こっちゃんと映画をみまちょ♪

レビューと呼ぶほど中身なし。しかし中身が無いのも中身のウチよのぅ。・・・なんちって。

お引越し決定!・・・・あっ!ブログじゃないよっ!

2005年09月30日 | だいあり

ドエ~ッ!どーです!このダンボールのお山は!

こっちゃん真っ青

こっちゃんのお尻の下にも、まだまだダンボールがあります(笑)

こっちゃん、この度おふぃっこすぃいたします。

予定は10月中旬。

今度の新居では、ほーむしあたー専門のお部屋が持てる予定なの。

わくわくの反面・・・・ちょっと大変だなぁ

記事更新に手こずるかもしれないけど、

”お引越し日記”でもチョコチョコやって行きましょうかね~♪

映画やホームシアター記事の更新がない日は、

過去記事でも読んでもらえると嬉しいなッ!

それじゃ~ね~ばいちゃ!

 

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おまけつき新婚生活 (2003)

2005年09月29日 | ひょえーMovie

こっちゃんポイント

鑑賞環境 

試写会 

上映時間 89分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開 (ギャガ・コミュニケーションズ)
初公開年月 2005/07/09
ジャンル コメディ/ロマンス

ニューヨークに仲の良い新婚さんがいた。ナンシー(ドリュー・バリモア)は出版社勤務のエディターで、アレックス(ベン・スティラー)は小説家。作家といっても、まだ2作目に取りかかっているところだけれど、処女作が高い評価を受けていて、将来を有望視されている。ひと通りラブラブした後に、思い浮かぶのは夢のマイホームについて。カワイイ愛の結晶も作りたいし。愛の巣を探し歩いた2人は、ようやく理想の物件を発見! 暖炉が3つもあって、アンティークでお洒落な雰囲気漂う二世帯住宅(デュプレックス)だ。「二階にまだ老夫人が間借りしているけれど、いずれは出ていってもらか、ま、お歳も召していることだし……」っと、思った彼らの考えは甘かった。その老夫人は、そんじょそこらのおばあさんではなかったのだ。 (goo映画より抜粋)

家とかアパートを探している時に目につく格安物件。ちょっとイワクつきだったりするかも知れませんよね。立地条件が悪い。古い。「呪怨」みたいな幽霊が出る ・・・。その理由には色々あるでしょう。でも、この映画みたいに”おばあちゃん付き”というのがもしあれば、それは絶対断った方がいい。

安易な考えが招いてしまった悲惨な結果が見ものの作品
・・・のハズですが、気持ち的にこの映画は全然ノレませんでした。
残念。

「やさしいおばあさんだから問題ない」と不動産屋に言われ、予算ギリギリでこの家の購入をした若い夫婦。そんな夫婦に”悪意のないフリのいやがらせ”を仕掛けるオバアちゃん。

個人的にはこのおばあさんが不快でしょうがなかった。

きっとここが敗因。

ことあるごとに騒ぎたてる二階の先住人のおばあちゃんが仕掛けてくる嫌がらせは、見ていてそれほど楽しくはない・・・というよりも腹が立ってきちゃう。

そのうち「コメディでなんで不愉快にならなきゃいかんのか?」と気がつき、もっと不愉快になる。

これじゃダメだ。

夜中の騒音に始まって、水道管の水漏れ、ゴミ出し、レーズン・・・・。
そしてそれに対抗するべくあの手この手を考える若夫婦。

とうに冷めてしまっているこっちゃんには、どちらの駆け引きもビックリするほどつまらない。

コメディのハズなのに、後半には無理矢理サスペンス風でもあったし。
いったいどっちに転がりたかったのだろう?

騒ぎの度に登場する警官や、歯切れの悪い不動産屋を観ていれば、この話が何処へたどり着くかは読めてしまうけど、そこをツッコムつもりはありません。

ただ不覚にも一箇所だけ笑ってしまった。人口呼吸のシーン。
この時のベンは素敵でした(笑)
でもその後のドリューの「ゲェ~ッ!オエッ!」で、またひいちゃったんだけど。

ゲロネタはきらいなの。キチャナイから・・・。

《2006.07.26記事一部改訂》

 

【作品】おまけつき新婚生活

 

50回目のファースト・キス コレクターズ・エディション

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

ドリューを観るならコチラがオススメ

エバー・アフター

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

こちらのドリューも良いですよ♡
E.T. The Extra-Terrestrial 20周年アニバーサリー特別版

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

ドリューのルーツを観たい方は
メリーに首ったけ

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

ベン・スティラーが出てます

スウィングガールズ (2004)

2005年09月28日 | しびれるMovie

こっちゃんポイント

鑑賞環境 

★★★★★

こっちゃんシアター 

上映時間 105分
製作国 日本
公開情報 劇場公開 (東宝)
初公開年月 2004/09/11
ジャンル コメディ/青春/音楽

東北地方のとある片田舎の高校。夏休みのある日、13人の落ちこぼれ女子生徒たちは教室で数学の補習を受けていた。その時、補習組の一人、鈴木友子が高校野球予選の応援に行ったブラスバンド部の仕出し弁当が遅れて届いたことに気づき、弁当運びを口実に13人はまんまと補習を抜け出すことに成功する。だが道中、弁当は長い時間炎天下に晒されてしまい、それを口にしたブラスバンドの生徒たちは、次々と腹痛を起こして入院する事態となった。唯一難を逃れた拓雄は、次の試合までに即席のブラスバンドをつくることにするが、集まったのは補習をサボるのが目的の友子たち13人と、ちょっと変わった女子3人だけだった。そこで拓雄は、17人でも演奏可能なビッグバンドジャズをやろうと思いつくのだが…。(作品資料より抜粋)

 

細かいことは一切抜き
単純に楽しめ爽快感が味わえるジャズ系青春映画!

なかなか笑えます

『ウォーターボーイズ』の矢口史靖が監督を務めたというだけあり
作風が非常にユニークです

サボりの口実としてビックバンドを始めた “やる気のない”女子高生たち
「楽して楽しいのが一番」という彼女たちが次第にジャズの魅力に引き込まれ、
楽器は無いが自分たちだけのバンドを結成

オンボロ中古楽器を手に練習に励む
彼女たちのリズムが一体になったとき
仲間の笑顔は溢れんばかりにはじけ飛ぶ

出演は上野樹里をはじめとするガールズを中心に
竹中直人や小日向文世、渡辺えり子、谷啓と個性豊かな面々
出演者本人による演奏はなかなかライヴ感があり聞き応え十分

「そんな、馬鹿な~」ってツッコミを入れたくなるシーンも多数用意され
そのどれもがぜーんぶ笑って許せる・・・そんな映画でした

映画の中で飛び交う東北地方の方言もなかなか楽しく
白石美帆までがどっぷり方言に漬かっています
それだけでクスッときてしまいますよ

なんたって上野樹里ちゃんは”天然ボケ”が一番似合いますね

《2006.07.26記事一部改訂-ポイント改正》

 

【作品】スウィングガールズ

 

