流れゆく雲に

風に季節を聞きながら、日々の出来事をつづります。

富士山 と 5月作品展の告知

2019-02-25 18:19:38 | 日記

2月の5日~7日中島みゆきさんの「夜会Vol.20リトル・トーキョー」のために上京。

(内容は前のブログにアップしています)

 

行きは、富士山が雲に隠れていたが、帰りは見えました。

小田原市あたりでは、しっかり雪のある富士山でした。

 

 

しかし、富士市から見ると雪は少なかった。

デジカメ画像

 

 

スマホ画像

あまり、外の景色を見ている人はいなかったのは寂しかった。

富士山がはっきり見えると気分が良いものです。

 

 

ちょっと早いのですが5月に開催する私の作品展の告知です。



植山和美作品展 「ふりむけば」

 

振り向けばあの日が見える

今までの創作活動を考えてみると、試行錯誤の繰り返しばかり。

上手くできなかったこともできたことも、そのすべてが愛おしい。

あの日見たあの風景、あのことばたち、わたしの形として残していけたらと思う。

 

日時 

2019年5月6日(月)~11日(土)11時~18時(最終日は16時)

場所 画廊シャノワール 

〒666-0015 兵庫県川西市小花1-8-1 TEL 072-758-0811

 

日時 

2019年5月15日(水)~20日(月)10時~18時(最終日は16時30分)

場所 ギャラリー半田 

〒640-8033 和歌山市本町2-48 TEL   073-422-7779

 

展示内容

写真・陶芸・詩

 

 

 

ふりむけば

 

振り向けば

私の歩いてきた時間が見える

ムダなじかんやたいせつなじかんが

寄り道をしてたむろしている

 

かなしかったことやうれしかったことが

道のあちこちで近況報告をしている

 

前を向いて歩いて行こう

時には振り返り

時には佇み

そうして私の道ができていくから

 

 


 

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中島みゆき「夜会」VOL.20 リトル・トーキョー 2

2019-02-09 15:24:12 | 舞台

引き続きネタバレあります。

 

 

第2幕

杏奴は、女の子を連れて戻ってきた。真っ白な服を着て。

「しばらくこの子を育てたい」

あまりにも唐突過ぎる。しかし、いいんです、「夜会」ですから。

折々わかるでしょう。

女の子の服の腰のあたりに雪の結晶のようなものがある。

雪崩に巻き込まれたであろう仔犬の生まれ変わりを暗示している。

杏奴(中島みゆき)と文夫(宮下文一)のなれそめや文夫の兄(泉谷しげる 声のみの出演)のたくらみがわかってくる。

 

これは必見

杏奴(あんぬ)(中島みゆき)

梅乃(笈河農園の新米獣医助手梅田の本名 文夫の思い人、植野葉子)

小雪(杏奴が連れてきた女の子 香坂千晶)

李珠(りず)(行方不明だった杏奴の姉、偽名でホテルに宿泊 渡辺真知子)

おいちゃん(となりの(20キロ離れた)笈河農園の息子、元ロックミュージシャン 石田匠)

 

ミラボールが回りだし、各々が歌いだす。「リトル・トーキョー」の大合唱。

さながらミュージカルのワンシーンのようだった。振り付けもあり、これはミュージカル。

ラ・ラ・ランドのように、グレイテスト・ショーマンのように。

 

ひとしきり歌ってから杏奴が「お話を進めます」

芝居に戻る。

 

厳冬期休業が終わるころ、警察からの連絡で駆け付けた文夫。

雪崩の底から遺体が見つかった。

密猟者と山犬と2匹の仔犬、そして杏奴。

 

もう一匹の仔犬、小雪と名付けられた仔犬は、この人間の姿をした女の子小雪か。

輪廻転生(ちょっとちがうかな)仔犬の生まれ変わりがこの女の子。

生き残った仔犬が人間になったのか?

じゃ、杏奴の存在は?

