マーケット・ディーラー ~日本株、為替、穀物、石油他~

ヘッジファンド・ディーラー歴15年の運営者が送るマーケット・リポート。

東京株式市場 大引け概況 日経平均続伸 前日比166円93銭高

2007-11-30 18:03:22 | Weblog
 30日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日比166円93銭(1.07%)高の1万5680円67銭で今週の取引を終了した。

 前日のNY市場は、住宅関連指標の悪化や個人消費の先行きへの不透明感から売りが先行する展開となったが、引き続き12月のFOMCでの追加利下げ観測が相場の下支えする一方、7-9月期のGDP改定値が大幅に上方修正された事や、原油相場が反発した事でエネルギー株が相場を押し上げ、午後にかけてはプラス圏で推移し取引を終えた。

 今日の東京市場では、前日のNY市場が方向感のない展開となった事や、今日が月末週末と言う事もあり、日経平均は小高く寄り付いて始まった後は、様子見ムードから小動きとなっている。前日の大幅高の後という事もあり、その反動による利益確定の売り圧力も強かった。しかし、バーナンキFRB議長が講演で追加利下げを示唆する様な発言をしたと伝わると、先物への買いが勢いづいた事で日経平均も連れ高となり、午前の高値で取引を終了した。

 午後に入っても午前の地合いを引き継ぐと共に、円相場が110円台まで押し戻された事や、月末のドレッシング期待も手伝うと、日経平均は一段高となり、一時上げ幅が200円を超え1万5750円を上回る場面もあった。取り分け資源・海運セクターが高く相場を牽引した。しかし、その後は戻り売りや週末によるポジション調整の売りが強まると、日経平均は大引けにかけて伸び悩む展開となった。

 東証1部の売買代金は概算で3兆1195億円、売買高は26億1581万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1229、値下がりは406、横ばいは84だった。

 個別銘柄では、資源・海運セクターや機械株が総じて高かった。また大手銀行株も高い。その他には、信越化、武田、BS、トヨタ、日立、東芝、ソフトバンク、三井不、NTTなどが上げた。一方、ハイテク株の一角が安く、松下、ソニー、キヤノン、シャープ、富士通などが安い。その他には、JT、第一三共、富士フイルム、ニコン、NTTドコモなどが安かった。

 大証の日経平均先物12月物は続伸し、前日比160円高の1万5730円で今週の取引を終了した。一方、シンガポールの日経平均先物12月物は、前日の清算値と比べ160円高の1万5715円で取引を終了した。

 前日のNY市場が方向感のない展開となった事や、今日の日経225先物は前日の大幅高の反動もあり、利益確定の売りが先行する形で始まった。その後も前日終値付近で上値の重い展開となったが、バーナンキFRB議長が講演で追加利下げを示唆する様な発言をしたと伝わると、買いの勢いが増してじりじりと上げ幅を拡大していった。一時は1万5700円を回復し、この日の高値圏で午前を終えた。

 午後に入ると、円相場が110円台前半まで押し戻されている事や、月末による機関投資家のドレッシング期待から一段と買いが勢いを増すと、一時190円高の1万5760円まで上げ幅を拡大していった。その後は戻り売りやポジション調整の売りから伸び悩む展開となったが、引けにかけては再び持ち直し、高値圏で取引を終えている。TOPIX先物12月物は続伸し、前日比14.5ポイント高の1534.0で今週の取引を終えた。日経平均オプション12月物はコールのロングが優勢。

 一方、東京外国為替市場で円は対ドルで続落し、17時時点では前日同時点に比べ52銭円安・ドル高の1ドル=110円26―29銭前後で推移している。

 前日の海外市場では、株価睨みの展開となって方向感に乏しかった。住宅市場の悪化を示す経済指標の発表や、個人消費の先行きの不透明感を背景に、円買いが先行する形で推移したが、その後は追加利下げ観測などを手掛かりにプラス圏に転じると、円は伸び悩む展開となった。

 今日の東京市場では、前日とほぼ変わらない水準で始まった後は、朝方発表された10月の消費者物価指数が市場予想を上回った事を受け、一時円買いに傾く場面も見られた。その後は、月末による実需筋のドル買いや、バーナンキFRB議長が講演で利下げを示唆する様な発言をした事で、日経平均が上げ幅を拡大した事からリスク回避姿勢が後退し、円の売り戻しを誘発した。

