マーケット・ディーラー ~日本株、為替、穀物、石油他~

ヘッジファンド・ディーラー歴15年の運営者が送るマーケット・リポート。

投資銀行ディーラーのマーケット展望

2007-07-31 19:50:53 | Weblog
報道規制された国際情勢、政・財界の真相を知りたければ、

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テレビから週刊誌まで、報道機関の話題は投資銀行一色。そんな中で、
現役の投資銀行ディーラーが運営する
投資銀行ディーラーの情報「交換」ルーム
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も、同じ主催者です。もちろん前身は、ディーラー間の情報交換場として有名な、あの大手メルマガ。すべて同じ主催者で、投資銀行・証券業界の顔役。金融機関別、投資銀行のスタンスや、ファンダメンタルの独特な解析手法なども学べます。

今、経営者やディーラーの間で話題となっている最新経営技術として、ブランディング・テクニックとオペレーション・テクニックがあります。それを学べる場所は無に等しいといえます。
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一般報道機関では、NBCやABCが完全に情報を規制される中で、

CBSと、「CNN」 が、かなり存在感を維持しています。

こうした報道機関の現状に嫌気がさしている方々には朗報があります。

メディアの明日 <テレビと新聞のニュースが死ぬ日> (http://blog.livedoor.jp/dd_freak/archives/cat_50026856.html)

を御覧ください。
恐ろしいほど、このページの予測スケジュール通りに、メディア界は動いています。

諜報機関の中では、旧ソ連が崩壊し、

「CIA」が、存在感を強めているといえます。

そうなると、「FBI」は逆に、

CIAに封じ込められるのでしょうか。フーバーの亡霊は?
FBIの未公開ファイルなどは
騎士たちのデジャ・ヴの

<<「世界情勢」カテゴリー・アーカイブス>>(http://blog.livedoor.jp/dd_freak/archives/cat_50031114.html)
が頻繁に掲載しますので、FBIの今後は、それらのファイルの扱いや内容で分かってくるでしょう。「D」はこのカテゴリーの過去分(消去分。約9割)を今後、再公開していく予定との事です。

東京大引け概況 日経平均反落 前日比40円41銭安

2007-07-31 16:14:30 | Weblog
 31日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前日比40円41銭(0.23%)安の1万7248円89銭で今日の取引を終了した。

 前日の米株式市場が、金融セクターに対する心理改善や、このところの急落による値ごろ感から押し目買いが入り、株価が大幅に反発した事を受け、今日の東京市場でも小高く始まった。しかし、未だにサブプライム問題の先行きに対する警戒感は根強く、一方では午後から本格化する4-6月期決算の発表待ちで、様子見ムードが強まり、昼前に掛けては小幅なレンジでのもみ合いに終始した。

 午後に入ると、好決算を発表した企業はあるものの相場全体を押し上げるには至らず、逆に利食い売りが出る銘柄まであり、一方ではじりじりと円高が進行した事も嫌気され、一時は1万7200円を割り込む場面もあった。その後、引けにかけては押し目買いなどが入り戻したが、今夜の米株式市場の動向を含め、しばらくはサブプライム問題の先行きに対して神経質な展開となりそうである。

 東証1部の売買代金は概算で3兆930億円で、売買高は21億3917万株。東証一部の値上がり銘柄数は1045、値下がり銘柄数は592、変わらずは89。

 個別銘柄では、好決算期待で商社株が総じて高い。その他には、BS,武田、オリンパス、ニコン、ダイキン、スズキ、住友不などが上げた。一方、トヨタ、京セラ、TDK、キャノン、コマツ、三井住友FGなどが下げた。

 日経平均先物9月物は小反落し、前日比20円安の1万7280円で今日の取引を終了した。一方、シンガポール市場の日経平均先物9月物は前日の清算値と比べ25円安の1万7270円で取引を終えた。

 朝方から、サブプライム問題への警戒感がくすぶる中、午後からの4-6月期の業績開示を控えている事もあり、総じて様子見気分が強く、上値の重い展開に終始した。午後に入っても様子見からもみ合いを続けたが、その後上値の重さを嫌気した売りが断続的に入り、一時1万7200円まで下落する場面もあった。その後は、大引けにかけて買い戻しが入り下げ渋ったが、終日さえない展開に終始した。TOPIX先物9月物は横ばいで、終値は前日終値と同水準の1706.5であった。日経300先物9月物は上昇。日経平均オプション8月物はコールの売りが優勢。