スウィングガールズ スタンダード・エディション

東宝

DVDで何度でもスウィング♪
スウィングガールズ ファースト&ラスト コンサート

ポニーキャニオン

ライヴDVD
SWING GIRLS オリジナル・サウンドトラック
サントラ, SWING GIRLS, 岸本ひろし, ミッキー吉野
ユニバーサルJ

サントラ♪
スウィングガールズ

メディアファクトリー

小説♪

ザ・コア (2003)

2005年09月27日 | ふつーMovie

こっちゃんポイント

鑑賞環境 

★★★

こっちゃんシアター 

上映時間 134分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開 (ギャガ=ヒューマックス)
初公開年月 2003/06/07
ジャンル SF/パニック/サスペンス

ボストン。この日の午前10時30分、ペースメーカーを身に付けていた32名の人々が一斉に突然死を遂げた。翌日、英ロンドンのトラファルガー広場。鳩の大群が突然方向感覚を失って暴れ始めた。その2日後、スペースシャトル・エンデバーが地球へ帰還途中、突如として制御不能に陥る。シカゴ大学の地球物理学者ジョシュは、一連の不可解な異常現象を分析。彼はその原因として、地球の“コア”の回転が停止していることを突き止める。それは、磁場のなくなった地球が太陽光線をまともに受け、1年以内に焼き尽くされることを意味していた…。(作品資料より抜粋)

 

いや~
こっちゃんがちょっと目を離しているうちに
地球はとんでもないことになっていたんですね
もしかして、こっちゃんが時々目眩や頭痛に襲われたのは
この時の”核”の停止によるものだったかも知れません

原因がわかってスッキリ・・・するかっ!

それはともかく
さんざん悪評を聞いてから鑑賞に入ったおかげか
意外と楽しめてしまいましたはは...

ある日突然、地球の外殻の動きが静止してしまい
地球に次々と異常現象がおこるというこの話

ペースメーカー突然死!
続いては鳩の大群が突然方向感覚を失って大暴れ!
オマケにスペースシャトルまでもが地球への帰還軌道を外れ不時着!
それは~もう大騒ぎです!!!

この異常現象の原因を突き止めたのは 
シカゴ大学の地球物理学者ジョシュ
彼の推測では磁場のなくなった地球が太陽光線をまともに受け
1年以内に焼き尽くされると分析・・・あわわそんなことあっさり言うな!

もう終わりだと誰もが思った、その時!
アメリカで最も高名らしい地球物理学者の
コンラッド・ジムスキー博士の発案による
「それじゃ、核まで潜ってちょっくら地球を治しましょうや」的な発言

思わず耳を疑いますが、これが本当に実行されちゃう

この無謀な計画は地球全人類の期待を背負いスタートしてしまったのです

映画としては十分派手な作り
おかげで見飽きはしませんでしたね
キャスティングも「有名ではないけど、どっかでは見た」たぐいの方が
多数ご出演してましたし

ミミズ型(?)地底潜行艇の艦長のロバート艦長は「13デイズ」のケネディ大統領でしょ?
地球物理学者のジムスキー博士は「ペリカン文書」の悪い人でしょ?
ジョシュは「エリン・ブロコビッチ」でジュリア・ロバーツの恋人だったでしょ?

とまあこんな感じ。

ヒラリー・スワンクが何故にこの映画に出たかとっても不思議です

適当にツッコミながらも、結果的には楽しめる映画

そういえば、この映画『ザ・コア』をみて「コラッ!」と怒った人がいました
ツッコミどころの多さに喜びを感じてしまった自称美人もいました

面白いのはどちらも関西人ということ

これは関西人向けなのか?(笑)

《2006.07.26記事一部改訂》

 

【作品】ザ・コア

 

ザ・コア

ジェネオン エンタテインメント

DVDでツッコむ


ザ・コア―地球が復讐する日

メディアファクトリー

小説でもっとツッコむ

ゲストブック【7】 (2005.09.22~2005.09.27)

2005年09月27日 | げすぶ。

掲 示 板

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  ★最近ちょっと食べ物の話題に走ってる?やはり食欲の秋という言葉を
    絵に描いたような分かりやすいドクロマークの女の子コメンツ。

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こっちゃんでした!


炎のメモリアル (2004)

2005年09月26日 | ふつーMovie

こっちゃんポイント

鑑賞環境 

★★★

試写会 

上映時間 116分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開 (東宝東和)
初公開年月 2005/05/21
ジャンル ドラマ/アクション

ボルティモアの穀物倉庫で大規模な火災が発生!!現場へ駆けつけた消防士のジャック・モリソン(ホアキン・フェニックス)は爆発の危機をはらんだ建物の中に飛び込み12階に取り残された生存者の救出に全力を尽くすが…。(作品資料より抜粋)

 

そういえば子供の頃、
近所の自動車工場の火事を目の前で見たことがありました
燃え盛る炎の怖さを今でも覚えています

幸いにもその火事による怪我人は出なかったものの、
工場は全焼でした
周りで消火活動にあたった十数名の消防士たち
その時、幼心にも消防士たちがカッコよく見えたものです

しかし自分がなりたいかと聞かれれば、NOと答えてしまいます
そしてこの映画を観てその気持ちはますます強くなってしまいました

この映画は、消防士という職業の危険さと過酷さが
それほどヒシヒシと伝わってくる映画です
命を落としていく仲間の姿を観るたび、その怖さを実感せずにはいられません

映画はのっけから穀物倉庫の大火災のシーンで幕開け
倉庫といってもビル並みの大きさのその巨大な建物は
火があちこちから吹き出し、所々爆発まで起きています!
ビルの回りには数機の消防ヘリコプターと何台もの消防車

懸命の消火活動にあたる

しかし中にはまだ生存者が・・・

最後の生存者を12階に助けに向かったジャック
無事に彼を助け出した直後、
あろう事か彼自身が火災による床の陥没で何階分も下へ転落
怪我をしてしまいます

映画はそんな彼の頭の中のフラッシュバックをなぞりながら
消防隊に入った時から今日に至るまでの
彼のドラマを展開させる形で進んで行きます

彼の入隊をお決まりの儀式(?)によって、暖かく向かえる隊員たち
そして友人と買い物中のスーパーで妻との出会い、結婚、出産・・・
彼の人生は愛に満たされ、その幸せはピークに

しかし、楽しかった日々のシーンが目の前に広がったと思うと
突然、窮地に陥った今の彼のシーンに・・・
外にいる隊長のマイク(ジョン・トラボルタ)と必死に無線で交信をとるジャック
何とか火の海から脱出しようと
自由にならない体をひきずる彼の姿が痛々しく目に映ります

喜びに満ち溢れた映像と悲惨な火災現場での映像が交差して
その切ない思いは一層引き立つのです
暖かい家庭を手にしながらも、危険極まりないこの仕事に誇りを持ち
人名の救助に努めた彼の姿には、本当に心打たれました
そして、その彼を涙ながらに支え続ける妻の姿にも・・・

過去に「バックドラフト」という消防士の名作映画がありましたが
あちらが兄弟愛の物語であったのに比べ
こちらは家族愛がテーマの中心となっています
そして事件性の無い一般火災現場が舞台となっています

音響がなかなか凄い!
前後左右あちこちで崩れ落ちる物音や
突如として迫り来る炎の気配を忠実に再現し
その音の凄さには途中、何度も振り返りたくなるほど

ホームシアターなどにはもって来いの映画ですね

主役のホアキン・フェニックスは悪役が多いようですが
この映画では良き夫、良きパパを演じてくれています。
まさか、この人が主役で泣かされるとは思いませんでした

ジョン・トラボルタの好演も涙を誘いますね

世間には、実際にこの危険な仕事に携わっている方がいるわけで
その方々には本当に頭が下がります
日夜、消防活動に励まれている方々、本当にご苦労様です

《2006.07.26記事一部改訂》

 

【作品】炎のメモリアル

 

炎のメモリアル プレミアム・エディション

ジェネオン エンタテインメント

コチラDVD。燃えてます!