 午後に入ると、アジアの株式市場が堅調に推移している事もあり、一時110円44銭あたりまで下げ幅を拡大する場面もあったが、その後は日経平均が高値圏で伸び悩んだ事や、週末と言う事で見送りムードも強まると、円相場も動意に乏しい展開となった。夕方にかけてはポジション調整から値動きの荒い展開となり、円は強含みの展開となっている。

 円は対ユーロで小幅に続落し、17時時点では前日同時点に比べ2銭円安・ユーロ高の1ユーロ=162円59―62銭前後で推移している。

 前日の海外市場では、前日の急速に進んだ円安の反動から、クロス円を中心に利益確定による円の買い戻しが優勢となった。

 今日の東京市場でもこうした流れを引き継いで、円買い・ユーロ売りが先行して始まった後、10月の消費者物価指数の発表を受け、一時161円台後半まで円が買われる場面もあった。その後は、バーナンキFRB議長が講演で利下げを示唆する発言をした事を好感し、日経平均が上昇局面に入ると、リスク許容度の高まりからクロス円を中心に円売りが強まり、昼前にかけ急速に伸び悩んだ。

 午後に入ると、日経平均が伸び悩んだ事もあり、162円半ば付近でで一進一退を繰り返し、方向感に乏しい展開となった。その後、夕方にかけては週末と言う事もあり、ポジション調整の動きから値動きの荒い展開となっている。

東京株式市場 寄り付き概況 日経平均続伸 前日比6円79銭高

2007-11-30 09:27:41 | Weblog
 30日の東京株式市場で日経平均株価は続伸して始まり、前日比6円79銭高の1万5520円53銭で寄り付いた。

 前日のNY市場は、住宅関連指標の悪化や個人消費の先行きへの不透明感から売りが先行する展開となったが、引き続き12月のFOMCでの追加利下げ観測が相場の下支えする一方、7-9月期のGDP改定値が大幅に上方修正された事や、原油相場が反発した事でエネルギー株が相場を押し上げ、午後にかけてはプラス圏で推移し取引を終えた。

 今日の東京市場では、前日のNY市場が方向感のない展開となった事や、今日が月末週末と言う事もあり、日経平均は小高く寄り付いて始まった後は、様子見ムードから小動きとなっている。前日の大幅高の後という事もあり、その反動による利益確定の売り圧力も強い。

 大証の日経平均先物12月物は反落して始まり、前日比20円安の1万5550円で寄り付いた。一方、シンガポールの日経平均先物12月物は、前日の清算値と比べ25円高の1万5580円で寄り付いている。なお、シカゴ市場の日経平均先物12月物の清算値は1万5585円であった。

 前日のNY市場が方向感のない展開となった事や、今日の日経225先物は前日の大幅高の反動もあり、利益確定の売りが先行する形で始まっている。

 一方、東京外国為替市場で円は対ドルでほぼ変わらない水準で始まり、9時時点では前日17時時点に比べ4銭円安・ドル高の1ドル=109円78―81銭前後で推移している。

 前日の海外市場では、株価睨みの展開となって方向感に乏しかった。住宅市場の悪化を示す経済指標の発表や、個人消費の先行きの不透明感を背景に、円買いが先行する形で推移したが、その後は追加利下げ観測などを手掛かりにプラス圏に転じると、円は伸び悩む展開となった。

 今日の東京市場では、前日とほぼ変わらない水準で始まった後は、朝方発表された10月の消費者物価指数が市場予想を上回った事を受け、一時円買いに傾く場面も見られたが、その後は手掛かり難から小動きとなっている。

 円は対ユーロで反発して始まり、9時時点では前日17時時点に比べ58銭円高・ユーロ安の1ユーロ=161円99銭―162円04銭前後で推移している。

 前日の海外市場では、前日の急速に進んだ円安の反動から、クロス円を中心に利益確定による円の買い戻しが優勢となった。

 今日の東京市場でもこうした流れを引き継いで、円買い・ユーロ売りが先行して始まった後、10月の消費者物価指数の発表を受け、一時161円台後半まで円が買われる場面もあったが、その後はやや伸び悩んでいる。

