なつの天然生活

うつ病の寛解を目指す なつの暮らし。日々の喜びと悲しみ、美味しいお店、パンやお菓子、小さな庭のこと。

教会にて…私の着物姿って、地味?

2007-02-26 | お出掛け

日曜日はこんな着物姿で教会へ行きました。
実は、先々週、御年配の信者さんに、「本当に、地味な着物ばっかり着てるわねぇ~。」と言われたのですよ。
なつ 「そ、そうですかぁ~? (そういえば、そうかも…。)」 
まあ、教会へは、出来るだけ目立たない格好で行ってるんだけど、ちょっとショック…。
まあ、年配の方ほど、着物の「色」に対する固定観念があるような気がするのですが…。

そんな訳で、今回は、ちょっと可愛い系。
赤系の色が色々入った紬に、赤紫の羽織です。

でも、思うに、もしかしたら、この同系色コーディネートが地味と思われる原因かもしれないなと思ったりもして。
こんど、探りを入れてみよう。。


寒いので、葡萄色の別珍足袋を履いています。あ、これも地味なのかも…。


染み抜きに出した着物、無事、帰宅。

2007-02-25 | 着物あれこれ

数日前のことになりますが、先月、染み付きに出した「付け下げ」を取りに、自由が丘近くの呉服屋さんに行ってきました。
新しいたとう紙に包まれた我が着物、お店の奥から、静々と登場です。
出来上がりは如何に?

お願いしたのは「たもと、裾、前身頃などに、こちょこちょとあった小さな染み」、「汚れがあった衿」。
両方ともきちんと落ちて、とても綺麗になっていました。よかったです。
気になるお値段は、染み抜きが5600円、衿洗い(先払い)2100円で合計7700円。
ぶっ飛ぶようなお値段じゃなくて、こちらも、よかった~!
やっぱり、着物が綺麗になると、本当に嬉しいです。これからも、大切に着ようと思います。

それにしても、やっぱり「呉服屋さん」に入るのは、私のような着物初心者にとっては、ドキドキものでした。
このお店には、お直しとかの対応をしてくださった洋服姿の店員さん(?)とは別に、着物姿の「先生」と呼ばれる方がおられて、何気に帯とかをお奨めされるのですよ。いくらセール期間中だからといって、お高い帯を即断即決で買う勇気は、私にはありませんって…^^; 一対一で断るって、結構難しいし、ちょっと困りました。
そうそう、今回、着物を受け取りに行った時には、お得意さんらしき着物姿のお客さんがお店に寄って、「先生、この間の羽織よ~」と着物姿をお披露目(?)に立ち寄って行かるのに遭遇しました。うーん、こういう呉服屋さんとの付き合いかたもあるんですよね。
…が、そんなのは、着物を着始めて2年ちょっとの初心者には、まだまだ早い!(←戒め)
私のテーマは、
あるものを活かして、大切に着る」なのでありますから…。
洗い張りに出したいものや、お直ししたいものが、まだ、沢山あるのですよ~^^;


裄直しをしたウール着物着て、庭仕事なぞ。

2007-02-24 | 着物あれこれ

昨日、自分で裄直しをしたウールの着物を着てみました。
注:写真は踊っているのではありませぬ。裄を確認してたら、こんなポーズになってました。
思いっきり普段使いの半幅帯でカルタ結び。帯板なしのゆるゆる帯結びです。

寒かったので、足元は、巣鴨商店街で買った別珍足袋です。

いい天気だったので、洗濯物を盛大に干して、その勢いで、庭(ベランダ)で育てているプランターの植え替え作業なぞ。
こんな上っ張りスタイルで作業しようとしたら、夫が「それは、止めたら~?」と…。


「だ、だめ~?」 

夫 「松たか子

昨日テレビで見た映画 「隠し剣 鬼の爪」の最後の方に出てきた‘野良仕事スタイル’と言いたかったよう。
「ガーデニング=昔の野良仕事やんか」と思ったけど、
強固な反対に会い、割烹着に変更なり^^; 

変?