炎のメモリアル

竹書房

こっちは小説。結構燃えてます!



炎のメモリアル オリジナル・サウンドトラック
サントラ, ロビー・ロバートソン, デヴィッド・グレイ, ジ・オハイオ・プレイヤーズ, サム・フィリップス, ザ・ブリーダーズ, アレクシ・マードック
エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ

こちらサントラ。ますます燃えてマス!

 


私の頭の中の消しゴム (2004)

2005年09月22日 | いかすMovie

こっちゃんポイント

鑑賞環境 

★★★★

試写会 

上映時間 117分
製作国 韓国
公開情報 劇場公開 (ギャガ・コミュニケーションズ)
初公開年月 2005/10/22
ジャンル ロマンス/ドラマ

工事現場で働く無愛想な大工チョルスと、おっちょこちょいだが純粋な社長令嬢スジン。住む世界の違う二人が、コンビニでの思わぬハプニングでの出会い、まっすぐに恋に落ちる。愛を信じず独りで生きてきたチョルスは、スジンの愛に戸惑いながらも、彼女のピュアな気持ちから、人を愛すること、許すこと、そして信じることを覚えていく。建築家として活動を始める夫と、才能あるファッション・デザイナーの妻。夫のお弁当を2つ包んでしまったり、自分の家さえ探せずに道に迷ってしまうような彼女の物忘れの日々。大したことではないと思っていたスジンの物忘れが深刻になっていったのは、それから間もなくのこと。不安を覚え、医者を訪れたスジンが宣告された言葉は「若年性アルツハイマー」。肉体的な死より精神的な死が先に訪れる病。この日から、失われていく記憶をつなぎ止めるための二人の闘いが始まる…。(goo映画より抜粋)

 

おやおや?聞こえてくるよ。あちこちからすすり泣きの声が・・・・。あーあー。鼻までかんじゃって。でも無理もないか。実に韓流オバサマの涙を誘う感じですもの。

念のため申し上げておきますが、決して頭に消しゴムが埋め込まれた人の話ではありません。
またしても【記憶喪失系】映画です。しかも、これはもともとメイド・イン・ジャポンなお話です。

緒方直人永作博美の主演で、2001年春にスタートしたTVドラマ『Pure Soul~君が僕を忘れても~』の韓国リメイク作品。若年性アルツハイマーという病気がこの映画のテーマになります。

日を追うごとに大切な記憶が無くなってしまうという、何とも悲しいお話なんですね。

思えば2006年は【記憶喪失系】の豊作年。『きみに読む物語』『エターナル・サンシャイン』『50回目のファーストキス』『フォーガットン』などなど。いろいろな記憶をテーマにした映画がメジャー作品として公開されました。その度に映画の主人公らと供に記憶を無くすことの恐怖や悲しみを味わってきたわけです。

アカン!これ以上こんな映画ばかり観たら自分の記憶がなくなるんやないか?

そんな身の危険を感じた年でもありました。

そんな心境の中で観たこの映画ですが、これまた良いですね!とにかくストレートに伝わってくる。愛する二人の幸せが彼女の記憶と一緒に少しずつ欠けて行く悲しさが、なかなか上手く表現されています。

最初はごく些細なモノ忘れから。ヤカンを火にかけているのを忘れてしまう程度のもの。やがてそれは日に日に深刻になってく・・・。

家への帰り道が分からない
最初から同じ部屋にいる夫を探す
料理を作っている途中で誰のために料理を作っているのかも忘れてしまう

かかりつけの医者から自分の病の名を聞かされ、家への帰路で泣き崩れるスジン
「新しい記憶から消えてゆく・・・・」これは悲しくもそういう病気。
いずれは愛する夫の存在そのものすら忘れてしまう。
家族はおろか、自分自身さえも分からなくなってしまうのです。

そんな彼女の側に、いつまでもいたいと願う優しい夫チョルス
彼女の家族の「私たちで面倒を見る」という言葉を跳ね除け、自分ひとりの力で彼女を守ろうとします。

「俺が覚えていてあげるよ。君が忘れた時に俺が目の前に現れる。
 俺は君の記憶で、君の心なんだ。」

この映画には、こんな泣かせる台詞がてんこ盛り。

記憶を失って行く彼女の為に彼が書いた1,000枚を超えるメモ。冷蔵庫、ソファ、テーブル・・・それが家中に貼り付けられています。

病気と言う悪魔から彼女との愛を奪われないようにと抵抗するチョルスの想いが視覚的に突き刺さってきます。

「死より切ない別れがある」
それがこの映画のキャッチコピー・・・・。これは実に的を射た言葉ですね。
まさにそんなイメージの映画でした。
二人の再会のシーンはあまりに切な過ぎます。

夫役チョン・ウソンは、男から見ても十分オトコマエ。荒い性格の中に見せる優しさをとても上手に表現できていました。
韓国では、イ・ビョンホンや、ペ・ヨンジュンをも超えるトップスターだそうですネ。

スジン役ソン・イェジン『ラブストーリー』『永遠の片想い』にも出演しています。清潔感の漂う美しい女優さんですね。

主役の二人はこの映画のイメージにはピッタリでした。何より、キャスティングとして不満が出なかったのがこの映画に対する好印象の大きな理由です。

絶対に失いたくない大切な記憶というものは誰にでもあります。楽しかった子供時代。仲の良かった友達との日々。どんな時も暖かく見守ってくれた親の姿。愛する人との出会いと思い出・・・。それらの記憶を全て奪われるのは辛いこと。

実際のアルツハイマーという病気はこんな風に美しくばかりはないかとも思いますが、この映画はあえてそこを見せず、ドラマとして素晴らしく仕上げています。

スジンの言葉___

どうか消えていく記憶の中で最後まで残っているのが
アナタと過ごした日々でありますように。

感受性豊かな人種には、これだけでグッときちゃうでしょうね。

《2006.07.26記事一部改訂》

 

【作品】私の頭の中の消しゴム

私の頭の中の消しゴム~君が僕を忘れても~

ビデオメーカー

メイキングDVD

 

私の頭の中の消しゴム

小学館

文庫本



3Dシステム
私の頭の中の消しゴム サントラ

 
ぴあ
「私の頭の中の消しゴム」写真集

Pure Soul ~君が僕を忘れても~ DVD-BOX

バップ

オリジナルTVドラマ(日本)


ゲストブック【6】(2005.0917~2005.0922)

2005年09月22日 | げすぶ。

掲 示 板

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  ★指輪1個の生存は絶望!それでも残り1個に望みをかける主婦の
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      あと半月で禁煙開始コメンツ。

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      やっぱり「ステルス」を観てしまった映画マニアの高レベルなコメンツ

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     まだまだ【か】行に入れない映画紹介ブロガーのコメンツ。

  ★自らを仲間由紀恵にそっくりとカン違い!
     過剰妄想に囚われ告訴寸前の女の気の毒なコメンツ。

  ★ドクロマークで刺激的なテンプレート。
   圧倒的な記事UP数を誇る映画好きさんのコメンツ。

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こっちゃんでした!