NYマーケットの動向 NY株続伸 方向感のない展開

2007-11-30 08:13:57 | Weblog
 29日のNY株式市場は小幅ながら続伸し、NYダウは前日比22ドル28セント高の1万3311ドル73セント、S&P500は0.7ポイント高の1469.72、ナスダックは5.22ポイント高の2668.13で取引を終了した。

 この日のNY市場は方向感のない展開に終始した。前日の大幅高の反動から利益確定の売りが先行し、朝方から軟調に推移した。また、小売大手のシアーズの8-10月期決算が99%減益となった事や、10月の新築住宅販売件数が発表され住宅価格の下落が一段と強まったどから、個人消費や住宅市場の先行きに対する懸念が強まり相場全体の重石となった。

 ただ、前日に引き続き12月のFOMCでの追加利下げ観測が相場の下支えとなる一方、7-9月期のGDP改定値が大幅に上方修正された事や、この日はNY原油相場が供給不安を背景に反発した事で、エネルギー株が相場を押し上げ、午後にかけてはプラス圏で推移し取引を終えた。

 なお、シカゴ市場の日経平均先物12月物の清算値は1万5585円で、大証終値1万5570円を15円上回って終了した。

 一方、NY外国為替市場で円は対ドルで小幅ながら反発し、前日比5銭円高・ドル安の1ドル=109円90―95銭で取引を終えた。

 この日のドル円相場は株価睨みの展開となり、方向感に乏しかった。住宅市場の悪化を示す経済指標の発表や、個人消費の先行きの不透明感を背景に、NY株が軟調に推移した事で円買いが先行する形で推移したが、その後は追加利下げ観測などを手掛かりにプラス圏に転じると、円は伸び悩む展開となった。

 円は対ユーロで大幅に反発し、前日比1円15銭円高・ユーロ安の1ユーロ=162円10―15銭で取引を終えた。

 前日の急速な円安の進行の反動から、クロス円を中心に利益確定による円の買い戻しが優勢となった。

株式投資の実例

2007-11-29 18:35:51 | Weblog
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東京株式市場 大引け概況 日経平均反発 前日比359円96銭高

2007-11-29 16:38:08 | Weblog
 29日の東京株式市場で日経平均株価は急反発し、前日比359円96銭(2.37%)高の1万5513円74銭で今日の取引を終了した。

 前日のNY市場では、FRBのコーン副議長がこの所の信用市場の混乱や、景気下振れリスクの高まりを踏まえ、FRBの金融政策がそうした現実に見合った実務的なものである必要があるとの趣旨の発言をした事で、次回FOMCでの追加利下げに動くとの観測が強まり、NY株は大幅高の展開となった。

 今日の東京市場では、NY株の大幅高を好感すると共に、リスク志向の回復で円キャリー取引が活発化し、急速に円安方向へと振れた事も支援材料となり、日経平均は全面高の展開で始まった。その後も金融セクターや輸出関連株への買い戻しが主導し、前場の中頃には上げ幅が300円超まで拡大し、1万5500円台を維持したまま午前の取引を終えた。

 午後に入っても、引き続き先物へのショートカバーの動きから、日経平均は一段高となり、一時は上げ幅が400円を超え、この日の最高値圏となる1万5550円台まで上げる場面もあった。ただ、その後は戻り売りなどから上値の重い展開となり、高値圏でのもみ合いに終始し、やや伸び悩む展開となった。

 東証1部の売買代金は概算で2兆5871億円、売買高は19億4639万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1449、値下がりは203、変わらずは66銘柄だった。

 個別銘柄では、金融・不動産セクターなどの内需株が総じて高い。また、トヨタ、キャノンなどの輸出関連株も高い。その他には、資源・海運セクターも高かった。一方、鉱業株が安い。その他には、日本製紙、塩野義、JR東日本、JR西日本、セコムなどが安かった。

 大証の日経平均先物12月物も急反発し、前日比410円高の1万5570円で今日の取引を終了した。一方、シンガポール市場の日経平均先物12月物は、前日の清算値と比べ385円高の1万5555円で取引を終了した。

