(2011.9.24 『道の駅東山道伊王野』)
9月24日午前3時30分、『道の駅東山道伊王野』へ向かう準備をしています。午前4時30分に出発しようと思っているのです。頂き物のまんじゅうでも一個ほおばって行こうかなとガサゴソしていると・・・
「お父さん、ごはんがあるんだよ」と娘。
「お味噌汁飲む?」と“ワイフ君”。
しかしながら、遊びに出かけるわたしのために、午前3時半からサポートしてくれる家族・・・といえば聞こえはいいのですが、何のことはない家族全員で夜更かししていたというに他なりません。結局、午前4時前に食事を終え、朝風呂で体を清めてから身支度して、午前4時半に出発しました。
夜明けがずいぶん遅くなりましたね。それに随分気温も低いです。出がけに見た我が家の玄関温度計は11~12℃といったところでした。
午前4時50分、日和田町にさしかかったところで東の空が明るくなり始めました。じつは今日もみちのく自転車道経由で行こうと思い堤防道路へ出たのですが、先日の台風による豪雨で、郡山市など阿武隈川沿いに浸水被害があったのを思いだし、急遽県道二本松~須賀川線(355号線)へ進路変更をしたのです。
午前5時2分、日和田町を抜けたところ。いよいよ朝日が顔を出しそうな気配です。高架橋のシルエットが何ともいい感じなので思わず自転車を止めてパチリ。
郡山市街地ちょい手前の富久山町。すれ違うのは新聞配達しているバイクだけでしたが、だんだん車が行き交うようになってきました。
郡山駅前までやってきました。自転車で駅前を走り抜けるのは初めてのことです。
こんな早朝の郡山市街地の写真を、あちこち移動しながら好き勝手に撮れるのも自転車ならではです。
午前5時33分、歩いている人がいない郡山市駅前の写真・・・なんて言いながら、少し道草が過ぎたので再び走り始めます。
いよいよ朝日が街に降り注ぎ始めました。
東部幹線道路を小原田から安積町日出山へさしかかると道路の両側には浸水被害に遭われた家々や会社から出されたゴミが積まれていました。永盛小学校の手前からみちのく自転車道へ出ました。みちのく自転車道もところどころでこんな状況でした。
午前6時30分、須賀川にさしかかりました。
スギナについた水滴が朝日を受けて輝いていました。
江持橋から上流のみちのく自転車道は通行止めでしたので、江持橋を渡り浜尾遊水地を抜けて行くことにしました。光る川面と宇津峰山のシルエットが綺麗でした。
午前7時47分、中島村の“童里夢(ドリーム)公園”に到着しました。
午前8時56分、白河関の森公園に到着。ここで小休止をしました。
白河の関から県境に向かう道ばたではツリフネソウが咲いていました。
午前9時14分、県境を越え道は伊王野までの長い下りに入ります。
ここは蓑沢、ヒガンバナの群生地。きょうの目的はヒガンバナの開花状況を確認するためだったのです。ですが、ごらんのようにまだまだのようです。満開の時は向こうの土手が赤く染まるんです。
それでも所々に咲き出したものもあって、
カメラマンの方々は黙々とファインダーを覘いておられました。そう、見頃になるまではあと一週間はゆうにかかるような気がしました。
伊王野の街を抜けて道の駅を目指します。右側の青いテントは“夢まんじゅう どりまん”でお馴染みの「和洋菓子おおつか」です。(動画あり)
伊王野の街を抜けて"道の駅"へ
午前10時5分、『道の駅東山道伊王野』に到着。名物の蕎麦屋さんは開店が11時ですから伊王野ギョーザでエネルギーを補給して、そばソフトクリームでさっぱりとしました。
このときふと想い出したのは、依前にヒガンバナツアーでリカンベントの“masaさん”とご一緒したとき、“masaさん”が27号線を行くと「おもしろいものがあるよ」と言ったような気がするのです。そこで、伊王野から大田原市に向かって27号線を走っていくと『××ガミ ヤマザクラ →』という看板がヤブに埋もれるようにあったのです。
ひょっとしたらこれかしら?と思いながら三叉路にさしかかると、“磯上”という案内板がありました。『磯上の山桜』に間違いないと思い案内板の示す方へと走り出しました。
一本道をどんどん奥へ奥へと走っていくのですが、一向に『磯上の山桜』の次の案内板が出てこないのです。