セブンソード (2005)

2005年09月21日 | ひょえーMovie

こっちゃんポイント

鑑賞環境 

試写会 

上映時間 153分
製作国 香港/中国
公開情報 劇場公開 (ワーナー)
初公開年月 2005/10/01
ジャンル アクション/アドベンチャー/歴史劇

1600年代。満州人の清朝は漢族の明朝の滅亡を図り、清朝の王は「禁武令」を出し、反抗勢力をつぶしていく。強力な反清組織・天地会の危機を知った武術の達人傳青主(ラウ・カーリョン)は青年剣士韓志邦(ルー・イー)と女侠の武元英(チャーリー・ヤン)を伴い、武術の名門として名高い天山派に救援を求める。それにこたえて天山派4大弟子、楚昭南(ドニー・イエン)、楊曇(レオン・ライ)、穆郎(ダンカン)、辛龍子(タイ・リー・ウー)たちが結集して7人となり、彼ら「七剣」は清軍との戦いに挑んでいく・・・。 (goo映画より抜粋)

 

『セブンソード』というこのタイトルから、「もしや、スゴイ七つの剣が出てくるのでは?」と思ったアナタ。正解です!そして、このタイトルから「またしても中世のヨーロッパなどが舞台なのか?」と思ったアナタ。ブッブー!(間違いブザー)これは香港・中国映画なのでした~♪

さてと。まず2時間33分というこの上映時間はいかがなものか?
後半はもう時間が気になってしまって。ま、良く言えば時間の長さを堪能できる映画といったところでしょうか。

このツイ・ハークという監督。世間では【巨匠】の呼び声も高く、【香港のスピルバーグ】なんて言われたりもしてるそうで。ふむふむ。そんな彼の作品はコッテコテの武侠エンターテイメント。これが彼の思い描くヒーローの世界なんですね。

七つの剣を手にした6人の男と1人の女の物語です。名刀とその使い手にまつわる伝説的なエピソードが、怒涛のような映像と音響で展開して行きます。

オープニングの映像。いきなりの物々しさ。えらく物騒なカンジの場面から話は始まるのですが、このあたりの映像色彩感覚は好きですね。ブルー・グレーにトーンを落とした極めてモノクロに近いような映像の中、布や雪洞(で良いのか?)の【赤】だけがやたらに映える。艶かしく妙にギラついた赤。『血』を連想させる赤なのです。やがて残酷な殺戮シーンへ・・・。たしかにこれはかっこいい!

ちょっとgoo映画から抜粋したストーリーをもっと噛み砕いて解説してみます。 

新たに築いた清王朝への反乱を抑えるために、「武術を学んじゃダメだよぉ~」 っていう”禁武令”を作ってはみたものの、反乱分子は一向におとなしくならない。そこで、金のために「反乱分子を懲らしめちゃいマスすぜ、ダンナ」ってな軍人の風火連城(フォンフォリェンチョン)が、自分の軍を使って、片っ端から反抗的な村を潰していく。


参考画像:風火連城の軍

この軍人たちの美的センスはかなりハイレベル。米米クラブのジェームズ小野田の顔ペイントを真似る男やら、お笑いの魔邪に憧れ左半分バッサリ・ヘアーカットした女やらがいたりして。なかなか理解し難いセンスではあります。

救いのないことに、外見相応 性格もヒドい。女、子供まで情け容赦なく殺しちゃうような連中。ざ、ざ、残酷すぎる・・・。

そんな風火連城軍団の最大のターゲット、反清王朝の強硬派が住む寒村”武荘”に攻撃の手が入ったその時、スンゴイ剣を持った七人のヒーローが現れたのでしたっ!

ジャジャ~ン!その名も”セブンソード”! てか。

とまぁ、簡単に説明するとこんなカンジのお話。
まあ映画自体はこんなに砕けたノリじゃないんですけど。こっちゃん風に解説です。

映画のキャラで一番腹が立つのは何と言っても風火連城本人。こいつチキチキマシン猛レースのケンケンみたいな笑い方。イシシシシ・・・って。今さら流行らないよオッサン。しかも何もおっかしくない所で一人で笑う。”場”の空気が読めない。まったく困った”マルコメ坊や”だ。


参考画像:マルコメ君

この映画のチラシに書いてある”『HERO』『LOVERS』に続く第三弾”というキャッチコピーを信じてはダメです。これはちょっと武侠そのものが好きな人でなければ入り込みにくい世界ではあります。

キツイですね。

どーしてもドラマ部分そのものが薄く感じる。裏切り三角関係などが織り込まれていたものの、グッと心を引き寄せるほどではなく。中ダレしましちゃいましたネ。

153分もの時間を使ったことへの最大の疑問。。。
これが【ツイ・ハーク流】なのですか?

ただしアクションシーンに関しては大いに評価。この手の映画を作るに当たって、恐らく中国映画が不可欠と考えるであろうワイヤーアクションが、極限まで少なくとどめられ、生身のアクションにこだわったという点は拍手ですね!立ち回りの映像がちょっとゴチャゴチャすぎる感が残ったのが残念ですが。

大人数が画面の中で動くシーンを手持ちカメラで追う感覚は、ハッキリ言って分かりにくい・・・ていうか展開がつかめないんです。迫力だけを追求した結果、大きく動く映像を近すぎる撮影距離で捉えてしまったのでしょうか?気がつくと手足がもげてたり首が飛んでたり・・・。あらら。

ちょっと戸惑ってしまいましたね。


“武侠”とは──中国武術の創作ものにおいて中核をなす言葉であり、「武」と「侠」の2語からなる。「武」は雄壮な精神を表す。「侠」とは義を志す人物、あるいは修行に身を置く剣士を意味する。つまり“武侠”とは「武をもって高きを目指す生き様」を表す。 (公式HPより抜粋)

 

・・・自分には合わない作品でした。

《2006.07.26記事一部改訂-ポイント改正》

 

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シンデレラマン (2005)

2005年09月20日 | いかすMovie

こっちゃんポイント

鑑賞環境 

★★★★

映画館

上映時間 144分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開 (ブエナビスタ)
初公開年月 2005/09/17
ジャンル ドラマ/スポーツ

