旧(アイマスな)駄目人間の溜り場

(アイマスにはまってる)駄目人間の駄目な毎日。の跡地。

オーデュボンの祈り

2007-12-18 08:11:17 | 
へんなかんじでしたね、なんかへんなかんじでした。
主人公が現代人なのに……変な感じでした。
なんか、こう、変な感じでした。

読んで最初の感想。(滝田樹里風味で)


著者は伊坂幸太郎。
陽気なギャングが地球を回す。とか比較的有名ですね。
自分も読んで面白かったし、古本屋で100円だったのでついつい購入。

すごい本でした。
一番最初に読んで思ったのは上記に書いたとおり、変な本だと思いました。
変だけど、すごい。

あらすじてきには、コンビに強盗に失敗した主人公。逃走中に気を失って気がついたら見知らぬ島で。
その島は江戸時代から外界と遮断されている島で……。って感じなんですが。
出てくるキャラクターとそれに起因したストーリーがすごい。

嘘しか言わないキャラとか、殺人が許されているキャラとか、あと喋る案山子とか。
主人公が極めて普通の現代人なのに、それが平然と存在しているところに放り込まれる。
しかも、もう片方で主人公がいなくなったところで事件も起きていて。
最後にそれが収まるんですが、それがすごい。
解説でも語られていましたが、寓話的でありながらそうでないというか。
両方が絶妙なバランスで話が出てきておもしろかったです。

最初読み出したときは一体どんな話だよ、どう話が進むのかさっぱりわからなくてかなり戸惑いましたが、
読み終わってみると「コレはすごい」って感想しか出てこなかったです。


あと、どうやら、これ、伊坂幸太郎のデビュー作らしいんですが、まじか?
だとしたらいろんな意味ですごすぎる……。

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