 一方、東京外国為替市場で円は対ドルでじり高となっており、15時時点では前日17時時点に比べ12銭円高・ドル安の1ドル=118円84―85銭前後で推移している。。前日に米株式市場が大幅に上昇した事を受け、円キャリートレードを手仕舞う動きが後退し、東京市場でも朝方は円売り・ドル買いが優勢となって始まった。しかし、サブプライム問題への警戒感は根強く、一方で日経平均が軟調に推移している事から、昼前かけてリスク回避に伴う円買いが膨らみ切り返した。午後に入っても株価がさえない事から、円はじりじりと水準を切り上げている。

 円は対ユーロでも強含み、15時時点では前日17時時点に比べ18銭円安・ユーロ高の1ユーロ=162円78―80銭前後で推移している。こちらも米株高に伴い信用リスク懸念の後退や、リスク資産への許容度が増した事で、朝方は内外金利差による円売り・ユーロ買いが優勢となった。しかし、その後は日経平均が軟調に推移した事を背景に、リスク回避に伴い円売りポジションを手仕舞う動きが強まり、円はじりじりと切り返している。市場では引き続きサブプライム問題への警戒感から、株式市場の動向に敏感になっており、リスク回避の傾向が強まっている。

東京前引け概況 日経平均反落 前日比38円20銭安

2007-07-31 11:51:25 | Weblog
 31日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前日比38円20銭(0.22%)安の1万7251円10銭で午前の取引を終了した。

 前日の米株式市場が、金融セクターに対する心理改善や、このところの急落による値ごろ感から押し目買いが入り、株価が大幅に反発した事を受け、今朝の東京市場でも小高く始まった。しかし、未だにサブプライム問題の先行きに対する警戒感は根強く、一方では午後から本格化する4-6月期決算の発表待ちで、様子見ムードが強まり、午前に掛けて小幅なレンジでのもみ合いに終始した。

 前引け時点の東証一部の売買代金は概算で1兆4034億円、売買高が9億6042万株。東証一部の値上がり銘柄が907、値下がりは701、変わらずが117であった。

 個別銘柄では、好業績期待で商社株が高い。その他には、武田、BS,ダイキン、三菱電、オリンパス、ニコン、住友不、菱地所、商船三井などが上昇した。一方、JFE,コマツ、京セラ、TDK、トヨタ、三井住友FG、KDDI,NTTなどが下げた。

 日経平均先物9月物も小反落し、前日比30円安の1万7270円で午前の取引を終了した。一方、シンガポール市場の日経平均先物9月物は前日の清算値と比べ15円安い1万7280円で前場の取引を終えた。

 朝方から、サブプライム問題への警戒感がくすぶる中、午後からの4-6月期の業績開示を控えている事もあり、総じて様子見気分が強く、上値の重い展開に終始した。TOPIX先物9月物も小反落し、前引けは前日比2.0ポイント安の1704.5であった。日経300先物9月物は取引不成立。日経平均オプション8月物は売り優勢。

 一方、東京外国為替市場で円は対ドルでは前日水準を挟んでもみ合い。11時時点では前日17時時点に比べ2銭円高・ドル安の1ドル=118円94-95銭前後で推移している。前日にサブプライム問題への不安感が一服し、米株式市場が大幅に上昇した事を受け、円キャリートレードを手仕舞う動きが後退した。今朝の東京市場でもこうした流れを引き継ぎ、円売り・ドル買いが優勢となって始まった。しかし、サブプライム問題への警戒感が根強い上に、日経平均が軟調に推移している事から、リスク回避に伴う円買いが膨らみ、その後は円が切り返して来ている。

 円は対ユーロでも強含み、11時時点では前日17時時点に比べ45銭円安・ユーロ高の1ユーロ=163円06―08銭前後で推移している。こちらも米株高に伴い信用リスク懸念の後退や、リスク資産への許容度が増した事で、内外金利差による円売り・ユーロ買いが優勢となった。しかし、その後は日経平均が軟調に推移している事を背景に、リスク回避に伴い円売りポジションを手仕舞う動きが強まり、円はじりじりと押し戻して来ている。


東京寄り付き概況 日経平均続伸 前日比28円71銭高

2007-07-31 09:34:51 | Weblog
 31日の東京株式市場で日経平均株価は続伸して始まり、前日比28円71銭高の1万7318円1銭で寄り付いた。