大恐慌時代のアメリカ。実在し、人々から“シンデレラマン”と呼ばれたボクサーの人生の断片を、カメラは寄り添うように見つめていく。家族と幸せに暮らすジミーは、前途有望な若手ボクサー。右ストレートを武器に、次期チャンピオンになれると目されていた。だが、右手を故障。勝利に見放された彼は、ライセンスを剥奪されてしまう。失業者のひとりとなり、日雇いの肉体労働に就けることすら難しい日々。困窮の中、彼が守りたかったのは愛する家族だけだった。そんなとき、かつてのマネージャーから一夜限りの試合復帰を持ちかけられる。(goo映画より抜粋) 

 

ごめぇぇぇん!ラッセル。君がこれほどまでにヒモジイ生活をしてるとは思わなかったんだよぉ~。お昼ごはんを食べてから観たこっちゃんを許しておくれ・・・・。というワケで先週土曜日の17日から封切りとなったこの映画を観てきました。満腹状態で観ては申し訳ない映画だと知りました。

今年賛否様々な話題をさらったあのボクシング映画『ミリオンダラー・ベイビー』。思えばあれは、ボクシングが題材ではあったものの、純粋な”ボクシング映画”ではなかったですね。テーマがあまりにも深刻で大きかった

「いい映画だけど、二回は観れない」世間にそう言わせた作品でした。「今回もラッセル・クロウが途中からヒラリー・スワンクみたいになったら嫌だよ! おいらは!」そう思って二の足を踏んでいるアナタ!大丈夫。そんなことにはなりませんからっ!ぜひ恐れず劇場に足を運んで欲しいのデス。これ、ちゃんと感動ついてきます。

少なくても観終わってから、「イーストウッドはあの後どこに行ったんだ?」などと心配する必要はないでしょう・・・。

オープニングは華々しいあるボクサーの全盛期。将来に何の不安もありゃしない。かと思うと、いきなり貧しい失業生活へ直行。そして後半は、人々の希望の星となりながら、再び勝利への階段を駆け上がって行く彼の姿が、144分という長丁場の中、とても丁寧に、しかし過剰な説明を排除しながら描かれて行きます。

主人公ジム・ブラドックを演じるのはラッセル・クロウ。実生活ではちょっとお騒がせもありましたが、とても男っぽさを醸し出す俳優ですね。そして妻メイを演じるのは、コメディ、シリアスなんでもござれの怪女優、レニー(レネー?)・ゼルウィガーです。この二人に関してはもはや言うことなどありません。どちらも、こっちゃんの好きな俳優さんというコトもありますが、それを差し引いても素晴らしかった。二人の主役はとても安心して観ることができるのです。

手を骨折しても、助骨にヒビが入ってもリングに立つジミー。【ハングリー精神】という言葉があるけども、彼は本当の意味でハラペコでハングリー。そして家族もまたそうなのです。牛乳代すら延滞し、配給の列に並び、電気を止められ、借金をし、物乞いのような真似までする所まで追い込まれてしまった彼。妻も、暖を取るために近くの柵を壊し、火にくべる。風邪をひいた子供を医者に通わせることも出来ないのです。ジミーが悪いんじゃない。みんな世間が悪いんだ!これはもう、どこからか「昭和枯れススキ」が聞こえてきそうな展開ではないですか。

たまにありつける港の仕事は競争率が高い。門の前に詰め寄ったたくさんの失業者の中から、選ばれるのはたった5人とか9人の数だったりします。それでも毎朝、門の前にあつまる失業者達の姿が、この時代の暗さというものを表していました。ジミーの家の電気を止めに来た老年の男も「こうしなければ自分がクビになってしまうんだ」というくらいの時代だったのです。

こんな生活でもジミーは、決して家族に当たったりしない優しい夫。また妻もそんな夫を信じて貧乏に耐える。そして子供たちも、こんな環境としては不思議なくらい実に素直に育っていくのです。「どんなに貧しくても盗みはいけない。」長男がお店から太ッいサラミを盗んでしまい、一緒に返しに行くジミーの心中はさぞ辛いものだったでしょう。きっと「この子達のために頑張らなければ!」彼はそう思っていたに違いありません。

ある日、こんな生活を背負った『彼』に、再びリングに立つチャンスが巡ってきます!もう若くない彼に再び巡ってきたチャンス。しかし相手は強豪ばかり。たとえそれが”一夜限り”で、なんの保障のない話であっても、ジミーは家族のために食いつきます。こうなったら、ジミーを応援せずにはいられませんっ!生きるために精一杯というよりも「必死」な彼の姿。人間追い込まれるとココまで強くなれるのか?

ラッセルのファイティング・ポーズは、とにかくカッコいい。スクリーンいっぱいに映し出される彼の眼力は、鋭く対戦相手をニラミつける。でも、その瞳の奥には愛する家族の姿が見えてくるのです。がんばれ!とーちゃんッ!ここまできたらもう、アメリカ国民だけじゃない!日本在住だって応援しちゃうんだモーン!

しかし、さすがに最後に迎える「王者」との対戦は息をのんでしまいました。だって相手は2人殺してるんですよっ!爆弾のように強力な右のストレートを持つ男との対戦は、「死」をも意味するのです。このラストの対戦に向けて、まるで死刑台への階段を一歩一歩上るような展開に、自分の手のひらをギューッ!と握り締め、ひたすら見守るしかありません。もう勝ち負けなんかどーでも良い!家族のために生きて帰って欲しい!誰もがそう思ったでしょう!・・・こっちゃんもです

可愛い子供たちは隠れて、ラジオで父親の試合を聞いてます。決して夫の試合を観戦に行かず、恐らく試合のたびに教会に祈りを捧げてきたであろうもこの時ばかりはもう何も言いませんでした。
教会にはジミーの勝利と生還を祈る人たちがあんなにも・・・。ねぇ

なかなか演出が良かったですよ、この映画。こっちゃん的にはオススメです。後半はファイティング・シーンの連続ですが、構成・カメラが素晴らしく飽きることなく観ることができました。

ただ、まさかとは思いますが、この映画のタイトルから勝手にディズニーのメルヘン映画を想像してはいけません。それはあまりにも無謀。どちらかと言えば”男の映画”、むしろ”親父に捧げる賛歌”ような雰囲気プンプンですからね。

実は、この映画にはもう一人。とても良い俳優さんが出演しています。それはジョー役のポール・ジアマッティ。今回はどん底のジミーの力を信じ、家財を売り払ってまで彼を後押しする、親友であり、マネージャーの役です。彼がリングから叫ぶ声は、ジミーを奮い立たせ、勇気づけます。映画『サイドウエイ』では主役をつとめた彼ですが、やはりこの人は脇役で圧倒的な光を放つ役者さんだと思いますね。この映画では本当に良かったです。

ボクシングの手ほどきをしているうちにペシッ!とラッセルの右頬にはいる娘の左フック。

あれ 可愛かったな。

《2006.0726記事一部改訂》

 

【作品】シンデレラマン

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ザ・インタープリター (2005)

2005年09月18日 | しびれるMovie

こっちゃんポイント

鑑賞環境 

★★★★★

試写会 

上映時間 118分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開 (UIP)
初公開年月 2005/05/21
ジャンル サスペンス/ドラマ