 FRB副議長の追加利下げを示唆する様な発言を手掛かりに、NY株が大幅高となる一方で、リスク回帰が強まり円キャリー復活によって急速に円安が進行した事を好感し、今日の日経225先物は大幅高となって始まり、寄り付きから1万5500円台を回復した。その後は、戻り売りなどで上値の重い展開となり、高値圏でのもみ合いを強めた。

 午後に入ると、アジア市場も全面高の展開となっている事で買い安心感が広がると、ショートカバーの動きが強まり一時410円高の1万5570円まで上げ幅を拡大する場面もあった。しかし、買い戻しが一巡した後は利益確定の売りや、戻り売りに押され上値の重い展開となった。その後も高値圏でのもみ合いとなったが、引けにかけては仕掛けによる買いから、再びこの日の高値をつけて取引を終えた。TOPIX先物12月物も急反発し、前日比44.0ポイント高の1519.5で今日の取引を終えた。日経平均オプション12月物はコールのロングが優勢。

 一方、東京外国為替市場で円は膠着感を強め、16時時点では前日の17時時点に比べ1円41銭円安・ドル高の1ドル=110円12―15銭前後で推移している。

 前日の海外市場では、FRBのコーン副議長が追加利下げを示唆する発言をした事で、利下げ期待によるNY株の急伸を受け、市場にはリスク志向の高まりを背景に、円キャリー再開の流れが強まり、円売り・ドル買いが強まった。

 今日の東京市場ではこうした流れを引き継ぎ、円売り・ドル買いが先行して始まった。ただ、金利先安観を背景にドルが主要通貨で弱含んでいる事から、ドルの上値も重く、日経平均が300円を超える上げ幅を付けても、110円32銭まで下げる場面もあったが、昼にかけては下げ渋る展開となった。

 午後に入っても、ポジション調整の動きに終始し、109円台後半付近で一進一退を繰り返した。日経平均やアジアの株式市場が全面高となっている事で、円買いには動きづらい反面、米景気の先行き不透明感や金利先安観を背景にドル買いにも慎重となっており、市場では見送りムードが強まり動意に乏しい展開となっている。

 円は対ユーロでもみ合いを強め、16時時点では前日の17時時点に比べ2円48銭円安・ユーロ高の1ユーロ=163円02―05銭前後で推移している。

 前日の海外市場では、FRBのコーン副議長の追加利下げを示唆する内容の発言を手掛かりに、NY株が大幅高となった事から、リスク資産回帰に伴い円キャリー活発化による円売り・ユーロ買いが優勢となった。

 今日の東京市場では、海外市場での流れを受け円売り・ユーロ買いが先行して始まった。その後も、日経平均が大幅高となった事から、リスク回帰による円売りがクロス円を中心に優勢となったが、引き続きサブプライム問題による信用不安がくすぶる中、一段の円キャリーへのシフトには慎重になっており、ユーロの上値も限られた。

 午後に入ると、一段と相場は膠着感を強め、163円を挟み小幅なレンジで一進一退を繰り返した。日経平均が引き続き高値圏で推移する一方、サブプライム問題による金融市場の先行き不透明感も根強い事から、総じて見送りムードからポジション調整の動きに留まり、動意に乏しい展開となった。

東京株式市場 寄り付き概況 日経平均反発 前日比185円33銭高

2007-11-29 09:31:15 | Weblog
 29日の東京株式市場で日経平均株価は反発して始まり、前日比185円33銭高の1万5399円61銭で寄り付いた。

 前日のNY市場では、FRBのコーン副議長がこの所の信用市場の混乱や、景気下振れリスクの高まりを踏まえ、FRBの金融政策がそうした現実に見合った実務的なものである必要があるとの趣旨の発言をした事で、次回FOMCでの追加利下げに動くとの観測が強まり、NY株は大幅高の展開となった。

 今日の東京市場では、NY株の大幅高を好感すると共に、リスク志向の回復で円キャリー取引が活発化しし、急速に円安方向へと振れた事も支援材料となり、日経平均は全面高の展開で始まっている。