着物の裄直し、2枚目挑戦。

2007-02-23 | 着物あれこれ

昨日、大学病院へ健康診断の結果を聞きに行って、「ちょっと疲れたかも…」と思っていたら、案の定、今日は不調日でした。
寝不足だわ、月に一度のお客さんは来るわ、天気は雨だし~^^; 
家の中でも、身体が重くて、動きが鈍い、鈍い。そんな訳で、もうリビングの真ん中にどっかりと座り、針仕事をすることに決定。
らくさんに教えて頂いた、着物の裄出しで、肩幅を出す方法を、ウールの着物でやってみました。
選んだのは、失敗しても後悔しない、普段着用の着物です。

袖を外して、縫い代の線を消し、肩山を2cm(5分)出しました。

2cm出した)肩山から身八口までは、斜めにチャコペンシルで線を引けばいいかなぁ~と思っていたのですが、「かけはり」に挿んで、爪でびーっと印付け(爪アイロン)するだけで、斜めに印がつきました。思ったより簡単!
この着物はウールなのに、浴衣仕立て。なので、袖を付ける前に、身頃を三つ折ぐけです。

そして、出来上がり!

緑色の待ち針のところが、もとの仕上がり線。
肩幅で2㎝(5分)、袖幅で7分ぐらい出たかな。
この着物は、母が10代の頃から着ていた着物で、もう糸も弱って、あちこちがほつれて来ています。
なので、「着倒したら、お終いにしよう。」と思っていたのですが、自分で裄のお直しをしたら、何となく大切にしようかなという気分になってきました。ホツレていた裾とかも、ついでに、繕ったりして…。こうやって、自分で手を掛けると、愛着が湧いてくるものですね。


お直ししたウール着物を着てみました。

2007-02-22 | 着物あれこれ

先日、オフ会からお持ち帰りし、自分で裄を出した、ウールの着物を着てみました。
合わせたのは、白地の紬帯、御召御納戸色(日本の伝統名サイトよりお勉強)の帯揚げ、白い帯締め。
3cm
程袖幅を広げたので、腕にょっきりも解消。これなら、春先のお出掛けにきていけそうです。嬉しいな。
さすがに、持っている長襦袢では寸法が合わないので、うそつき袖を作ろうと計画中です。


今日から四旬節、灰の水曜日のミサへ着物で。

2007-02-21 | 信仰 キリスト教

今日から「四旬節」です。四旬節というのは、復活の主日(復活祭)前の約40日間のこと。復活の主日に、洗礼を受ける洗礼志願者にとっては、最後の準備期間ですし、私のような、受洗したキリスト者にとっては、自分が洗礼を受けた恵みを思い起こして、回心と節制につとめ、自分の生活を振り返る、とても大切な期間。
このような「四旬節」の一番初めの日が、今日で、「灰の水曜日
私も自分の教会のミサに出てきました。
平日の午前中ということもあって、ミサに授かっている人は主日よりは少ないですが、御堂の中は、厳粛な空気です。
今日から、神父様の式服も「紫」に。これも、回心、償い、節制のシンボルだそう。他に、普段のミサと違うことは、栄光の賛歌、アレルヤ唱が歌われないことかな。あ、決定的に違うことがあります。それは、「灰の式」があること。
去年の「枝の主日」で使った棕櫚(シュロ)の枝を燃やして祝別した灰を、神父様の手で頭に振りかけて貰うのです。
灰を受けることは「回心」のしるし。主の前にへりくだり、自分を振り返り、復活の主日で晴れやかに、主イエス・キリストの御復活をお祝いできるよう、充実した四旬節を過ごせればと思います。

*写真は、カトリック聖歌集の「もろびとこぞりて」のページ。今日の「派遣」の歌でした。
歌いながら、何故か詞が染みて、染みて、涙がポロリ~。
「み恵みあふるる 神のみこころよ 永遠に尽きぬ なぐさめを賜う 
 うららかな朝(あした) わびしき夕べに 偲びまつる君 イエズスのみ心 
 とうときわが友 救いのみこころ いまわの時にも主よ守りたまえ」

思いっきり、旧かな遣いです。この黒くて小さいが置いてある教会も稀なような気がしますが…^^;

今日の着物です。

灰を‘かぶる’という頭があったので、普段着の銘仙。
急いで、こないだネットショップで買った塵除け着たら、全然合ってないです^^;

急いで、教会まで自転車飛ばしてます!


