5月1日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比83円13銭(0.60%)安の1万3766円86銭で今日の取引を終了した。
前日のNY市場は、1-3月期GDP速報値など底堅いマクロ指標や、GMやP&Gなど主力企業の好決算を好感し、主要株価3指数は序盤から堅調に推移していった。しかし、FOMCの声明において米国の景気見通しが依然として弱いとの見方を示した事から、このところの利下げ打ち止め観測が急速に後退し、今後の金利動向に不透明感が強まった事が嫌気され、主要株価3指数は引けにかけて利益確定の売りから急落し下げに転じて終えた。
今日の東京市場は、底堅い内容のマクロ指標や好調な企業業績を背景に過度の不安感は後退しているものの、前日のNY株が小幅安となった事を受け、日経平均も小安い水準で始まった。その後も、FOMCの声明が景気底打ち感の醸成に至らなかった事が重しとなり、日経平均は金融株などを中心とした利益確定の売りに圧迫され、終始軟調な地合いが続いた。前日のFOMCでの米国経済に対するFRBの認識は、このところの楽観ムードに水を差された観があり、2日の米国の雇用統計の発表を控え、イベントリスクを警戒しポジション調整の動きが強まったようだ。
東証1部の売買代金は概算で2兆2716億円、売買高は17億46万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は437、値下がりは1167、変わらずは117だった。
個別銘柄では、主力株が総じて軟調な中、JT、BS、松下、富士フイルム、三菱電、ファナック、コマツ、KDDI、JR西日本などが上げた。
大証の日経平均先物6月物は続落し、前日比30円安の1万3790円で今日の取引を終了した。一方、シンガポール市場の日経平均先物6月物は、前日の清算値と比べ15円安の1万3780円で取引を終了した。
底堅い内容となった米国のマクロ指標や主力企業の好決算を好感し、日経225先物は前日と同水準で始まり底堅く推移していたが、徐々に利益確定の売りに圧され出しじり安の展開となった。ただ、楽観ムードに水を差されたとはいえ、市場のセンチメントは改善の方向に向かいつつある事から、下値を売り込んでいく展開とはならず、様子見から小安い水準でのもみ合いが続いた。
一方、東京外国為替市場で円は対ドルで続伸し、15時時点では前日の17時時点に比べ29銭円高・ドル安の1ドル=103円75―80銭前後で推移している。
前日のNY市場では、堅調なマクロ指標や米国主力企業の好決算を好感し、序盤から円売り・ドル買いが先行して始まり、円は一時104円80銭台まで下落した。しかし、FOMCの声明で今後も追加利下げの可能性を否定しなかった事から、FRBによる利下げ打ち止め観測が後退し、急速にドルを売り戻す動きが強まった。
今日の東京市場は、米国の利下げ打ち止め観測が後退した事を背景に、円買い・ドル売りが先行して始まった。ただ、アジア市場の多くが休場となり商い・材料ともに乏しい中、週末に米国の雇用統計の発表を控え、様子見からドル売りの動きも限定的なものとなり、午前午後を通じて小幅なレンジで一進一退を繰り返す展開が続いている。
円は対ユーロで反落し、15時時点では前日の17時時点と比べ11銭円安・ユーロ高の1ユーロ=162円12―17銭前後で推移している。
前日のNY市場では、FOMCの声明を受け、FRBによる利下げ打ち止め観測が後退した事から、対ドルでのユーロの買い戻しが強まり、対円でもユーロ買いの動きが波及した。
今日の東京市場は、海外市場の流れを引き継いで円売り・ユーロ買いが先行して始まった。しかし、その後は日経平均の軟調地合いから、クロス円全般に円買い圧力が強まり、円は下げ渋る展開が続いた。ただ、週末に米国の雇用統計の発表を控え様子見気分も強く、午後にかけては動意に乏しい場面が目立つ。
前日のNY市場は、1-3月期GDP速報値など底堅いマクロ指標や、GMやP&Gなど主力企業の好決算を好感し、主要株価3指数は序盤から堅調に推移していった。しかし、FOMCの声明において米国の景気見通しが依然として弱いとの見方を示した事から、このところの利下げ打ち止め観測が急速に後退し、今後の金利動向に不透明感が強まった事が嫌気され、主要株価3指数は引けにかけて利益確定の売りから急落し下げに転じて終えた。
今日の東京市場は、底堅い内容のマクロ指標や好調な企業業績を背景に過度の不安感は後退しているものの、前日のNY株が小幅安となった事を受け、日経平均も小安い水準で始まった。その後も、FOMCの声明が景気底打ち感の醸成に至らなかった事が重しとなり、日経平均は金融株などを中心とした利益確定の売りに圧迫され、終始軟調な地合いが続いた。前日のFOMCでの米国経済に対するFRBの認識は、このところの楽観ムードに水を差された観があり、2日の米国の雇用統計の発表を控え、イベントリスクを警戒しポジション調整の動きが強まったようだ。
東証1部の売買代金は概算で2兆2716億円、売買高は17億46万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は437、値下がりは1167、変わらずは117だった。
個別銘柄では、主力株が総じて軟調な中、JT、BS、松下、富士フイルム、三菱電、ファナック、コマツ、KDDI、JR西日本などが上げた。
大証の日経平均先物6月物は続落し、前日比30円安の1万3790円で今日の取引を終了した。一方、シンガポール市場の日経平均先物6月物は、前日の清算値と比べ15円安の1万3780円で取引を終了した。
底堅い内容となった米国のマクロ指標や主力企業の好決算を好感し、日経225先物は前日と同水準で始まり底堅く推移していたが、徐々に利益確定の売りに圧され出しじり安の展開となった。ただ、楽観ムードに水を差されたとはいえ、市場のセンチメントは改善の方向に向かいつつある事から、下値を売り込んでいく展開とはならず、様子見から小安い水準でのもみ合いが続いた。
一方、東京外国為替市場で円は対ドルで続伸し、15時時点では前日の17時時点に比べ29銭円高・ドル安の1ドル=103円75―80銭前後で推移している。
前日のNY市場では、堅調なマクロ指標や米国主力企業の好決算を好感し、序盤から円売り・ドル買いが先行して始まり、円は一時104円80銭台まで下落した。しかし、FOMCの声明で今後も追加利下げの可能性を否定しなかった事から、FRBによる利下げ打ち止め観測が後退し、急速にドルを売り戻す動きが強まった。
今日の東京市場は、米国の利下げ打ち止め観測が後退した事を背景に、円買い・ドル売りが先行して始まった。ただ、アジア市場の多くが休場となり商い・材料ともに乏しい中、週末に米国の雇用統計の発表を控え、様子見からドル売りの動きも限定的なものとなり、午前午後を通じて小幅なレンジで一進一退を繰り返す展開が続いている。
円は対ユーロで反落し、15時時点では前日の17時時点と比べ11銭円安・ユーロ高の1ユーロ=162円12―17銭前後で推移している。
前日のNY市場では、FOMCの声明を受け、FRBによる利下げ打ち止め観測が後退した事から、対ドルでのユーロの買い戻しが強まり、対円でもユーロ買いの動きが波及した。
今日の東京市場は、海外市場の流れを引き継いで円売り・ユーロ買いが先行して始まった。しかし、その後は日経平均の軟調地合いから、クロス円全般に円買い圧力が強まり、円は下げ渋る展開が続いた。ただ、週末に米国の雇用統計の発表を控え様子見気分も強く、午後にかけては動意に乏しい場面が目立つ。