40歳までに10秒台

老いを感じ始めたおっさんが、100m10秒台を目指すブログ
10年程度ですが、陸上指導経験と自分の競技経験のお話もあり

複数種目に取組む

2016-12-02 22:20:07 | 考察
陸上競技の混成競技は、最大、女子は7種、男子は10種の競技を競い
合計点で順位をつける種目になりますが、個人的にはとても好きです。

一つの種目を極めることも面白いですが、走、跳、投の全てに
挑戦するには、単純な才能以外に、調整力、運動神経、基礎体力や環境と、多くの
ものが必要になります。しかし、ダントツに凄いものがなくても、まんべんなく
そこそこの力があれば、競技に参加すれば上位に入ることもできます。

多くの混成競技者は全てが得意というわけではなく、いくつかの得意種目を持ち、
苦手とする種目をどう取組むかや、練習時間、体調、環境と、単一種目に比べ
考えるべきことが増えます。

いくつかの種目をメインとし、他は上手くこなしていく
まんべんなく取組む
練習内容を考えるアプローチの仕方も。人によって変わってきます。

運動の才能がない自分自身が唯一もってる、「考える」によって結果が大きく変わるのも
私が感じる魅力の一つです。

また、他にも好きな理由を挙げるとなると、単純にトレーニングとして、得意とする
競技の成長に、他の競技が役立つことが挙げられます。
投擲種目は、瞬発性、体の使い方等に左右されるため、走りにもつながります。

ただ、純粋に記録に直結するかというと、そういうものでもなく
やはり記録を考えるならば、種目は種目できちんと練習する必要が当然あります。

幅跳び、垂直跳び、遠投などが伸びることで、スプリント能力が増すかというと
そうでもないようですので、そこで得た感覚や、筋力をスプリント能力に転換する
必要があります。

新しく挑戦することで、傷病のリスクがあります。基礎ができるまではエゴを捨て
全力でやらないようにするなど、傷病のリスクを減らすことも大事です。

無駄に3時間も4時間も練習するならば、複数種目の練習をするなど
時間の使い方を見直すのもいいのではないでしょうか。


と、混成種目を推している記事ですが、本気で競技としてやるならば、本当に考えられる
人ではないと無理かと思います。一つの種目で手一杯の人がするには、いろいろと手から
あふれてしまいます。