 前日の米株式市場が、金融セクターに対する心理改善や、このところの急落による値ごろ感から押し目買いが入り、株価が大幅に反発した事を受け、今朝の東京市場でも小高く始まったが、その後はサブプライム問題に対する警戒感や、午後から本格化する4-6月期決算の発表待ちなどから、前日終値近辺での小動きとなっている。

 日経平均先物9月物は小反落して始まり、前日比20円安の1万7280円で寄り付いた。一方、シンガポール市場の日経平均先物9月物は前日の清算値と比べ15円安の1万7280円で寄り付いている。

 前日のシカゴ市場の日経平均先物9月物の清算値1万7295円にサヤ寄せして推移している。サブプライム問題がくすぶる中、積極的に買い進める手掛かりもなく、午後からの業績開示を待っての様子見気分が強い。

 一方、東京外国為替市場で円は対ドルで反落して始まり、9時時点では前日17時時点に比べ23銭円安・ドル高の1ドル=119円19―22銭前後で推移している。前日に、サブプライム問題への不安感が一服した事で、米株式市場が大幅に上昇した事を受け、リスク資産への許容度が広がった事で、円キャリートレードを手仕舞う動きが後退した。今朝の東京市場でもこうした流れを引き継ぎ、円売り・ドル買いが優勢となり円は軟調に推移している。

 円は対ユーロで反落して始まり、9時時点では前日17時時点に比べ93銭円安・ユーロ高の1ユーロ=163円53―56銭前後で推移している。こちらも米株高に伴い信用リスク懸念の後退や、リスク資産への許容度が増した事で、内外金利差による円売り・ユーロ買いが優勢となっている。

NYマーケットの動向 米株反発 サブプライム不安が一服

2007-07-31 08:13:02 | Weblog
 週明け30日の米株式市場はは大幅にに反発し、NYダウは前週末比92ドル84セント高の1万3358ドル31セント、S&P500種株価指数は14.96ポイント高の1473.91で終了した。またナスダック総合株価指数は21.04ポイント高の2583.28で終えた。

 前週からくすぶり続けるサブプライム問題を警戒し、この日の米株式市場は売り買いが交錯して方向感が定まらず、強弱材料に過敏に反応し値動きの荒い展開となった。しかしながら、原油相場が高止まりした事から、エネルギー株に買い戻しの動きが広がり相場を下支えすると、このところの急激な株価調整による値ごろ感から押し目買い意欲が強まり相場を押し上げた。また、市場の足かせになっていた金融株が、S&Pによるモルガン・スタンレーの格付け引き上げや、GM傘下の子会社の第二四半期決算で住宅ローン部門の損失が縮小した事などを好感し、金融セクターへの心理の改善に繋がった事も支援材料となった様だ。

 ちなみに、シカゴ市場の日経平均株価の清算値は1万7295円で、大証終値1万7300円を下回った。
 
 一方、NY外国為替市場で円は対ドルで反落し、前週末比45銭円安・ドル高の1ドル=119円00―10銭で取引を終えた。

 朝方は、サブプライム問題による信用リスクへの警戒から、円キャリートレード解消の思惑から、円買い・ドル売りが優勢となった。しかしながら、米株式市場が大幅に反発すると流れが一転し、信用リスクへの警戒感が後退しドルを買い戻す動きが強まった。
 
 円は対ユーロで大幅に反落し、前週末比1円35銭円安・ユーロ高の1ユーロ=162円95銭―163円05銭で取引を終えた。こちらも米株高に伴い、信用リスク懸念の後退や、リスク資産への許容度が増した事で、円売り・ユーロ買い戻しが優勢となった。

投資銀行ディーラーのマーケット展望

2007-07-30 18:52:32 | Weblog
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一般報道機関では、NBCやABCが完全に情報を規制される中で、

CBSと、「CNN」 が、かなり存在感を維持しています。

こうした報道機関の現状に嫌気がさしている方々には朗報があります。

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恐ろしいほど、このページの予測スケジュール通りに、メディア界は動いています。

諜報機関の中では、旧ソ連が崩壊し、

「CIA」が、存在感を強めているといえます。

そうなると、「FBI」は逆に、

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東京大引け概況 日経平均反発 前日比5円49銭高

2007-07-30 16:01:48 | Weblog
 週明け30日の東京株式市場で日経平均株価は小幅ながら反発し、前週末比5円49銭(0.03%)高の1万7289円30銭で今日の取引を終了した。