訪問着に関する発見。

2007-02-20 | 着物あれこれ

何となく、おこもり気分の日が続いています。お天気が雨のせいもあるのかな。そんな訳で、今日も一日お家生活。
昨日、ウール着物の裄を直したので、妙に「裄」が気になり、持っている着物の裄を何枚か測ってみました。
そのうち、押入れの枕棚に置いてある「桐の衣装箱」も手を伸ばすことになり、「訪問着」を久しぶりに出してみました。

これは、私が結婚するとき、母が誂えてくれたうちの一枚。「母、頑張りました!」の一張羅です。
これは、普通、ジャストサイズでしょう~^^


しかし、裄 1尺7寸…!!! 
「全然、足らんやんかぁ~!」
注:私の寸法は182分、なので、5cmほど短いです。
5cmって、結構な長さよ、お母ちゃん…。
これでは、誂えの意味が無いような気がするのは、私だけ?

そして、それ以上に、目を引いた部分。
それは、袖丈。
妙に、長いのです。
測ってみると、15寸! 
(注:普通、袖丈は1尺3寸、49cm)

訪問着なら、この袖丈は普通なのでしょうかぁ~?
それとも、我が母は、永遠に、娘が20代と思いこんでいたのでしょうかぁ~?

今までに着たのは、友達の結婚式ぐらいだから、「晴れ着物」として、これからガンガン活用したい一枚なのに…。
また、お直しせねばならぬものを発見して、どっちゃりと気が重し。
これは、自分ではどうにもならんしなぁ^^;


着物の裄直しに挑戦。

2007-02-19 | 着物あれこれ

先日のオフ会では、ウール着物をお持ち帰りしました。
グレー、水色、青、桃色などの細かい柄、薄手で、春先に良さそうな着物です。
思ったのは、家の中で着るだけなら、裄(ゆき)が短くてもいいけど、外出する時にも着たい…ということ。

「単衣なら、自分で裄直しが出来るかもしれない…。」
和裁をオサボして、はや数ヵ月。
浴衣とウール着物を縫ったことはあるけど、完成品を解いて、縫い直すのは初めてです。独力で何とかなるか…!?

えいやぁ~!で、袖を外してみました。
 もう、後戻りは出来ませぬ…。

袖丈も短かったので、少し出して、今の基本寸法、1尺3寸(49cm)にしました。 ここまでは、順調~!

ここからが、ちと苦労。
アイロンで、スジを消し、縫う線を決め、袖と身頃を中表に合わせて、縫います、縫います。
肩のキセをかける方向が解からず、和裁ノートを引っ張り出し、研究 → 解明。
身頃の縫い代は、元通りに三つ折ぐけ。
袖の縫い代は、ぎりぎりまで出したので、(本当は違うけど)耳ぐけ。
外見からは、判らない、判らない~^^ (たぶん…)

そんなこんなで、お直し、完了!

やみくも着物ライフ」のなごみ師匠が、「肩幅をいじるとひどいめにあう」と書いておられたので、初心者なつも触ったのは、肩幅だけ。
それでも、約3cmほど幅を出せ、裄 1尺7寸7分(約67cm)になりました。
これなら、裄1尺8寸2分(69cm弱)の腕長族なつにも許容範囲。
(*元の位置は、緑の待ち針がとめてあるところ。)

半日、頑張った甲斐がありで、バンザイ!


