こっちゃんと映画をみまちょ♪

レビューと呼ぶほど中身なし。しかし中身が無いのも中身のウチよのぅ。・・・なんちって。

ベティ・ブルー/インテグラル 完全版 (1992)

2005年07月24日 | しびれるMovie

こっちゃんポイント

鑑賞環境

★★★★★

こっちゃんシアター

上映時間 185 分
製作国 フランス
初公開年月 不明
ジャンル ロマンス

35歳のゾルグ(ジャン・ユーグ・アングラード)は海辺の小さな村でバンガロー500軒の壁面にペンキを塗って生計を立てていた。そんな彼の前にキュートな女ベティ(ベアトリス・ダル)が現われ、たちまち激しい恋に陥った。ベティはウェイトレスをしていたが、マスターがイヤで、カバン一つでバンガローにやってきたのだった。
(goo映画より抜粋)

 

ジャケ買いです。
好きなんですよ、このDVDジャケットのイメージ。そして映画も好きになりました。

激しく、熱く、燃え上がる恋___。

ある男女の一途な恋の物語を感情的に描いた映画。
いまや名作として知られるこの映画ですが、
あらためて観てもなかなかショッキングな内容です。

ペンキ塗りのゾルグとウエイトレスのベティが出会い、
そして終わりまでを一気に描きます。

彼女には2つの夢がありました。
その一つはゾルグが小説家になること。
もう一つは彼の子供を生む事でした。

しかしその夢は儚くも次々と壊れて行きます。
そして崩れてゆく夢の後を追うように、
純粋な彼女の心も次第に壊れて行くのでした。

日に日にエスカレートしていく彼女のヒステリー。
はじめは物に。そして他人へ。ついには自分へと向けられて行きます。

ベアトリス・ダルが演じるベティは、愛した男を信じて生きるだけの女性でした。
また、ジャン=ユーグ演じるゾルグもそれに答えるがごとく、
他の女性にはわき目を振らずどんなときもベティを心から大切に想い
彼女をかばい続ける心優しい男性です。

純粋でいて芯の通った愛は、何物にも変えがたい美しさを輝きとして放ちます。

しかし、その純粋さゆえ招いてしまった悲しいラブストーリーの結末は、
さすがに直視できません。

悲劇です。

恋はハッピーエンドに越したことはないでしょう。
でもそうではない恋もあります。

《2006.07.13記事一部改訂》

 

【作品】ベティ・ブルー/インテグラル 完全版



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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
探してみるかな? (m52387177)
2005-07-24 14:40:54
そんなにいいの?

探してみようかな・・・

でも、今月はもうやめておこう。

カードの請求がまた増えちゃった。(笑)



えっ?笑い事じゃない?
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レビュー滞ってます! (Ixion)
2005-07-24 18:55:54
コメントが遅れてしましました! ( サハラ )

8月一杯くらいまで、週1回の更新になりそうです。



『 ベティ・ブルー 』 は、 劇場版 を観てみたいと思ってます。

星が1つ増えたエピソードは、とっても良かったです。

レビューを回顧して、評価が変わるのも

なんか素敵な感じがしました。

その逆もまた然り、なのでしょうけど

これからも < 追記 > 楽しみにしてます!
返信する
この間レビューしたっけ。。 (ジニー)
2005-07-24 19:30:15
この作品、この間私もレビューしましたね 確かに好みが割れそうな映画だけど、私はこういうフランス映画らしい恋愛ものも結構好きです いかにも、という純愛ものは嘘っぽくてどうも・・・どちらかというとこの映画の二人の方が人間ぽくっていいな、と。ラストはあまりに切ないけど、それも本当に愛すればこそ、だと思いましたね。

返信する
これはキツイです。 (【mさん】こっちゃん)
2005-07-24 21:30:27
まったりとしたフランス風味。

でもラストは驚愕です。

「究極の愛」の意味が分かるかと・・・・。

観る人によっては「ふ~ん」程度かもしれないけど、

こっちゃんは拍手を贈りたい作品でした



   こっちゃん(余裕あったら来週買ってネ)
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忙しそうですね。 (【Ixionさんへ】こっちゃん)
2005-07-24 21:37:22
あはは。

自分でレビュー読みながら記事の移行をしてたら、

昔の評価で「あれ?」って思うことあります。

時間を経て変わってしまうのもこっちゃん流でしょうか?

無責任だなぁ

でも正直な気持ちだったりします・・・・

これからも「追記」するね

 

    こっちゃん

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ジニさんも高評価の映画 (【ジニさん】こっちゃん)
2005-07-24 21:49:52
ですね。

この作品、心に残るというか、

忘れようとしてもイメージが焼きついて離れない映画です。

愛して、ケンカして、傷つける・・・・。

人間としての素直な姿が描かれてむしろ自然に感じますね。

長い映画ですが、見ごたえはありました。

ハイ



   こっちゃん
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だめじゃああああ~ ()
2005-07-24 21:58:36


いやあああああ~号泣ですよ~



号泣~号泣~

語れないわ~



男性はイヤかな~と思ったんですがそんなことないんですね



けど、あんな風に思われたら「重い」でしょ。

普通なら逃げ出したくなりませんか?

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いやですよ。 (【る さんへ】こっちゃん)
2005-07-24 23:07:36
キツすぎます!

だからこそ凄いと思うんですよねー。

内容からして、「憧れ」とかなんてモノじゃあないんですけど、

ひたすら女性のことを想う男性の姿にノックアウトされちゃいます。

あれが究極なのかもしれません。

まさに行き着いてしまった形という気がします。

あまりに悲しい選択ですが・・・・



   こっちゃん
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鱗落ちる? ()
2005-07-25 14:28:53
そっか~こっちゃんのコメント読んで

気がつきましたよ~

(鱗落ち?)



なまじ(一応)女なんで

どうしても「ベティ」視線でみますよね

初めて見たとき「ベティのように人を愛せたらすんばらしい」と思ったんですが

友達に見せたら「あそこまでになっても愛してもらえるってうらやましい」と友達は言ったですよ~



それといっしょで「男性側」にも

「あそこまで人につくせる、ゾルグがうらやましい」とか

「ああいう風になるまで、愛してもらえるゾルグがうらやましい」という感想もあるんですよね~

なんか、↑のコメントで気づきましたわ♪



うんうん、映画って深いわ♪



あそこまで直向きになれる、自身あります?

&なりたいと思います??
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なれる自身はありません。 (【る さんへ】こっちゃん)
2005-07-25 15:48:38
でもどうでしょう?

一筋で真っ直ぐに突き進み、

そこに至った過程というものがあるでしょうし、

愛して愛したその結果、相手がああなってしまったら・・・・・。

やっぱり、見捨てるワケには行かないでしょう。

自然とそう考えると思いますよ。



その時はもう、「自信」とかそういう事ではなくて、

ただ がむしゃらだったり、無我夢中だったり、

本能的だったりすると思います。

「うらやましい」とか「憧れる」なんて、こっちゃんが言うのは、

今、この冷静な状況の中でしか出ない言葉なのだと思います。



答えになってませんか?



     こっちゃん
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