 前週末にサブプライム問題の再燃から米株式市場が大幅に続落し、それに伴い円キャリートレード解消で円高が進行した事を受け、今朝の東京市場では主力株を中心に売り注文が広がり、日経平均株価は大幅に続落して始まった。また、前日の参院選で自民党が歴史的な大敗となった事も、今後の政局への不透明感から株価にとって重石となり、一時は前週末比で200円超まで下げ幅を広げる場面もあった。しかし、売り一巡後は落ち着きを取り戻し、ここ最近の急激な下げによる値ごろ感からの押し目買いや、好業績銘柄を物色する動きから下げ渋った。

 午後に入ると、前引けにかけての地合いを引き継ぎ、先物では買い戻しの動きが強まり、現物の方では業績期待の高い資源や海運といったセクターに買いが集まって、じりじりと下げ幅を縮小していった。その後、午後に発表された4-6月期決算が軒並み好調だった事を背景に、市場には買い安心感から幅広い銘柄に物色が広がり、この日の高値で取引を終了した。

 東証1部の売買代金は概算で3兆2597億円、売買高は23億1691万株。東証1部の値上がり銘柄数は1110、値下がり銘柄数は519、変わらずは97だった。

 個別銘柄では、好業績を背景にした鉄鋼・非鉄・商社・海運・機械などが高い。その他には、トヨタ、ファナック、三菱電、野村、三菱重などが上げた。一方、キヤノン、TDK,ソニー、アステラス、三菱UFJ,KDDI,東電、ファストリなどが下げた。

 日経平均先物9月物は小幅ながら反発し、前週末比10円高の1万7300円で今日の取引を終了した。一方、シンガポール市場の日経平均先物9月物は前週末の清算値と比べ65円高の1万7295円で取引を終えた。

 前週末の米株式市場がサブプライム問題への警戒感から大幅に続落し、シカゴ市場でも日経平均先物の清算値が1万7020円まで急落した事も嫌気され、朝方から大幅に続落して始まった。また、前日の参院選で自民党が歴史的な惨敗を喫した事から、今後の政局への不透明感も株価の重石となり、一時250円安の1万7040円まで下落する場面もあった。ただ、その後は値ごろ感を背景にした押し目買いなどで下げ渋り底堅い展開となった。

 午後に入ると、先高観から先物にも買い戻しが入り下げ幅を縮小すると、その後も現物の好業績銘柄への買いも巻き込み、じりじりと切り返して大引け間際に前週末終値を上回り、この日の高値圏で取引を終えた。TOPIX先物9月物は小幅ながら反発し、前週末比8.5ポイント高の1706.5で取引を終えた。日経300先物9月物は変わらず。日経平均オプション8月物はコール、プットとも売られた。

 一方、東京外国為替市場で円は対ドルでもみ合い、15時時点では前週末の17時時点に比べ58銭円高・ドル安の1ドル=118円47―52銭前後で推移している。前週末の海外市場で、サブプライム問題を背景に米株式が大幅に続落した事を受け、リスク回避に伴う円キャリートレード解消で、円買い・ドル売りが強まった流れを引き継いで始まった。その後、5・10日のため実需筋によるドル買いや、参院選大敗の余波で円売りが強まった事に加え、午後に入って株価が持ち直して来ている事から円は伸び悩んでいる。また、今夜再開される米株式市場の動向を見極めたいとの思惑から、様子見ムードから狭いレンジでの値動きに終始している。

 円は対ユーロでじり安の展開となっており、15時時点では前週末の17時時点と比べて1円53銭円高・ユーロ安の1ユーロ=161円65―66銭前後で推移している。こちらも海外市場でリスク回避に伴う円キャリートレード解消圧力が強まった流れを引き継いで始まった。ただ、実需筋によるユーロ買いや、政局の不透明感を背景による円売りの動きから、昼にかけてじりじりと押し戻され、その後は今夜の欧米市場の動向を睨んで小動きとなっている。

東京前引け概況 日経平均続落 前週末比172円64銭安

2007-07-30 11:52:26 | Weblog
 週明け30日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前週末比172円64銭(0.99%)安の1万7111円17銭で午前の取引を終了した。

