30日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日比166円93銭(1.07%)高の1万5680円67銭で今週の取引を終了した。
前日のNY市場は、住宅関連指標の悪化や個人消費の先行きへの不透明感から売りが先行する展開となったが、引き続き12月のFOMCでの追加利下げ観測が相場の下支えする一方、7-9月期のGDP改定値が大幅に上方修正された事や、原油相場が反発した事でエネルギー株が相場を押し上げ、午後にかけてはプラス圏で推移し取引を終えた。
今日の東京市場では、前日のNY市場が方向感のない展開となった事や、今日が月末週末と言う事もあり、日経平均は小高く寄り付いて始まった後は、様子見ムードから小動きとなっている。前日の大幅高の後という事もあり、その反動による利益確定の売り圧力も強かった。しかし、バーナンキFRB議長が講演で追加利下げを示唆する様な発言をしたと伝わると、先物への買いが勢いづいた事で日経平均も連れ高となり、午前の高値で取引を終了した。
午後に入っても午前の地合いを引き継ぐと共に、円相場が110円台まで押し戻された事や、月末のドレッシング期待も手伝うと、日経平均は一段高となり、一時上げ幅が200円を超え1万5750円を上回る場面もあった。取り分け資源・海運セクターが高く相場を牽引した。しかし、その後は戻り売りや週末によるポジション調整の売りが強まると、日経平均は大引けにかけて伸び悩む展開となった。
東証1部の売買代金は概算で3兆1195億円、売買高は26億1581万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1229、値下がりは406、横ばいは84だった。
個別銘柄では、資源・海運セクターや機械株が総じて高かった。また大手銀行株も高い。その他には、信越化、武田、BS、トヨタ、日立、東芝、ソフトバンク、三井不、NTTなどが上げた。一方、ハイテク株の一角が安く、松下、ソニー、キヤノン、シャープ、富士通などが安い。その他には、JT、第一三共、富士フイルム、ニコン、NTTドコモなどが安かった。
大証の日経平均先物12月物は続伸し、前日比160円高の1万5730円で今週の取引を終了した。一方、シンガポールの日経平均先物12月物は、前日の清算値と比べ160円高の1万5715円で取引を終了した。
前日のNY市場が方向感のない展開となった事や、今日の日経225先物は前日の大幅高の反動もあり、利益確定の売りが先行する形で始まった。その後も前日終値付近で上値の重い展開となったが、バーナンキFRB議長が講演で追加利下げを示唆する様な発言をしたと伝わると、買いの勢いが増してじりじりと上げ幅を拡大していった。一時は1万5700円を回復し、この日の高値圏で午前を終えた。
午後に入ると、円相場が110円台前半まで押し戻されている事や、月末による機関投資家のドレッシング期待から一段と買いが勢いを増すと、一時190円高の1万5760円まで上げ幅を拡大していった。その後は戻り売りやポジション調整の売りから伸び悩む展開となったが、引けにかけては再び持ち直し、高値圏で取引を終えている。TOPIX先物12月物は続伸し、前日比14.5ポイント高の1534.0で今週の取引を終えた。日経平均オプション12月物はコールのロングが優勢。
一方、東京外国為替市場で円は対ドルで続落し、17時時点では前日同時点に比べ52銭円安・ドル高の1ドル=110円26―29銭前後で推移している。
前日の海外市場では、株価睨みの展開となって方向感に乏しかった。住宅市場の悪化を示す経済指標の発表や、個人消費の先行きの不透明感を背景に、円買いが先行する形で推移したが、その後は追加利下げ観測などを手掛かりにプラス圏に転じると、円は伸び悩む展開となった。
今日の東京市場では、前日とほぼ変わらない水準で始まった後は、朝方発表された10月の消費者物価指数が市場予想を上回った事を受け、一時円買いに傾く場面も見られた。その後は、月末による実需筋のドル買いや、バーナンキFRB議長が講演で利下げを示唆する様な発言をした事で、日経平均が上げ幅を拡大した事からリスク回避姿勢が後退し、円の売り戻しを誘発した。
午後に入ると、アジアの株式市場が堅調に推移している事もあり、一時110円44銭あたりまで下げ幅を拡大する場面もあったが、その後は日経平均が高値圏で伸び悩んだ事や、週末と言う事で見送りムードも強まると、円相場も動意に乏しい展開となった。夕方にかけてはポジション調整から値動きの荒い展開となり、円は強含みの展開となっている。
円は対ユーロで小幅に続落し、17時時点では前日同時点に比べ2銭円安・ユーロ高の1ユーロ=162円59―62銭前後で推移している。
前日の海外市場では、前日の急速に進んだ円安の反動から、クロス円を中心に利益確定による円の買い戻しが優勢となった。
今日の東京市場でもこうした流れを引き継いで、円買い・ユーロ売りが先行して始まった後、10月の消費者物価指数の発表を受け、一時161円台後半まで円が買われる場面もあった。その後は、バーナンキFRB議長が講演で利下げを示唆する発言をした事を好感し、日経平均が上昇局面に入ると、リスク許容度の高まりからクロス円を中心に円売りが強まり、昼前にかけ急速に伸び悩んだ。
午後に入ると、日経平均が伸び悩んだ事もあり、162円半ば付近でで一進一退を繰り返し、方向感に乏しい展開となった。その後、夕方にかけては週末と言う事もあり、ポジション調整の動きから値動きの荒い展開となっている。