 大証の日経平均先物12月物も大幅に反発して始まり、前日比360円高の1万5520円で寄り付いた。一方、シンガポール市場の日経平均先物12月物は、前日の清算値と比べ340円高の1万5510円で寄り付いている。なお、シカゴ市場の日経平均先物12月物の清算値1万5535円であった。

 FRB副議長の追加利下げを示唆する様な発言を手掛かりに、NY株が大幅高となる一方で、リスク回帰が強まり円キャリー復活によって急速に円安が進行した事を好感し、今日の日経225先物は大幅高となって始まり、1万5500円台を回復している。

 一方、東京外国為替市場で円は大幅に続落して始まり、9時時点では前日の17時時点に比べ1円26銭円安・ドル高の1ドル=109円96―99銭前後で推移している。

 前日の海外市場では、FRBのコーン副議長が追加利下げを示唆する発言をした事で、利下げ期待によるNY株の急伸を受け、市場にはリスク志向の高まりを背景に、円キャリー再開の流れが強まり、円売り・ドル買いが強まった。

 今日の東京市場ではこうした流れを引き継ぎ、円売り・ドル買いが先行して始まっている。ただ、金利先安観を背景にドルが主要通貨で弱含んでいる事から、ドルの上値も重い。

 円は対ユーロで急反落して始まり、9時時点では前日の17時時点に比べ2円59銭円安・ユーロ高の1ユーロ=163円16―20銭前後で推移している。

 前日の海外市場では、FRBのコーン副議長の追加利下げを示唆する内容の発言を手掛かりに、NY株が大幅高となった事から、リスク資産回帰に伴い円キャリー活発化による円売り・ユーロ買いが優勢となった。

 今日の東京市場では、海外市場での流れを受け円売り・ユーロ買いが先行して始まっている。

NYマーケットの動向 NY株大幅高 追加利下げ観測

2007-11-29 08:09:40 | Weblog
 28日のNY株式市場は大幅に続伸し、NYダウは前日比331ドル01セント高の1万3289ドル45セント、S&P500は40.79ポイント高の1469.02、ナスダックは82.11ポイント高の2662.91で取引を終えた。

 この日のNY市場は、FRBのコーン副議長の講演で、この所の信用市場の混乱や景気下振れリスクの高まりを踏まえ、FRBの金融政策がそうした現実に見合った実務的なものである必要があるとの趣旨の発言をした事で、次回FOMCでの追加利下げに動くとの観測が強まり、NY株は大幅高の展開となった。

 取り分け上げを主導したのが金融セクターで、シティグループ、JPモルガン・チェースなど銀行株や、ゴールドマン・サックス、メリルリンチ、モルガン・スタンレーなど証券株も大幅高となった。一方、ネット通販最大手のアマゾン・ドットコムなどが牽引しハイテク株も軒並み高く、ナスダックは今年最大の上げ幅を記録した。

 なお、シカゴ市場の日経平均先物12月物の清算値1万5535円で、大証終値1万5160円を375円上回って終了した。

 一方、NY外国為替市場で円は大幅に続落し、前日比1円5銭円安・ドル高の1ドル=110円00―05銭で取引を終えた。

 FRBのコーン副議長が追加利下げを示唆する発言をした事で、利下げ期待によるNY株の急伸を受け、市場にはリスク志向の高まりを背景に、円キャリー再開の流れが強まり、円売り・ドル買いが強まった。その後も、株価が上げ幅を拡大するにつれ、円は一時110円48銭まで下げる場面もあった。

 円は対ユーロで大幅に続落し、前日比1円65銭円安・ユーロ高の1ユーロ=163円25―30銭で取引を終えた。

 FRBのコーン副議長の追加利下げを示唆する内容の発言を手掛かりに、NY株が大幅高となった事から、リスク資産回帰に伴い円キャリー活発化による円売り・ユーロ買いが優勢となった。

株式投資の実例

2007-11-28 19:55:35 | Weblog
報道規制された国際情勢、政・財界の真相を知りたければ、

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東京株式市場 大引け概況 日経平均反落 前日比69円7銭安

2007-11-28 18:27:50 | Weblog
 28日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前日比69円7銭(0.45%)安の1万5153円78銭で今日の取引を終了した。