アフリカのマトボ共和国。独裁的な大統領ズワーニが治めるこの国では、民主化を目指す多くの活動家の命が無惨に奪われていた。マトボに生まれた女性シルヴィア・ブルームは、現地のクー語の通訳として5年前からニューヨークの国連本部で働いていた。ある日、彼女はズワーニ暗殺計画にまつわる会話を偶然耳にする。すぐさま当局に通報したシルヴィアだったが、以来彼女の身辺では不穏な動きがつきまとう。彼女を守るためトビン・ケラーや女性捜査官ウッズらシークレット・サービスのメンバーが送り込まれる。しかしケラーはすぐに、シルヴィアが何か嘘をついているとの直感を抱くようになり、彼女への疑念を強めていくのだが…。(作品資料より抜粋)

 

「愛と哀しみの果て」「ザ・ファーム/法律事務所」「トッツィー」の監督
「アイズ・ワイド・シャット」に出演
近年には「コールド・マウンテン」の製作・・・と
映画業界で精力的に活躍を見せるシドニー・ポラックの作品

幼い黒人の男の子が、マシンガンを手に二人の大人を射殺!?
そんな、ショッキングなシーンで始まる、そんなこの作品ですが、
久しぶりに「まとも」で「見ごたえ」のあるハリウッド映画を観た思いがしました

命を狙われる女性通訳に ニコール・キッドマン
国連の通訳として働く知的な彼女を演じるニコールの聡明さがスクリーンに映えます

彼女を守るためにシークレット・サービスのメンバーとして活躍する
トビン・ケラー役はショーン・ペン
数週間前に不倫中の妻が、相手の男の交通事故に巻き込まれ、
悲しみをぬぐい切れないまま任務に就く男を演じます

そして彼の傍で任務を果たす女性捜査官ウッズに
キャサリン・キーナーがキャスティングされ、
これまた地味ながら味のある演技を披露してくれます

不幸にもアフリカのマトボ共和国の大統領の暗殺が、
国連の中で計画されていることを知ってしまったシルヴィアの生活は、
その日から怪しげな空気に包まれ始めます
何故なら、彼女は暗殺犯に姿を見られてしまっていたから!

国連の中で、他国の大統領が暗殺されるようなことがあれば、
大変どころの騒ぎではない
彼女は、シークレット・サービスにそのことを打ち明けますが、
捜査官ケラーは彼女が何か嘘をついているとの直感を抱きます

「名を上げるための嘘?」「それとも他の何か?」
彼女への疑念が強まる
中、
彼女の周辺では自宅への不審者侵、テロ行為によるバス爆発など
様々な事件が
起こりはじめるのでした

シルヴィアを"保護"する側に回った捜査官ケラーと、
秘密を抱えて危険に身をさらすシルヴィアの行き着く結末とは・・・?

この映画の魅力は、本当の国連ニューヨーク本部での撮影にもありますが、
こっちゃん的な見どころは何ていっても主役の二人!

初めてニコールと出会ったときのショーンペンの失望に満ちたブルーの瞳
彼は、一人の女性を守り通すことで、
愛する妻を失った悲しい現実から立ち直ろうとします
その過程で変わっていく彼の目の輝き・・・・
ラストで見せる希望を取り戻したショーンの潤んだ瞳は
こっちゃんの心にジャストミ~ト!

上手いなあ!

ショーンは強烈な演技力のオーラが備わった俳優さんですね
スクリーンごしにもビシバシ伝わってきます!

もちろん遠くアフリカの地に想いをはせるニコールの聡明な美しさに
見惚れてしまう人も多いでしょう
彼女の瞳のブルー色にも知性や悲しみが見え隠れし、
その美しさに拍車をかけてくれます

細部は分かりにくいところもあったので
鑑賞後すぐにもう一度観たくもなりますが、
手ごたえは十分に感じ取れる映画です

ニコールの映画は自然と点が甘くなります。
だってニコールなんだもの。

《2006.07.26記事一部改訂》

 

 【作品】ザ・インタープリター

 

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この胸いっぱいの愛を (2005)

2005年09月17日 | ふつーMovie

こっちゃんポイント

鑑賞環境 

★★★

試写会 

上映時間 130分
製作国 日本
公開情報 劇場公開 (東宝)
初公開年月 2005/10/08
ジャンル ドラマ/SF/ファンタジー

2006年。子どもの頃に過ごした北九州に、出張で向かった比呂志(伊藤英明)は、自分が1986年にタイムスリップしていることに気づく。旅館を営む祖母(吉行和子)に預けられていた20年前のその日、自分が火事を起こしていたことを思い出した彼は、旅館の台所に駆け込み、間一髪のところで火を消し止める。このことをきっかけに、20年前の自分自身“ヒロ(富岡涼)”と同じ部屋に居候することになる比呂志。旅館に住むことは、ずっと忘れられない初恋の人“和美姉ちゃん(ミムラ)”との再会も意味していた。 (goo映画より)

 

ああっ!若者です!若者まみれの試写会デスッ!

日本映画は、今若い世代を取り込んでいるんだなぁとあらためて感じました。あのヒット作「黄泉がえり」のスタッフが再結集して作ったという、この映画。エンディング・テーマは「黄泉がえり」に出ていた柴咲コウです。

フジテレビジョン的ドラマなノリに騙されてたまるか!

そう思いつつもやっぱり胸に詰まるシーンはありました。なかなか盛り上がらないように感じる前半の展開。ところが、これが意外にもジワジワとボディ・ブローのように効いてきます。

物語は全てが唐突。そしてかなりの低確率である偶然との遭遇の中で、グイグイと強引に展開していきます。
タイムスリップしているコトに気がつく比呂志。普通ならパニックをおこすところでっすが、不思議なほどすんなり事実を受け止めます。そして20年前の『自分』と一緒に暮らしはじめる・・・。

         

同じ境遇にあっているのは、比呂志を含め4人。他にはヤクザの下っ端の未成年、見るからに影の薄い気弱そうな男、そして盲目の老女

20年前の同じ時間にタイムスリップしてしまったこの4人。共通点は同じ【便】の飛行機に乗っていたという事だけ。実は4人が過去のこの時間に飛ばされたのには、ちゃんと理由があったのです。

ハイ、ここポイント!

メインの他に、3つのサブエピソードを持つこの映画。意外にもサブのお話の方がグッ!と来ますね。一番最初の盲目の女性(倍賞千恵子)盲導犬のエピソード。宮藤官九郎の語りで展開するこの出来事に、早くもうるっと。それほどオーバーな演出にも感じますが、この物語のヒントが含まれている大切なシーンです。

そして、2つ目のヤクザの下っ端(勝地涼)と母親のエピソード。彼の演技を初めて観たのは「亡国のイージス」でした。若々しい顔立ちで、メリハリのついた演技に「ほう!」と思いましたが、この映画ではさらに彼の演技に深みが増していました。良いですね。これからまだまだ人気の出る役者さんだと思います。
こっちゃん的には伊藤英明よりも感情移入できましたからね。(笑)彼の口から最後に出た「母さん。」という台詞はとても良かったのです。

一番泣かされたのは宮藤官九郎と中村勘三郎の花を愛するお話でした。もはや込み上げる想いが強すぎて、言葉を失ってしまいます。クドカンは、こういう役が上手いんですね。情けなくもモノ悲しい表情にとても味がありました。

 

・・・・と、盛り上がったのはここまでで、肝心のメインストーリーのクライマックスでは、どんどんクールダウンしてきてしまいました。

あれっ?何故に?

