馬とモンゴル

乗馬によるモンゴル大自然の四季と牧民生活の折々を日記風に

開通しました

2016-10-10 16:23:33 | 下町の景色・住宅街・植え込み等

例の橋が

ひと月遅れで新しい橋が完成した
盛大なセレモニーは有ったのか定かじゃないが

車が次々と往来している

問題を抱えた首都の一コマ

   

酷い言い方だけど事実は事実として記事にしたい

首都ウランバートルは16世紀戦国時代の名残を残した首都
軍隊が首都に攻め込むのを防御するために作られた自然要塞である

南北には2000m級の連峰が首都を10㎞の幅で東西に40㎞で連なっている

首都中心をトーラ川が東西に流れ源流地は東150㎞奥の連峰に有る
下流域は西へ流れロシア・バイカル湖へ注ぎアムール川を流れ太平洋へ注いでいる

雄大な川を敵が容易に渡ってこれないような首都作りになっている

これで国家を守り保持し現代へとつながっている
昔は馬が主流の国家!

近代化の象徴である車の事など考えも及ばなかったのだろう
安全面から考えれば自然の地の利を使った経済的な首都であった

地政学的見地から見ればアジアに19世紀根付いた共産主義という
自分さえよけっれば国家など関係ないと言う思想でアジアは支配された

その最たる犠牲国モンゴルは共産主義大国ロシアと中国に自国を挟まれた
どうしようもない哀れな国になった

もし100年後のモンゴル国家を読める逸材がいたなら(デバタラ論)
ノモンハン戦争で関東軍と戦うのではなくソビエト国家と戦うのが正解だった

そうすれば現在、モンゴル国家は日本や韓国を尻目に世界最強の経済国家になり
ノーベル賞受賞国家でも断トツだったかも知れない(デバタラだよ)

しかしだ!
選択したのは国家を駄目にする選択肢だった

自から自国を自由に外界へ出られない国にする選択した

信号機もつき

   

ロシアに70余年支配され植民地化された為、教育・経済も最低国家並み
地下資源はソビエト連邦に吸い尽くされ

40年前に自由主義国家になったが経済も思うように発展しない

また、以前の自然立地条件が近代世界においては経済発展の足枷になってしまった
橋一つ真面に作れない教育しかなくインフラという事さえ権力者たちは考えられない

日本国が経済援助ODAで作った太陽の橋も焼け石に水!

橋の傍は以前、通行に不自由な辺鄙な空き地だらけの使い物にならない土地だった
そこへ近代高架橋が出来空き地に集合住宅地が林立した

集合住宅には大まかに10万人から20万人の家族が移り住んで来る
彼ら大人は車を所有する事だろう

働き先は首都を東西に走る線路の反対側である
この新たな20万人の車をどのように南側から線路を渡り北側の職場まで
朝夕の通勤時間帯に処理するかが大きな問題になって来る

線路南側に新しい橋が出来たが

東西を走る鉄道を越える橋は三つしかない

首都東西に走る鉄道に踏切は三つ
線路下の地下通路は二つ

首都百万の都市には少なすぎる交通網である

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