 前日のNY市場では、シティグループが中東のアラブ首長国連邦のアブダビ投資庁から75億ドルの出資を受け入れる事で合意したと発表した事を背景に、このところ高まっていたサブプライム問題に伴う信用不安と金融不安への懸念が後退した事で、金融セクターへの買い戻しが主導し株価は急反発した。

 今日の東京市場では、NY市場の急反発を好感すると共に、株高によってリスク志向が回復で円の売り戻しが加速し、円安方向へと振れた事も支援材料となり、日経平均は買いが先行して始まった。ただ、米景気減速懸念が一段と強まる一方、NY株高を前日に織り込んでいた事もあり、総じて上値の重い展開となった。その後、低調な商いの中で先物に振られる相場展開となり、戻り売り圧力から下げに転じると、終盤にかけては金融セクターや資源セクターの一角が軟調に推移し下げ幅を拡大していった。

 午後に入っても午前の地合いを引き継ぎ、先物主導の相場展開による戻り売り圧力から一段安の展開となり、一時下げ幅が100円を超え1万5000円台まで下げ幅を拡大する場面もあった。ただ、1万5000円台ではテクニカル的に見て割安感があり、押し目買いなどから下値の底堅さもうかがえた。その後は大引けにかけ方向感に乏しく一進一退を繰り返す展開に終始し、今夜のベージュブックの発表などを控え、総じて見送りムードが強かった。

 東証1部の売買代金は概算で2兆4521億円、売買高は19億7637万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は835、値下がりは762、変わらずは121だった。

 個別銘柄では、医薬品や電力株などが高かった。その他には、JT、信越化、ソニー、キャノン、日産、オリンパスなどが上げた。一方、金融・不動産セクターや資源・海運セクターが軟調。その他には、コマツ、ファナック、デンソー、富士通、松下、日立、トヨタ、セブン&アイ、NTTデータなどが安かった。

 大証の日経平均先物12月物も反落し、前日比80円安の1万5160円で今日の取引を終了した。一方、シンガポール市場の日経平均先物12月物は、前日の清算値と比べ50円安の1万5170円で取引を終了した。

 前日のシティ・グループの増資報道を手掛かりにNY株が急反発すると共に、リスク回帰によって円相場が円安方向へと大きく振れた事を好感し、日経225先物も買いが先行して始まった。ただ、前日にシティ・グループの増資報道を織り込んでいた事もあり、その後は戻り売り圧力から下げに転じると、一時下げ幅が100円を越える場面もあった。

 午後に入っても午前の地合いを引き継ぎ、戻り売りが優勢となって始まると、後場寄り後には一時150円安の1万5090円まで下げ幅を拡大する場面もあった。ただ、その後は割安感から押し目買い意欲も強く下値を売り込む流れとはならず、下げ渋った事で底堅さがうかがえる展開となった。引けにかけては小幅なレンジでのもみ合いに終始し、今夜の住宅関連指標やベージュブックの発表を控え、見送りムードが強まった。TOPIX先物12月物も反落し、前日比9.5ポイント安の1475.5で今日の取引を終了した。日経平均オプション12月物はコールのショートが優勢。

 一方、東京外国為替市場で円は対ドルで反落し、17時時点では前日同時点に比べ58銭円安・ドル高の1ドル=108円68―71銭前後で推移している。

 前日の海外市場では、シティグループがUAEのアブダビ投資庁から75億ドルの出資を受け入れると発表した事を手掛かりに、サブプライム問題に伴う信用不安や金融不安がひとまず後退すると共に、NY株が急反発した事からリスク志向の高まりによる円キャリー再開で、円売り・ドル買いの流れが優勢となった。

 今日の東京市場ではこうした流れを受け継ぎ、円売り・ドル買いが先行して始まったが、朝安後はポジション調整に伴う円買い・ドル売りが強まり、円は下げ渋る展開となった。その後も日経平均が下げに転じた事や、実需筋の円買いなどに支えられ、円は昼前にかけて一時108円35銭まで下げ幅を縮小する場面もあった。

 午後に入ると、手掛かり難から株価睨みの展開となり、日経平均が方向感のない展開に終始した事もあって、円相場も108円台半ばで一進一退を繰り返す流れになった。ただ、夕方にかけてはドルが対ユーロで買い戻された流れを受け、対円でもポジション調整によるドル買いが進み、円は弱含みの流れになっている。