もっと着物遊び「手芸オフ」に行ってきました。

2007-02-17 | お出掛け

昨日の金曜日は、「もっと!着物遊び」のeribowさん主催の手芸オフ会に行ってきました。
午前中に、しかも、着物を着て、会場であるeribowさんちに辿り着けるかどうか、ちょっと不安だったのですが、携帯のアラームをセットして、見事に7時起床! 無事、10時半頃にeribowさんちに到着。私的には、もう‘快挙’。記念日的な一日になりました。
で、オフ会の今日の手間は 「手芸」
手作り好きなれど、刺繍もパッチワークもお休み中の私。取り敢えず、裁縫箱、かぎ針編みの編み針、何に使おうか悩み中の布を持って行くことに…(ちょっと不安)。しかし、そんな不安は、皆さんにお会いすると吹っ飛びました。
とにかく、手に技を持つ着物好きさんが多い! 「とっても、教わることが多い!」 

つむパン先生に、鉤針編みで毛糸のモチーフの作り方を習ってます。
 ひさしぶりに毛糸を持ち、あたふた~。

カッコいい‘たすきがけ’の仕方を習ってます。

他にも、「嘘つき袖」「なでしこショール」の作り方、和裁教室の情報交換、夜会巻き講習(←髪をカットしたのをちょっと後悔…)など。皆さんそれぞれいろんな‘技’や‘情報’をお持ちで、実際にお会いすると、本当に教えて頂くことが多いです。もちろん、おしゃべりあり、プチフリマでのお買い物あり、おしゃべりあり、笑いあり!

美味しい手作りサンドイッチのランチ。

eribowさんお奨めコンビーフを使ったサンドイッチは、とても美味。みんなの手が一斉に伸びてます!
ここでは、食べ過ぎても苦しくない帯の巻き方、生活クラブの情報交換♪

ひつじ絵日記」のひつじさんにも初めてお会い出来ました。
可愛いお着物&手作りの反幅帯姿で、手作りのがま口バッグをもって登場のひつじさん。
とても可愛い方でした^^


左から、eribowさん、ひつじさん、つむパンさん、百合さん。

和室では、お決まりの「コーディネート合戦」と「おススメ合戦」。ひつじさんに「似合う~!」の一斉コール。

eribowさん、つむパンさんkemiさん、百合さん、あおいさん、ちびびさん(天使カレンダーありがとうございました!)、ひつじさん、hanaemibibiさん、それからeribowさんのママ友のお二人、ありがとうございました。今回も本当に楽しかったです。
特に、私の「決まらない着物選び」にお付き合い頂いた、つむパンさん、感謝です~^^;
あ、なつは、今回、妙にテンション高めで飛ばしすぎたかもしれませぬ。どうぞ、お許しを~。


友達のお母様に頂いた着物を着ました。

2007-02-14 | 着物あれこれ


今日は、先日、お友達こがもさんのお母様から頂いた着物を着ました。黒地に、エンジ色とレンガ色の柄が入った、シックな単衣の着物です。
大きめ見幅も、着てしまえば大丈夫。‘おはしょり’も、ちゃんととれて動きやすいです。
短めの裄も、お家着物ならば、そのほうが家事もしやすく、楽というもの。素材はポリエステルかな。
気軽に着れて、家で洗濯が出来る 普段着の着物が増えて、とても嬉しいです。