ヒロインのミムラは割と好きな女優さんです。「着アリ2」では見事な絶叫演技を披露してくれましたが、今回は泣きの演技。脳の病気を持ち、音楽の道を断念した女性の役です。

見どころはあったのに。役者にさほど不満はなかったのに。

でも、ラストにかけての作りがどーもイマイチ好きになれません。
クラッシック・コンサートの場面で思っちゃったんです。さすがに「これはないかな」・・・と。
限度を超えた出来過ぎムードが漂います。

      

あとはドンドンとテンションが落ちる一方でして。

オールキャストで迎えるラストシーンまでも入り込めず・・・。
会場からは「最後わかんない」という声も上がってました。
個人的にはイメージとしての世界を表現したかったのは分からなくもないのですが。
でも感動するよりも”やりすぎ”に思えちゃって、ね。

そう言いながらも、トータルではこの映画の印象はそこそこ良かったのも事実です。

「人生にやり残しを作らない。一生懸命、後悔なく生きる。」 これ大切なことですね。

この映画が何故「もう一つの黄泉がえり」と呼ばれるのかは観れば分かりますね。

《2006.07.25記事一部改訂》

 

【作品】この胸いっぱいの愛を

 

黄泉がえり

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※こちらはメイキングDVDです(本編ではありません)

ゲストブック【5】(2005.09.13~2005.09.17)

2005年09月17日 | げすぶ。

掲 示 板

ついに【ゲストブック】5ページ目でございますぅ~♪感謝!感謝!
今回から【メニュー】と【ゲストブック】を別ページにしてみました。
何ゆえ、そんなコトをするかと言うと、タダ単に
【ゲスブ】ページの更新を
楽にするため
です!(笑)

今後、【めにゅう】ページには、コメントの書き込みができませんので、
みなたま、どーかご了承下さい。

この【ゲストブック】では、今までどおりアホなコメント大歓迎ですので、
遠慮なくお書き込み下さいませませ。

本ブログは、相変わらずのど素人の超感覚的ブログです。
その枠から一向に脱出する気配を見せておりませんので、
「それでも良いよ」と言う方だけお入り下さい。

それでは何卒、今後とも宜しくお願い致しまする~。

 

初めてご来場のみなたまへしつこく説明

このTOPぺーじのコメント欄はYahoo!ブログで言う所の

【ゲストブック】感覚で気軽にお使い下さい。

 いっぱい書けちゃうのん♪

  ★DVD小僧、ついに本土上陸!試写会参上!コメンツ。

  ★おのれの邪念に囚われ、ついTOPページにセクシー画像を
      貼り付けてしまう男の悲しいコメンツ。

  ★邦画ジャンルでの圧倒的な支持を受けつつも、
      洋画、韓流映画をバンバン観まくるスペシャリスト・コメンツ

  ★何故か、サーキットの狼だけ【4巻】しかもっていないという
     女流漫画コレクターコメンツ。

  ★せっかく新しい液晶TVを買ったのに、取り憑かれたように
     ゾンビ映画ばかり観ていると思われる女の気の毒なコメンツ。

  ★圧倒的な記事UP数を誇りながら、他のブログへお引越しを考案中という
     恐るべき映画好きさんのコメンツ。

  ・・・・・・などなど、な~んでも好きなこと書いてネ♪

      ※ただし、不愉快なエログのトラバ&コメントにつきましては、

       ただちにブログ運営責任者に報告しスパムしちゃうぞ!

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こっちゃんでした!

 


コックリさん (2004)

2005年09月16日 | ふつーMovie

こっちゃんポイント

鑑賞環境 

★★★

試写会 

上映時間 92分
製作国 韓国
公開情報 劇場公開 (ブエナビスタ)
初公開年月 2005/04/23
ジャンル ホラー
映倫 R-15

とある高校に転入してきた女子高生ユジン。彼女は間もなくクラスメートからイジメの標的にされてしまう。イジメに耐えかねたユジンはある日、友人と共に深夜の教室で“コックリさん”を呼び出し、いじめっ子たちに対して呪いをかけるのだった。その際、彼女たちは呪いの効果を高めるため、“呪われた29番の席”を倉庫の奥深くから持ち出し使う。それは、30年前のあるおぞましい事件に関わる机だった。翌朝、呪いをかけられた一人が変死体で発見される。さらに他のクラスメートも次々と謎の変死を遂げる。ユジンは事態の重大さに恐怖するが…。(作品資料より抜粋)

 

ホラーなんぞいかがっしょ
日本に馴染みの深いタイトルですが、実はコレ、韓国映画です

試写会で観たのですが、
それにしても韓国映画は例えホラーでも入りが良いですね~
今回もほぼ満員。

深夜の教室から怪しげな呪文が聞こえる・・・・・
声の主は、転校生のユジン
彼女とその友人は机を囲み、イジメを繰り返すクラスメートに対して
コックリさんで呪いをかけている

「コックリさん、コックリさん、オイデクダサイ
 目覚めよ、そして、我が願いを叶えたまえ、
 ここに記した者たちに、恐ろしい呪いを…」

机の上には、クラスメートの名前が記されたノートが広げられている
ノートに直立するような姿で、ボールペンを握りしめるユジンたち・・・

そして異変は起こる

ボールペンは、まるで意思をもったかのように
ひとりでにノートの上を動き始めたのだ・・・


「コックリさん」という遊び(占い?)を、
過去に一回でもやったことのある人はどれくらいいるんでしょう?

紙を一枚用意して、鳥居・五十音・はい・いいえを書き入れ
「コックリさん、コックリさん、おいで下さい・・・」と何度も唱える
そのうち数人が指で押さえる十円玉がスゥ~ッと動く
「え~~~~っ???」
「だれか動かしてるでしょ?アンタ?それとも、アンタ?」
なんてキャーキャー言いながら
恋の悩みや、友達とのことを「見えないトモダチ」に相談するのです

そのコックリさんの「親戚」(?)みたいな遊びに
「キューピッドさん」「ラブさん」なんていうのもありました
これ、地方によって呼び方違うみたいですけど

後者に上げた呼び方の遊びを『白』とすると、
「コックリさん」は完全に『黒』というイメージです
この遊びを軽い気持ちでやってしまったが為に
「得体の知れない何か」に取り憑かれたなんて話も
少なからず聞いたことがあります
まったく恐ろしい話です!
そのたびに、霊能者や霊に詳しいというその筋の方々は言います
「こんな霊的な儀式は決して遊び半分でやらないように・・・」と

前置きが長くなりましたが
韓国映画の『コックリさん』もこの儀式が元で、
30年前の呪いを呼び起こしてしまうというお話です

あの韓国ホラー『
ボイス』で本国のみならず
日本までをも恐怖の世界で魅了した
アン・ビョンギ監督が再び挑むこのホラーは
小さな村の女子高が舞台となります
転校生というだけでイジメに会うユジン
イジメっ娘たちに呪いで仕返しをしようと考えたことから
悲劇が始まるのです