 円は対ユーロで続伸し、17時時点では前日同時点に比べ5銭円高・ユーロ安の1ユーロ=160円56―59銭前後で推移している。

 前日の海外市場では、シティグループがアブダビ投資庁からの75億ドルの出資を受け入れると発表した事を手掛かりに、ドルが対ユーロで買い戻される一方、NY株が急反発した事でリスク回帰の動きが強まり、円キャリー活発化による円売り・ユーロ買いが急速に膨らんだ。

 今日の東京市場では海外市場の流れを引き継ぎ、円売り・ユーロ買いが先行して始まったが、その後はクロス円でポジション調整に伴う円買いが強まり、円は下げ渋った。その後、日経平均が軟調に推移している事で一段の円買いを誘うと、昼にかけて円は対ユーロで上げに転じる場面もあった。

 午後に入ると、日経平均がマイナス圏ながら方向感の乏しい展開となり一進一退を繰り返すと、円は160円台後半でのもみ合いを強めた。その後、夕方にかけてドルがユーロに対して急速に買い戻された流れを受け、円もユーロで買い戻す動きが強まり、円は強含みで推移している。

東京株式市場 寄り付き概況 日経平均続伸 前日比48円29銭高

2007-11-28 09:18:35 | Weblog
 28日の東京株式市場で日経平均株価は続伸して始まり、前日比48円29銭高の1万5271円14銭で寄り付いた。

 前日のNY市場では、シティグループが中東のアラブ首長国連邦のアブダビ投資庁から75億ドルの出資を受け入れる事で合意したと発表した事を背景に、このところ高まっていたサブプライム問題に伴う信用不安と金融不安への懸念が後退した事で、金融セクターへの買い戻しが主導し株価は急反発した。

 今日の東京市場では、NY市場の急反発を好感すると共に、株高によってリスク志向が回復で円の売り戻しが加速し、円安方向へと振れた事も支援材料となり、日経平均は買いが先行して始まっている。ただ、米景気減速懸念が一段と強まる中、NY株高を前日に織り込んでいた事もあり、その後は上値の重い展開となっている。

 大証の日経平均先物12月物も続伸して始まり、前日比20円高の1万5260円で寄り付いた。一方、シンガポール市場の日経平均先物12月物は、前日の清算値と比べ30円高の1万5250円で寄り付いている。なお、シカゴ市場の日経平均先物12月物の清算値は1万5270円であった。

 前日のシティ・グループの増資報道を手掛かりにNY株が急反発すると共に、リスク回帰によって円相場が円安方向へと大きく振れた事を好感し、日経225先物も買いが先行して始まっている。

 一方、東京外国為替市場で円は対ドルで反落して始まり、9時時点では前日17時時点に比べ70銭円安・ドル高の108円80―85銭前後で推移している。

 前日の海外市場では、シティグループがUAEのアブダビ投資庁から75億ドルの出資を受け入れると発表した事を手掛かりに、サブプライム問題に伴う信用不安や金融不安がひとまず後退すると共に、NY株が急反発した事からリスク志向の高まりによる円キャリー再開で、円売り・ドル買いの流れが優勢となった。

 今日の東京市場ではこうした流れを受け継ぎ、円売り・ドル買いが先行して始まったが、朝安後はポジション調整に伴う円買い・ドル売りが強まり、円は下げ渋る展開となっている。

 円は対ユーロで反落して始まり、9時時点では前日17時時点に比べ80銭円安・ユーロ高の1ユーロ=161円40―45銭前後で推移している。

 前日の海外市場では、シティグループがアブダビ投資庁からの75億ドルの出資を受け入れると発表した事を手掛かりに、ドルが対ユーロで買い戻される一方、NY株が急反発した事でリスク回帰の動きが強まり、円キャリー活発化による円売り・ユーロ買いが急速に膨らんだ。

 今日の東京市場では海外市場の流れを引き継ぎ、円売り・ユーロ買いが先行して始まったが、その後はクロス円でポジション調整に伴う円買いが強まり、円は下げ渋っている。