前日のNY市場は、住宅関連指標の悪化や個人消費の先行きへの不透明感から売りが先行する展開となったが、引き続き12月のFOMCでの追加利下げ観測が相場の下支えする一方、7-9月期のGDP改定値が大幅に上方修正された事や、原油相場が反発した事でエネルギー株が相場を押し上げ、午後にかけてはプラス圏で推移し取引を終えた。
今日の東京市場では、前日のNY市場が方向感のない展開となった事や、今日が月末週末と言う事もあり、日経平均は小高く寄り付いて始まった後は、様子見ムードから小動きとなっている。前日の大幅高の後という事もあり、その反動による利益確定の売り圧力も強かった。しかし、バーナンキFRB議長が講演で追加利下げを示唆する様な発言をしたと伝わると、先物への買いが勢いづいた事で日経平均も連れ高となり、午前の高値で取引を終了した。
午後に入っても午前の地合いを引き継ぐと共に、円相場が110円台まで押し戻された事や、月末のドレッシング期待も手伝うと、日経平均は一段高となり、一時上げ幅が200円を超え1万5750円を上回る場面もあった。取り分け資源・海運セクターが高く相場を牽引した。しかし、その後は戻り売りや週末によるポジション調整の売りが強まると、日経平均は大引けにかけて伸び悩む展開となった。
東証1部の売買代金は概算で3兆1195億円、売買高は26億1581万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1229、値下がりは406、横ばいは84だった。
個別銘柄では、資源・海運セクターや機械株が総じて高かった。また大手銀行株も高い。その他には、信越化、武田、BS、トヨタ、日立、東芝、ソフトバンク、三井不、NTTなどが上げた。一方、ハイテク株の一角が安く、松下、ソニー、キヤノン、シャープ、富士通などが安い。その他には、JT、第一三共、富士フイルム、ニコン、NTTドコモなどが安かった。
大証の日経平均先物12月物は続伸し、前日比160円高の1万5730円で今週の取引を終了した。一方、シンガポールの日経平均先物12月物は、前日の清算値と比べ160円高の1万5715円で取引を終了した。
前日のNY市場が方向感のない展開となった事や、今日の日経225先物は前日の大幅高の反動もあり、利益確定の売りが先行する形で始まった。その後も前日終値付近で上値の重い展開となったが、バーナンキFRB議長が講演で追加利下げを示唆する様な発言をしたと伝わると、買いの勢いが増してじりじりと上げ幅を拡大していった。一時は1万5700円を回復し、この日の高値圏で午前を終えた。
午後に入ると、円相場が110円台前半まで押し戻されている事や、月末による機関投資家のドレッシング期待から一段と買いが勢いを増すと、一時190円高の1万5760円まで上げ幅を拡大していった。その後は戻り売りやポジション調整の売りから伸び悩む展開となったが、引けにかけては再び持ち直し、高値圏で取引を終えている。TOPIX先物12月物は続伸し、前日比14.5ポイント高の1534.0で今週の取引を終えた。日経平均オプション12月物はコールのロングが優勢。
一方、東京外国為替市場で円は対ドルで続落し、17時時点では前日同時点に比べ52銭円安・ドル高の1ドル=110円26―29銭前後で推移している。
前日の海外市場では、株価睨みの展開となって方向感に乏しかった。住宅市場の悪化を示す経済指標の発表や、個人消費の先行きの不透明感を背景に、円買いが先行する形で推移したが、その後は追加利下げ観測などを手掛かりにプラス圏に転じると、円は伸び悩む展開となった。
今日の東京市場では、前日とほぼ変わらない水準で始まった後は、朝方発表された10月の消費者物価指数が市場予想を上回った事を受け、一時円買いに傾く場面も見られた。その後は、月末による実需筋のドル買いや、バーナンキFRB議長が講演で利下げを示唆する様な発言をした事で、日経平均が上げ幅を拡大した事からリスク回避姿勢が後退し、円の売り戻しを誘発した。
午後に入ると、アジアの株式市場が堅調に推移している事もあり、一時110円44銭あたりまで下げ幅を拡大する場面もあったが、その後は日経平均が高値圏で伸び悩んだ事や、週末と言う事で見送りムードも強まると、円相場も動意に乏しい展開となった。夕方にかけてはポジション調整から値動きの荒い展開となり、円は強含みの展開となっている。
円は対ユーロで小幅に続落し、17時時点では前日同時点に比べ2銭円安・ユーロ高の1ユーロ=162円59―62銭前後で推移している。
前日の海外市場では、前日の急速に進んだ円安の反動から、クロス円を中心に利益確定による円の買い戻しが優勢となった。
今日の東京市場でもこうした流れを引き継いで、円買い・ユーロ売りが先行して始まった後、10月の消費者物価指数の発表を受け、一時161円台後半まで円が買われる場面もあった。その後は、バーナンキFRB議長が講演で利下げを示唆する発言をした事を好感し、日経平均が上昇局面に入ると、リスク許容度の高まりからクロス円を中心に円売りが強まり、昼前にかけ急速に伸び悩んだ。
午後に入ると、日経平均が伸び悩んだ事もあり、162円半ば付近でで一進一退を繰り返し、方向感に乏しい展開となった。その後、夕方にかけては週末と言う事もあり、ポジション調整の動きから値動きの荒い展開となっている。