 

女の子小雪がまるで犬のように鳴き始める。

終幕へ

小雪のぬいぐるみ

 

ストーリーはみゆきさんの言うようにパンフレットに詳しく書かれています。

しかし、テーマは、主題は、の問いかけにきっと中島みゆきは、言うでしょう。

自分で考えてね。人それぞれだから、そんなつもりじゃない歌もそんな風に聞こえたらそんなつもりの歌になるし。

 

既発表曲もいくつか歌われる。

「野ウサギのように」や「テキーラを飲みほして」などは特に懐かしかった。

 

偶然だけど賞味期限が2月23日(中島みゆきの誕生日)



キーホルダーいつものように購入

 

東京にはないトーキョーという不思議な場所では、帰りたくても帰れない住人たちが暮らす。

 

年々変わりゆく天変地異の脅威のなかに住む人間。

ましてや野生動物の環境は厳しくなるばかりだ。

 

だから、世界中にリトル・トーキョーが必要なんだ。

 

出演者、ミュージシャンが舞台上に出て来てお礼する時は拍手するが、

それ以外はずっと「リトル・トーキョー」に乗せて手拍子ができた。

楽しかった。

中島みゆきの渡辺真知子の歌声に琴線が揺すられた。

植野葉子と香坂千晶の芝居心に感服した。

宮下文一の「紅灯の海」にしびれた。

石田匠のエアギターに見入った。

ミュージシャンの演奏に感謝する。

 

中島みゆきの「夜会」をまた見たいと思った。

もう二度と観ることのできない人達の代わりにも。

 

 

 

 

 

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中島みゆき「夜会」VOL.20 リトル・トーキョー 1

2019-02-08 21:18:00 | 舞台

「夜会」VOL.20リトルトーキョーを観劇(?)するために東京赤坂アクトシアターへ出かけた。

ネタバレあります。要注意

 

思いつくまま徒然に

第1幕まで

 

出演者が挨拶をするフィナーレで手拍子している自分に驚いた。

こんな夜会、今まで観たことない。けど自然な流れとしてみんなの手拍子がとても暖かい。

拍手じゃなくて手拍子。こんな貴重な夜会に立ち会えてとてもうれしい。

変革であるのか回帰であるのか、まだまだ先は見えない。見えないからいいのだけれど。

 

この眼は、山犬の”つらら”か、それともその子犬の”小雪”か。

眼の中には、くっきりと杏奴(あんぬ)が映っている。

第1幕で歌われる「ねぇ、つらら」が心に沁みる。

極寒の中、生きてゆく山犬。

捕まえて、食事を与えて、留まらせるのがいいのか、自然の中で自由に生きさせるのがいいのか、と歌われる。

どちらが”つらら”のためなのか、と考えるのは人間の勝手な都合だろう。

心配しないで済むし、つららをずっと見ていられるから。

 

離れて暮らす夫に「つららが仔犬を3匹生んで、名前を付けた」と、うれしそうに話す杏奴(中島みゆき)。

表情がとっても穏やかでうれしさが伝わってくる。

 

パンフレットのあらすじによると2000年12月北海道は、記録的な大雪が続いていた、と書かれている。

そんな中で仔犬3匹を抱えるつららは、さど難儀しているだろう。

 

そういえば2000年当時私たちは福井に暮らしていたが大雪だった、と記憶している。

 

パンフレットに年号がはっきりと書かれている。

 

夜会VOL.18「橋の下のアルカディア」の時も「毎時200ミリ」なんて歌があった。

最近の自然災害は通年のそれとは違う規模になってきている。

地球規模の自然の変貌に危惧する昨今である。

はたして私たちの居場所は存在し続けるのだろうか。

帰るに帰れない「リトル・トーキョー」の住人たちとどこか似ていないか。

 

「いつ帰ってくるの」心に迫る歌である。 

杏奴が夫の文夫(ふみお)(宮下文一)を想って歌っている。

 

ホテルは冬季閉鎖の準備の真っ最中。密猟者が山に入ったと情報がもたらされる。

大雪の中、銃声を聞いて山へ入って行った杏奴は、雪崩に巻き込まれた。

第2幕

5日後、杏奴は雪まみれで帰ってきた。小雪という女の子を連れて。

 

続く

 

 

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