この着物に合うシックな普段用の帯がなくて、結局、こんな明るい色の帯を持ってきました。その勢いで、帯締めもレモン色…。
あ~、帯、欲しいなぁ…。

今日は、バレンタインデー。この上に割烹着を着て、チョコレートケーキ作りなぞ。


健康診断、子宮がん検診を受ける。

2007-02-13 | 日々徒然

今日は、ずっと「行かねば!」と思っていた、健康診断に行ってきました。前回行ったのが、京都に引っ越しする前、一昨年の5月頃だから、約2年ぶり。「1年に1度は受けないと。」とは思っているのですが、なかなか腰が重いです。
大学病院についたのが10時半の数分過ぎ。受付時間が思ったより早く10時半までだったのですが、‘温情’で滑り込みセーフです。
「健康管理科」で診察申し込みをして、身長、体重、体脂肪、血圧測定。きっと、2年間で体重も、体脂肪も増えてるだろうな。この後は、別室に移って、採血、検尿、心電図、胸のレントゲンとどんどん進み、基本検診は終了~とここまでは順調だったのですが、一緒に受けておこうと思って申し込んだ「子宮がん検診」の待ち時間が半端じゃなかった…。
受診する「女性診療科・産科」がめちゃ混み状態で、待ちます、待ちます、待ちます…。やっと、子宮がん検診が終わったのは2時頃。ふぅ~、しんど。そして、結果はというと、基本健康診断が来週の木曜日、子宮がん検診が、38日。
ほぼ、1が月後じゃないか…!異常があった時、それがわかるのが1ヶ月先で大丈夫なのかしらん? 
そして、受けたかった「乳がん検診」は、看護士さん曰く
今、マンモグラフィーが壊れてるので、乳がん検診、受けられないんです。」とのこと。
おーい、大丈夫か、日○医科大学 武○小○病院!


手作りビール試飲&海の幸バーベキュー宴会

2007-02-12 | 美味しいもの大好き

お友達こがもさんご夫婦の「手作りビール試飲宴会」呼んで頂き、お宅に伺ってきました。
教会のミサに出た後、旦那さんと一緒に、自転車でお宅に伺ったら、すでに、お庭から漂う いい香りが~!
北海道の恵み‘とてつもなく美味しい海の幸’のバーベキューが始まっているではありませんか。

すごい大きさのホタテ!コリコリつぶ貝!そして、甘みたっぷりのタラバガニ!
このタラバちゃんは、浜ゆでされず、生のまま冷凍されて、市場から宅急便でやってきたそう。

本日の‘かまど番’北海道出身のぶーたんさん、デジタル一眼レフでブツ撮りに励むこがもさんの旦那さま、
そして、焼きあがりをひたすら待つ 私 なつ。

 今日の着物で初体験は、生牡蠣の「殻開け作業」です。
うかつにも、割烹着を忘れたけど、ウールなので楽勝!

達成感の笑顔!

遅ればせながら、こちらが、「手作りビール」

キリン横浜ビアビレッジ「ビール作り体験教室」における、我夫婦二人以外の労働の賜物です。
(私の体調不良により不参加だったのですが、しっかりお相伴に与かりました。)
市販の黒ビールより、コクと甘みがあって、とても美味しゅうございました。

バーベキューのあとは、wii大会?
 着物でボクシングに興じる人。真剣なり。

そして、最後の締めは、「アンコウ鍋」 

お腹は一杯、美味しさで大満足、あまり頭が動かず、文章が浮かびませぬ…。

こがもさん、旦那さんのらふぽさん、ぶーたんさん、苺先生、ご馳走様でござりました!


国立新美術館 「異邦人たちのパリ1900-2005」

2007-02-10 | お出掛け

1週間ほど、おこもり生活をしたのがよかったのか、今日は久しぶりにお出掛け気分です。
疲れない程度に、絵を見に行こうということになり、オープンしたての国立新美術館を再訪しました。
本当は、上野の東京都美術館で開催中の「オルセー美術館展」も考えたのですが、
こちらは土日などとんでもないぐらい混んでいるだろうということで断念なりです。

今回の目的は、開館記念展の一つ、ポンピドー・センター所蔵作品展「異邦人たちのパリ1900-2005 
20世紀初頭から現在まで、パリに集い、パリで創作した‘外国人芸術家たち’の作品、約200点が紹介される展覧会で、
パリが産んだ世界中の芸術家の作品が終結したような感があり、とても見ごたえがありました。
作品が200点ぐらいで、会場が先週行った「20世紀美術探検 アーティストたちの三つの冒険物語」(開催中)より、
作品数が半分以下だったのも、私にはちょうどよかったかな。

惹かれた作品はいろいろあったけど、今回の一番は、レオナール・フジタ(藤田嗣治) 「私のパリの部屋」

飾り棚に敷かれたファブリック、飾られた、目覚まし時計、ワイングラス、ランプ、人形、彼の眼鏡や靴、
それから、壁に掛けられた3枚の絵皿… パリの自室のたぶん愛着があるだろうコーナーが
彼独特の陶器を思わせる‘白’をベースに描かれていて、とても美しく素敵でした。