前週末niサブプライム問題への警戒感から米株式市場が大幅に続落して終了し、それに伴いリスク回避による円キャリートレードを解消する動きから円高が進行した事などから、今朝の東京市場では主力株を中心に売り注文が広がり、日経平均株価は大幅に続落して始まった。また、前日の参院選の結果が、自民党の歴史的な大敗となった事も、今後の政局への不透明感から、株価にとって重石となっている様で、一時は前週末比で200円超まで下げ幅を広げる場面もあった。しかし、売り一巡後は落ち着きを取り戻し、ここ最近の急激な下げから押し目買いや個別物色の動きから下げ渋っている。

 前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆4969億円、売買高は同10億8196万株。東証1部の値上がりは560、値下がり銘柄数は1046、変わらずは118だった。

 個別銘柄では、前週に利食い売りで下げた鉄鋼・非鉄・商社・海運などの一角が高い。その他にはファナック、三菱電、野村、三菱重などが高い。一方、主力株は軒並み安く、トヨタ、キヤノン、京セラ、TDK,ソニー、三井住友FG、三菱UFJ,武田、東電、KDDIが安い。

 日経平均先物9月物も続落し、前週末比160円安の1万7130円で午前の取引を終了した。一方、シンガポール市場の日経平均先物9月物は前週末の清算値と比べ95円安の1万7135円で午前の取引を終えている。

 前週末の米株式市場がサブプライム問題への警戒感から大幅に続落し、シカゴ市場でも日経平均先物の清算値が1万7020円まで急落した事も嫌気され、朝方から大幅に続落して始まった。また、前日の参院選で自民党が歴史的な惨敗を喫した事から、今後の政局への不透明感も株価の重石となり、一時250円安の1万7040円まで下落する場面もあった。ただ、その後は値ごろ感を背景にした押し目買いなどで下げ渋り、底堅い展開となっている。TOPIX先物9月物は続落し、前週末比11.5ポイント安の1686.5で取引を終えた。日経300先物9月物も続落。

 一方、東京外国為替市場で円は対ドルでもみ合い、11時時点では前週末の17時時点に比べて70銭の円高・ドル安の1ドル=118円35―40銭前後で推移している。前週末の海外市場で、サブプライム問題を背景に米株式が大幅に続落した事を受け、リスク回避に伴う円キャリートレード解消で、円買い・ドル売りが強まった流れを引き継いで始まった。その後は5・10日のため実需筋によるドル買いや、参院選大敗の余波で円売りが強まった事から、円は押し戻されて伸び悩んでいる。

 円は対ユーロで伸び悩んでおり、11時時点では前週末の17時時点と比べて1円88銭円高・ユーロ安の1ユーロ=161円30―35銭前後で推移している。こちらも海外市場でリスク回避に伴う円キャリートレード解消圧力が強まった流れを引き継いで始まった。ただ、5・10日のため実需筋によるユーロ買いや、政局の不透明感を背景による円売りの動きから、小幅なレンジでのもみ合いとなって伸び悩んでいる。

東京寄り付き概況 日経平均続落 前週末比145円28銭安

2007-07-30 09:40:53 | Weblog
 週明け30日の東京株式市場で日経平均株価は続落して始まり、前週末比145円28銭安の1万7138円53銭で寄り付いた。

 前週末の米株式市場は、サブプライム問題への警戒感から大幅に続落して終了し、それに伴いリスク回避による円キャリートレードを解消する動きから円高が進行した事などから、今朝の東京市場では主力株を中心に売り注文が広がり、日経平均株価は大幅に続落して始まっている。また、前日の参院選の結果が、自民党の歴史的な大敗となった事も、今後の政局への不透明感から、株価にとって重石となっている様だ。

 大証の日経平均先物9月物は大幅に続落して始まり、前週末比220円安の1万7070円で寄り付いた。一方、シンガポール市場の日経平均先物9月物は、前週末の清算値と比べ260円安の1万6970円で寄り付いている。

 前週末の米株式市場がサブプライム問題への警戒感から大幅に続落し、シカゴ市場の清算値が1万7020円まで急落した事も嫌気され、朝方から大幅に続落して始まっている。また、前日の参院選で自民党が歴史的な惨敗を喫した事から、こんごの支局への不透明感も株価の重石となりそうだ。