何度かもうここで引き返そうと思いながら、とうとう一番ドン詰まりまで来たときにそれはありました。
素晴らしく立派な山桜です。
なるほど、この根っこを見てください。太いロープを何本も合わせてよじったようになっています。これは凄い!4月の開花時期にぜひ見てみたいものです。
帰り道、途中から那須連山がよく見えました。
午前11時44分、国道294号線を白河市に向かっています。道の両側にしだれ柳が見えてくれば、ここは芦野宿です。柳はこの地の“遊行柳(ゆぎょうやなぎ)”にちなんだものかも知れません。
寄居というところの公民館で小休止しようと自転車を止めると、大きな凧を手にしている方を見かけました。
「唐人凧ですか?」と訪ねると
「いえ、だるまです」
なるほどダルマでした。みんなご自分で制作されるそうで、絵ももちろんご自分で描かれるそうです。凧には驚くほど多くの糸が取り付けられているのです。聞けば糸の微調整をしながら最後のテストをしようといういうところのようでした。これは神奈川県秦野市の伝統凧なんだそうで、このかたは“オオヤ”さんとおっしゃる凧揚げの名人さんでした。
名人の凧は無風状態のなかで、見事に空高く舞い上がったのでした。(動画あり)
明日はいわき市四倉で『第16回いわき凧揚げ大会』が催されるので、それに参加されるのだとおっしゃっていました。秋田県男鹿半島の寒風山で凧揚げしたお話しなどを聞きながら楽しい時間を頂戴しました。車には『日本の凧の会』というシールが貼られていました。
午後2時39分、矢吹町の3.7キロの直線道路をを走っています。ここはどうしたことか、帰りはいつも向かい風なんです。
帰りもまたみちのく自転車道を走りました。郡山市街地に入ると阿武隈川の両岸にはゴミを全身に絡ませて傾いた大きな柳が延々と続いています。そして左側の住宅街、浸水被害に遭われた家々では家族総出で後片付けをされていました。
だんだん陽は傾いて、安達太良山もシルエットになってきました。
新幹線の高架橋に夕陽のスポットライトがあたるころ、我が家もだいぶ近くなってきました。
増水した阿武隈川の橋を渡って・・・
茜の雲の田んぼ道を通って・・・我が家はもうすぐそこなんです。
蓑沢の彼岸花の開花状況を見るために走った本日の走行距離192.95 走行時間9:16 平均速度20.7 最高速度49.2
またまたたくさんの写真ありがとうございます。
白いアンカー格好いいですね。
私もようやく体調が良くなり、24日は久し振りのロングライド敢行しました。
宇都宮茨城ブルベ、埼玉茨城ブルベをミックスしました。ビーフライン入口から本当のビーフラインです。
夕暮れとなったのでkojiさんのリクエストの道祖神は諦めました。ナイトランになりましたが笠間経由で自宅に無事戻りました。
彼岸花の真っ赤な花もきれいですね。
こちらでも咲いています。
25日はMTBで峠を少し、絶景の写真が撮れました。
15年前のMTB(ミヤタ)で日本製で貴重ですが大切に乗っています。
半月板が何とかなったらオイラも行きたいです,伊王野。
それにしても192kmですか。今のオイラにゃ夢の夢です。
リハビリしなくちゃ!
“masamicchiさん”はきょうも走られたんですね。MTBはまた違った走りが楽しめたこととおもいます。それはとてもわたしには真似のできないところです。凄いです。
伊王野は車で行っても楽しめます。道の駅の水車館のお蕎麦はおいしいし、伊王野は11月2~3日がお祭りなんです。このお祭りがまたじつにいいのです。
“ケンヂさん”おっしゃるように無理はいけませんから、今はじっとガマンのときですね。お大事になさってください。
実は白河や栃木方面のロングには行ったことがありません。
ブルベのコースで通過はするのですが。
10月にフリーの日があれば是非足を伸ばしてみたいです。
そして「そばソフトクリーム」を堪能してみたいです。
それにしても、夜明け前から夕方まで走りとおすとは、さすがの「体力」ですね~。
我が家のも昨年より10日以上は遅れています
結果はご覧の通りでしたが、自転車日和のとても気持ちのいい伊王野路でした。
満開は10月に入ってからのようですね。