他に惹かれた作品 
*マルク・シャガール 「墓地の門」 

印象的な門から広がる墓地の空間、グリーンの道、豊かな緑の木々、いろいろな青で描かれる夜の空、
門の中には、小さな墓が並び、そのいくつかには、ユダヤ人を示すマークが入っている。
日常の世界とは異なって、この門から広がる静かな墓地が、平和で穏やかな空間に思え、
祈りにも似た安らかな気持ちが満ちてくるような作品でした。

それ以外では、写真(フォト)作品がよかった。
ウィリー・マイワルドのモード写真。
これはディオール。
1900年代前中期のパリのしゃれた雰囲気がよく出ていて、とても素敵。
雰囲気とてもよくて、フォトフレームに入れて、家に飾りたい感じ。
この写真家の作品は、まとめてもっと見たいな。

*トーレ・ヨーンソン 
潤んだ光、シルエットがとても素敵。

他にも、パブロ・ピカソ、モディリアーニ、カンデンスキーの著名な作品も見ることが出来るし、パリで才能を磨いた日本人画家、現在も制作活動を続ける中国、南米、アフリカ出身の現代芸術家の作品にも出会え、なかなか密度の濃い時間を過ごしてきました。

会場を出た後、折角だから、ここで昼御飯を食べようということになり、3階の「ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ」に。
なんと1時間半待ち!この混み具合は異常だ…!
しかたなく、B1の「カフェテリア カレ」で簡単にランチなぞ。


今日の着物は、小紋です。

教会の新年会でも着たこの着物を雰囲気を変えて着たくて、この帯を選びました。
微妙なところで、めでたく違和感なく合って安堵です。
半襟は薄いクリーム色のちりめん。
帯締めで全体のバランスをとったつもりなのだけれど…別の色でもよかったかも。

それにしても、この着物、もっと違う帯があれば…と着るたびに思います。
例えば、薄紫、浅黄色など淡い色の塩瀬帯とか。
久しぶりに、物欲が掻き立てられたので、かなり復活して来たのかも。

国立新美術館 http://www.nact.jp/index.html
開館記念 ポンピドー・センター所蔵作品展「異邦人たちのパリ1900-2005
公式ホームページ
http://www.asahi.com/pompidou/index.html


春らしく、さっぱりした気分になりたかったので…

2007-02-10 | 日々徒然

気分をさっぱりさせたい気持ちがつのり、背中の真ん中ぐらいまであった髪の毛を、ばっさりと短く切りました。
あごよりも短いボブスタイルで、首すじは襟足ぎりぎりの短さ。
20cm以上は切ったかな。
お陰で気分はさっぱり。

ここ数年、アップスタイルに出来るよう髪の毛を伸ばしていたのですが、
着物の時も洋服の時も、ちょっとねんまり気分だったので、思い切って ばっさり切ることに。
気分一新で、おしゃれを楽しめそうな予感。

首すじに通る風が心地いいです。

 


白黒格子柄 銘仙着物が裂けた! ので…。

2007-02-08 | 着物あれこれ

「着倒し着物」として家で着ている、白黒格子柄銘仙を着て、ふと腰をかがめた瞬間のこと。
我がお尻のあたりで、「ビリッ!」という激しい音が…。
手を後ろにまわすと、思いっきり、着物の背縫いが裂けてます!

改めて着物のあちこちを触ると、前身頃と衽(おくみ)の縫い目も、ほつれそう。
傷口に出来た‘かさぶた’を思わず触りたくなるような感じで、糸を引っ張ってみると、プチプチプチ…。 
義母から貰った着物で、夫の祖母が縫ったという古い着物なので、縫い糸が弱って、寿命のような感じです。

そんな時、私の心に芽生えた願望。
それは、
「解いてみたい…。」
そのまま、座り込んで、黙々と作業すること1時間ほど。
そして、完成した(?)、パーツが上の写真であります。

うーむ、解いてはみたものの、所々に黄ばんだ染みや弱っている部分がある、この生地たち。
さて、この後、どうしようかなぁ…。