単なる「恐さ」だけを求めて観に行くと、
この映画は恐らく「そんなに恐くない」で終わってしまう話だと思います
「恐怖の質」にも色々ありますし、
ましてや「恐怖を感じるレベル」は人それぞれ違うのでしょうが
話の設定が『ボイス』よりも遥かに日常を超越している為、
(って、ボイスもまぁあり得ないっちゃーあり得ないですが)
この映画はとくに「え~っ?そんなことがぁ?」と言いたくなるのです

それでも韓国ホラーとしては、まぁ平均的に楽しめる作品
『ボイス』の期待が相当大きかったのでちょっと拍子抜けしましたが

もうちょっと精神的にグサっとくる恐さが欲しかったですね

とにかく、この映画の影響でコックリさん遊びが流行しないことを祈ります
あなたの傍にいる行き場の無い霊たちが
誰かに取り憑いてしまうかもしれませんからね・・・

この映画のラストには、またあの人が出てきます。
「ボイス」にも出演した
あの人です。
「ボイス」を観てからこの作品を観ると、不気味さが一層増すかもしれません。

《2006.07.25記事一部改訂》

 

【作品】コックリさん

 

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ハピネット・ピクチャーズ

コックリさんを今晩やろうと思ってる人は
これを観て思いとどまって下さい。

 

SHINOBI (2005)

2005年09月15日 | ふつーMovie

こっちゃんポイント

鑑賞環境 

★★★

試写会 

上映時間 101分
製作国 日本
公開情報 劇場公開 (松竹)
初公開年月 2005/09/17
ジャンル アクション/時代劇/ロマンス

天下分け目の関が原の決戦で勝利を収め、1603年、江戸に幕府を開いた将軍・徳川家康(北村和夫)。長い戦乱を治め、太平の世作りを始めた家康は、将軍職を嫡子・秀忠へ譲り駿府へ退いた後も政権を握り、天下統一を目指して争いの芽を摘み続けていた。そして誰もが平和を感じはじめた1614年、人里はなれた二つの里に、家康の影が忍び寄る―――。 (goo映画より抜粋

 

あれれ?仲間由紀恵って、こんなにキレイだったっけ?
赤いジャージはどうしたの?眼鏡もしてないし!って「ごくせん」かっ!(*o☆)\バキッ!

今日は、この映画の試写会です。久々の大型シネコンでの試写会は、さすがに力が入りますなぁ~。ダ作でも良く見えるってモンですっ!え?別にこの映画がダ作と言うわけではありませんよ~、念のため。まぁ、ともかく感想を。

まず、この設定は卑怯です!愛する者同士が戦わなければならないなんて、悲し過ぎますッ!過去にも何度、このパターンで泣かされたか・・・・。このシチュエーションに既にウルウルきちゃいそうぢゃないですかッ!滝の落ちる川で出会った、美しい男と女・・・・・。二人は互いに身分も名前も知らない。「この出会いを悔いぬ日はありませぬ。」(この『ぬ』がぽいんと!)と女が言ったように、当然のごとく悲劇は二人の前に訪れるのです。

なかなか美しい映像ですネ。特に、最初に二人が出会った川で、(おぼろ)が水を手ですくい口に運ぶシーンの繊細な映像感覚は、まさに こっちゃんのツボ。「こんなカンジの映画かなぁ~」という嬉しい予感の的中に思わずニンマリ。・・・・・でも、チョット待てよ。コレ、なんかがモチーフになってそうな。パクリとは言わないけども、こんなのどっかになかったか?

美しい景色をバックに愛する男女が殺し合おうとする。何か見えないヒモの力(?)に引かれるが如く、お空にピューン!と飛んじゃうアクション。目立ってはいけない影の存在である忍びにとって、あり得ない派手な赤と青のコスチューム。こ、これは・・・・・まるでお隣の国でヒットした、金○武チ○ン・ツィイーのあの映画のような映像に非常に近いかも?もっとも、あちらの映画の美しさには流石に敵いませんが、これはコレ。最新のVFX特撮技術も加味され、まったく今風仕様に仕上がっていましたネ。

長きにわたり互いの争いを封印してきた伊賀と甲賀の二大忍び勢力が、何故争わなければならなかったのか?その辺りから、物語はスタートします。理不尽な争いと知りつつも、互いを傷つけ合わねばならない弦之介(げんのすけ by オダギリ・ジョー)と、(おぼろ by 仲間由紀恵)はついに一騎打ちを・・・・・。

かなりソソラレそうな展開ではありますが、実際ココまではそれほど感情を揺さぶられたりしませんでした。延々と続く伊賀と甲賀の5人同士の戦いは、忍者というよりも妖怪に極めて近い人間同士の殺し合い。もはやスゴイ技というよりも、珍しい持ちネタ品評会みたいな状態になってます。ここだけ見れば、これは『妖怪大戦争』の延長か?と言ったカンジ。

特に「熊」かなんか知らないけど、着ぐるみを着て「がお~っ!」って言ってたア・ナ・タ!それで”忍び”はないでしょう?!どっきりカメラじゃないんだから。オマケにやられ方もムナシかった。

基本的には美しい映画ですが、この中に登場する数々の殺人シーンは、あっさりしながらも結構残酷。手足がもげたり、首が飛んだりもします。あまり小さなお子様との鑑賞はオススメできませんネ。

さて、この映画の一番の見どころは朧が、家康のモトを訪れた場面です。この時に取った彼女の行動をしっかりと見て下さい!「ぐあぁぁぁぁん!」ときますから。ここからはスクリーンに目が釘付けですヨッ!あああっ!見るのも辛いこの場面・・・・・・。ここをやりたかったのか!下山カントクは?ここの演出は、なかなか気に入りました!

そしてラストにも、オープニングと同じように川で水を飲む朧が登場します。しかし、最初に見た顔とは、何処か違います。愛に満たされ、より美しくなった朧の姿がそこにありました。所々雪の積もる川辺で、白い衣装に身を包んだ朧は、もはや忍びではなく、終わらない愛を心に持つ、一人の美しい女性だったのでしょうね。

オダギリ・ジョーは最近、あちこちの映画に出演していますね。超多忙な俳優サンでしょうが、この映画では正直勿体無くも感じました。顔立ちは荒々しくも美しく良かったのですが、もっと彼のしっかりと内面を描き出す場面を持たせて欲しかった。同時に、戦いに至る前の仲間由紀恵との「愛」のドラマを、もっとしっかり描き上げて欲しかったな。そうすれば、こっちゃんも泣けたような気がします。思ってたよりも、二人のキャラには惹かれた部分もありましたから・・・・・惜しいですね。でもキャラ面では、他にも椎名桔平があんな髪で登場?など楽しめた部分もありましたヨ♪

浜崎あゆみのエンディング・テーマといい、これは今の若者を対象とし、現代風に飽きさせずアレンジした昔のお話ということなんでしょうね。歴史に弱かろうが、忍びに興味がなかろうが楽しめるアクション映画に違いはなさそうです。

《2006.07.25記事一部改訂》

 

【作品】SHINOBI