なつの天然生活

うつ病の寛解を目指す なつの暮らし。日々の喜びと悲しみ、美味しいお店、パンやお菓子、小さな庭のこと。

木綿の反物を地のしする。…が!

2006-10-02 | 和裁

まったりした雨の月曜日の朝、「今日こそ、やらねばならぬ…」と、木綿の反物の「地のし」をしました。
土曜日の夜、何も考えずに、お風呂の浴槽の中につけてしまい、一晩。
日曜日には当然のごとく作業ができず、ブリキの洗濯桶に移して、更に一晩。
「もういい加減に、水から引き上げないと…」と、今日、重い腰を上げた次第です。
いつもは、陽の当たらない時間を選んでベランダで陰干しなのですが、今日は雨なので、お風呂場で干すことに。
軽く脱水を掛けた反物を2本の棒にかけて、浴室乾燥機のスイッチをonします。

しばらくして、程よい生乾き状態になってきたら、「地のし」スタート。

この反物は、この間、着物の神様が風呂敷包みとなってやってきた時に頂いたもので、濃紺に黄色い縞柄、普段着着物によさそうな感じで、今、縫っているサマーウールの次に縫おうと一目見た瞬間に決めたお気に入りです。夏に買った無印良品のスチームアイロンも使い勝手がよく、縦に~横に~と気分よくアイロン掛けしている途中… 頭の中に、ある疑問が! 
そして、それは確信へ…。

「狭い! そして、たぶん、短い…」 

途中で中断するわけに行かないので、最後まで地のしをして、反物を測ったら、
なんと、長さ10m20cm! 幅35cm 

水につける前、38cmはあった幅が、2cmも縮んでました。
幅があったので、「長さは大丈夫だろう」と油断していたけど、もともと長さ11メートル位の反物で、80cm位縮んだのかも…。
ありゃりゃ、予想外の展開。というか、一枚目の浴衣を縫う前に、ガーン!となった展開を再度やらかすとは…。

68cm袖幅92分の私。やっぱり35cm幅では無理だろうなぁ。
あ、その前に長さが全く足らないのでありました^^;

あぁ~、
この反物にどんな運命を与えればいいのやら…。
大きな宿題を背負った気分です。




最新の画像もっと見る

15 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あらら。。。 (小鉄)
2006-10-02 23:01:37
こんばんは、生地が縮んじゃったのはショックですねー。



本当に地味だけど、普段着にはいい柄じゃないですか~。

ぜひ、新しい命を吹き込んでくださいませ。
んんん (犬子)
2006-10-03 00:43:30
縮んでしまったのですね~

これは小さい人にとかは無理なのですか?

例えば和裁教室のどなたかに。。。

知り合いのどなたかに。。。



他にも何か良い方法があるかも、ということで

和裁教室の先生にご相談されてみてはいかがですか?

きっと何か息を吹き込む方法があると思います
Unknown (名無しの着物ファン)
2006-10-03 07:02:36
ひっそりとお美しいお着物姿を楽しませていただいている者です。和裁についての知識が全然ないのでとんちんかんだったらごめんなさい。短い反物は羽織とかコートには流用できないのかしらと思いました。
あら~・・・ (ひつじ)
2006-10-03 12:02:02
ものすごく縮むんですね~

せっかく地のしされたのに~

良い活用法が見つかること、祈ってます!
縮むんですね~ (たかねえ)
2006-10-03 14:01:32
地のしって、こんなふうにするんですね。勉強になりました。でもこんなに縮んだら大変ですね;

私も頂いた反物のなかに、幅も長さも足りないものがありました。縮んだのかもしれませんね。

でもこの反物、とっても素敵ですね。和裁教室の先生が、良い知恵を授けてくださいますように…
木綿って… (なつ)
2006-10-03 15:24:26
小鉄さん

木綿って、すごく縮むのですよ~^^;

おばあちゃんになっても着られそうと意気込んでいたのですが…

どうするか、悩み中です



犬子さん

たぶん背が小さい人だと大丈夫だと思うのです。

私は背と裄が長い(手が長い)ので、反物の幅と長さが制約されてるのです。

教室の先生の知恵を頼りたいと思ってます



名無しの着物ファンさん、ようこそ~

そうですね、長さは、羽織、コートなら大丈夫かと思います。

あと、ホームコートというか「うわっぱり」にする手もあるのですが…

それをしてしまうと、いかにも「おばあちゃん」的になってしまう柄なので…悩みます(笑)



ひつじさん

そうなのです、木綿は、必ず縮むので、先に水につけてしっかり縮ませてから縫うのです。

が、私の想像を超えた縮みぶりでして…何とか「物」に出来るように頑張ります~



たかねえさん

そうなんです、縮むのはわかっていたのですが、油断してました(笑)

普段着にするつもりなので、なんとか着物にならないかと今計算してるのですが…

先生の知恵にすがろうと思ってます
お疲れ様です (咲楽)
2006-10-03 15:39:48
地のし(水通し・地直し)は労力要りますから、ほんとうに「やらねばならぬ・・・」という感じですよね。

和裁の先生には少々邪道ととられるかもしれませんが、同じような厚さの木綿地(洋服用でも反物でも)で取り合わせのいい無地とで片身替わりに仕立てられるのも一案かと。

そうすれば裄もとれるし、なつさんならお洒落に着られそうな気がします。

うろ覚えなのですが (つきのわ)
2006-10-03 16:44:20
初めまして。

いつも楽しくROMさせて頂いてます。



確か七緒か何かの木綿特集で、木綿を取り扱っている業者さんの話で、地のしをすると木綿は縮むけれど、何度も繰り返すと一度縮んだ木綿がまた戻るそうで、戻るまで何度も繰り返しては採寸して、戻ってから仕立てをするとあったように思います。

今手元に本もなく、全ての反物に当てはまる話かは判りませんが、もしもこの話がお役に立てば・・・と思い、書き込みさせて頂きました。



アドバイスありがとうございます。 (なつ)
2006-10-03 18:05:41
咲楽さん、こんにちは。

あ、地のしって、水通し+地直しでしたね、失礼しました^^

片身替わりにしたてるの、いい案ですね~。

教室で、同じように長さが足らない木綿の反物をパッチワーク風の着物に仕立てた方がおられまして、とても素敵でした。

先生に相談しながら、道を探りたいと思います



つきのわさん、ようこそ~

アドバイスありがとうございます。

その七緒、私も持ってまして…改めて読み直してみました。

確かに、確かに、「3-5回水通しすると、最後に少し伸びる瞬間がある」と…! 光が見えたような気がしたのですが…

実は…今回の水通し、入念には入念を重ねて、押し押しし、途中では、洗濯機でドライ洗いまでしていたのでありました。

よって、縮むところ最大限まで縮んだ成果かと…
Unknown (M)
2006-10-03 19:10:29
最後の手で別布を足して仕立てる手もありますよ。イメージとしてはバイアスで縫い代を作るような感じ。毛抜き合せです。(うちのブログに書き込んでくださった方がいました)

丈はつい丈でもなつさんならかっこよく着れそうだし。袖丈短めでもおうち着物ならいいかも。

わたしも 今縫ってる浴衣の反物が足りなくて 揚げなし、身丈短め 袖短めで縫ってます。



でも 木綿ってちぢみ代3分しか加えないのに これじゃ全然ダメですねえ。幅も縮むのですかぁぁぁ。