 一方、東京外国為替市場で円は対ドルで続伸して始まり、9時時点では前週末27日の17時時点に比べて71銭の円高・ドル安水準の1ドル=118円33―34銭前後で推移している。前週末の海外市場で、サブプライム問題を背景に米株式が大幅に続落した事を受け、リスク回避に伴う円キャリートレード解消で、円買い・ドル売りが強まった流れを引き継いで始まっている。前日の参院選の結果に対する反応は、織り込み済みの部分が多く、今のところ目立って円売りに傾く気配はない。

 円は対ユーロで大幅に続伸して始まり、9時時点では前週末27日の17時時点と比べて1円84銭円高・ユーロ安の1ユーロ=161円34―36銭前後で推移している。こちらも海外市場でリスク回避に伴う円キャリートレード解消圧力が強まった流れを引き継いでいる。


今週の株と為替の展望

2007-07-29 17:52:09 | Weblog
 先週、米国のサブプライム問題の再燃で、信用リスクへの警戒感から米株式市場が急落し、NYダウは週間ベースで4.2%安、S&P500は4.9%安、ナスダックは4.7%安と大幅に下落した。一方で、サブプライム問題による株価の急落で、リスク回避から円キャリートレードを手仕舞う動きが急速に広がり、外為市場では円高が急速に進行した。こうした影響を受けて、先週の東京株式市場は週間ベースで874円(5.1%)も下落した。

 今週の株式市場も、引き続きサブプライム問題が米景気の減速懸念につながり、一段の株安に波及するかが焦点となりそうで、国内市場には目立った手掛かりに乏しい事から海外市場などの動きを睨んだ展開になると予想される。前週末のNY市場では、4―6月期の米GDP速報値が市場予想を上回った事などから、一時40ドル以上上昇する場面もあった。しかしながら、サブプライム問題による信用収縮から資金調達を巡る環境が悪化し、これまで株式市場を牽引してきた世界的なM&Aブームが終わりを迎えるとの見方が広がり、再び株価は大幅に下落して終わった。また、シカゴ市場の日経平均先物の終値は1万7020円で一時1万7000円を割り込む場面もあり、大証終値1万7290円を270円も下回って取引を終了している。

 こうした地合いを変えるとすれば、サブプライム問題の警戒感が払拭されるしかないのだが、未だ先行きに対する不透明感は根強く、世界的にリスク資産からの逃避が強まっている事から、株式市場は弱含んで推移する可能性が高い。そこで、株価を下支えする材料とすれば、31日に6月米個人所得・消費支出、1日には7月米ISM製造業景気指数、3日には7月米雇用統計の発表などが控え、ここ最近の弱めの指標が続いている事もあり、サブプライム問題が米景気にどれほどの影響を与えているかの尺度として注視すべきで、もし強めの数字が立て続けに出れば市場には安心感が広がるだろう。また、国内外で好調な4-6月期の企業業績が発表されれば、徐々に物色の動きが広がり相場を下支えするだろう。

 一方、円相場の方だが、先週はサブプライム問題の再燃から米景気に深刻な影響を及ぼすとの見方が広がり、米株が急落した事を背景に円キャリートレード解消による円の買い戻しが急速に進んだ。今週も、引き続きサブプライム問題の行方に左右される展開となり、それに伴い米株式市場と米長期金利の動向を睨みながら、これまで大規模に積み上がっている円売りポジションを解消する動きが強まるかに焦点が集まっている。

 株安が世界的な広がりを見せれば、リスク回避の思惑から円を買い戻す動き強まり、逆にサブプライム問題の影響が限定的で且つ不透明感が払拭されれば、再び円売り優勢の流れになるだろう。しかし、現時点ではサブプライム問題への不安感が一気になくなるとは考えづらく、世界的なリスク資産からの逃避の動きが強まっており、引き続きクロス円などを中心に円を買い戻す動きが優勢となるだろう。ただ、ドルは世界的なリスク資産からの逃避で、海外市場での投資を手仕舞う動きが広がっており、他の主要通貨に対してドルを買い戻す動きが強まっており、これが対円でもドルの下支えになるものと思われる。

 また、サブプライム問題が米経済にどの程度の影響を及ぼしているのかを見極める材料として、31日に6月米個人所得・消費支出、1日に7月米ISM製造業景気指数、3日には7月米雇用統計の発表があり、これらで市場予想を下回るような弱い数字が示されたら、米経済の先行きへの不透明感が一気に広がり、再びサブプライム問題がクローズアップされて、円キャリートレードを解消する動きが本格化する事も考えられる。