳴り出していた。
それなのに、ミセに入ったら
「 やべ。 」
屋根のある場所のテーブルは全部満席で、
しょうがなくオレ達は、外にある木の下のテーブルに座った。
チョビッとふり出した雨を気にしながら
( 言っとくが台南の雨はハンパじゃないぜ、
ふるときは、でかいフロおけをひっくり返したみたいにふるゾ。 )、
オレ達はちょっとあせって、食いモンを注文した。
最初に、
啤酒(ビール)屋ではサービスの定番の、
” さらしたまねぎ ” がでた。
オレ達はミセでコレがでるとちょっとうれしい。
それに、味も結構うまかった。
そのうちに
” 九層塔螺 ( ジョウゼンタールオ、台湾バジルと巻貝の炒め ) ” や、
” 鼓汁蚵仔 ( グーツーオア、カキのドウチーソースあえ ) ” なんかの、
頼んだものがどんどんでてきて、
それぞれ火の通り方も、味付けも申し分なかった。
ミセの人も親切で感じが良い。
ラオパンの子供がミセのなかで遊んでいたが、
しゃべっている声がきれいな、
可愛らしい子供達で、ついでに写真をとった。
食って、飲んでいるうちにいつのまにか、
ホンキで降りそうだった空が、逆に晴れちまって、
ちょっと涼しい風も吹いてきた。
ミセに入った時は
「 ちょっとミスったかなー。 」
なんて思ったオレ達だったが、
最後には大満足になって、
M君とオレは帰り道を歩いて行くことにした。
勘定を払って、ミセを出ようとしたとき、
なぜかT君一人が、
何も言わずイスに座ったまま立とうとしない。
・・・・・・ワケがわからずに見つめるM君とオレは、
T君の背中から、なんか説明不能な哀愁を感じた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
やがて、やっとT君が小さな声でつぶやいた。
「 オレ、今日、80円しか持ってナイっすよ~。 」
---- バカやろー! どーしたのかと思ったゼ!
くだらねー心配させんじゃネー!
オレとM君は、
没銭先生 ( メイチェン、お金を持っていない人 ) のT君の分を払ってから、
夏林路をやけに元気よく歩き出した。
「 今日のメシ代は、そのうしろ姿の出演料 - ってことにしておくゼ。 」
今日は、ウェイトと30分のJOGをやりました。
昨日のヒット数 - 379
私は黒シャツ隊に入隊を希望するBlack Shadowと申します。
どんな修行にも耐えて立派な隊員になる自信があります。
申込書と案内はどこへ行ったら手に入るのか教えてください。
宜しくお願いします。
黒シャツ隊の修行は、本当に辛くて苦しいですよ。
強靭な胃袋、分厚い面の皮、そして、羞恥心から完全に開放される心の強さが無くては、到底つとまるものではありません。
今まで何人もの人が修行途中で挫折して、ただのポロシャツ野郎に逆戻りしてしまいました。
そんな苦しい黒シャツ隊に、どうしても入隊したいというのなら、あなたの e-mail アドレスを、” コレまでの台南・ダイアリー全リスト3 ” の所に書いてある、kool_tada のアドレスへ連絡して下さい。
応募要綱を確かに送付差し上げます。
では、失礼いたします。