
タイトル:SPACE BATTLESHIP ヤマト (G)
2010年・日本(138分)
原作:西崎義展
監督:山崎貴
脚本:佐藤嗣麻子
音楽:佐藤直紀
出演:木村拓哉、黒木メイサ、柳葉敏郎、緒形直人、マイコ、西田敏行、高島礼子、
堤真一、 橋爪功、池内博之、山崎努 ほか
鑑賞日:2010年12月1日 (川崎)
鑑賞前の期待度:★★☆
期待するつもりはなかったのに、「映画の日」だったので、
初日に行って来てしまいました。
最初に、お断りしておきます。
木村拓哉が古代進として適役かどうかは、抜きにします。
木村拓哉は何を演じても、キムタクになってしまうのですから。
だから、
キムタクがヤマトに乗り込んでいると思って、観ることにしました。
(結局、あの長髪が似合うのは、キムタクしか思いつかないし。)
それから、ストーリー展開の甘さにも、
ある程度目をつぶって観ることにしました。
そもそも地球からマゼラン星雲まで、
ガミラスと戦いながら行って帰ってくるという設定だけでも、
とても2時間程度でまとまる話ではないのですから。
以上の点に留意して観た感想は・・・・
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・・・・・・・・・・・・・・・・、はっきり言って、
良かった! すっごく良く出来てた!!
制作に携わったスタッフの、「宇宙戦艦ヤマト」への愛が、
この作品『SPACE BATTLESHIP ヤマト 』にも、十二分に注ぎ込まれていました。
僕自身も、「宇宙戦艦ヤマト」を見て育った世代。
彼らが実写版の制作にかけた熱い思いを、スクリーンから感じ取ることができました。
波動エンジンの始動、ヤマトの発進、波動砲にワープ航法、
そしてガミラス艦隊との戦闘と、・・・迫力のVFXに感嘆。
主要キャラクター(ヤマト側もガミラス側も)の登場や、
名シーン、名セリフの再現は、
何十回と繰り返し見て、各シーンのセリフのタイミングや間まで覚えている身にとって、
ラスト1時間は、特に涙ものでした。
ネタバレで書きたくないので伏せておきますが、(本当は書きたいけど)
「ささきいさおさ~ん!」
「なるほど、そういうことにしたのか!」
「おっと、緒方賢一さ~ん!」
「ちゃんと出ているじゃないか!」
「い、伊武雅刀さ~~~ん!」
「そうか、そうか。なるほどね~。」
「うおおおおお、すげ~~~~!」
「おっと、スター・ウォーズへのオマージュか?!」
「のああああ!バージョン・アップだ~~~!!!」
「う、上田みゆきさ~ん!!」
「そうか!そうなってるんだ!!」
「なにもかもみな、懐かしい~~~~~!!!」
「うがが???
デ、デ、デ、デス、デス、ラ~~~~~~~~がぁ!!!!」
と、それはもう驚愕と歓喜に打ち震えるアイディアが満載でした。
山崎監督、スタッフに大拍手!
キャスティングに関しては、
役の性別も変更されていたりするので判断が難しいところですが、
地球防衛軍司令長官・藤堂平九郎役の橋爪功さん、
徳川彦左衛門役の西田敏行さん、
古代守役の堤真一さんは、オリジナル・イメージを大事に演じていた印象です。
中でも、柳葉敏郎さんが演じた真田志郎は秀逸。
アニメで青野武さんが演じた真田をベースにして、
かなり思い入れを持って演じているのが、こちらにも伝わって来て嬉しくなりました。
木村拓哉演じる古代進は、やはりキムタクでしたが、
ラストの左目に浮かぶ血涙には、古代進の覚悟が現れていて、
胸に迫りました。
果たして、
“日本人が初めて世界に挑むSFエンターテインメント”として、
外国人に通じるのかどうかは判断しかねますが、
日本でもここまで作れる時代になったんだという意味で、
劇場で見て損はないと言えるSFエンターテインメントでした。
戦闘シーンの迫力度:★★★★★★★★★★★★★★★★
VFXの完成度:★★★★★★★★★★★★★★★★
かなり作りこんでる度:★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ギバちゃんグッジョブ度:★★★★★★★★★★★★★★★★
キムタクだからネ度:★★★★★★★★
鑑賞後の総合評価:
個人的には、80%の満足度。
それから、やはりヤマトには、宮川泰さんの曲あってこそでした。
小ネタも沢山あり、
観終わったあと、いろいろと語らずにはいられない作品です。
今回の実写はどうかな・・・と思っていました。
大好きなアニメで思い入れもあるし。
でも
この評価で決めました。
行って来ます(笑)
「宇宙戦艦ヤマト」ファンにとって、100%満足できる作品だとは言いませんが、
ファンの気持ちも充分に汲み取った作りになっていたと、ぼくは思いました。
みんな、それぞれの視点で様々な感想を語っていますが、
まさみさんも、ぜひ正直な感想を聞かせてください。
賛否どちらでも、長文でも構いませんよ。(笑)
お待ちしてます。