城郭探訪

yamaziro

丸山城(澤山城)   近江国(日野)

2016年05月10日 | 山城

お城のデータ

所在地:蒲生郡日野町中在寺   map:http://yahoo.jp/Qy0EyJ

別 称:澤山城

現 状:山林

区 分:山城(砦・詰め城)

築城期:織豊期

築城者:室木氏(室木俊方 蒲生惟賢の子)

遺 構:畝状竪堀・土塁・未完の平削跡(数カ所残存)頂部に平坦地(見張台か物見櫓)、頂部に東側廓部。

標 高:270.8m  比高差:100m

目標地:国道307号線沿いの北脇集落の諸木神社

駐車場:国道307号線沿いの御神木の、反対側の民家横に路上駐車

訪城日:2016.5.8

丸山登山口に説明板。・・・山頂に天神を祀る祠はあり、昔から神霊が宿る神体山と呼ばれている。戦国時代には室木氏が籠もった城(澤山城)の伝承、天徳寺の存在や麓に祀られていると中心に村々が形成されていたといえる・・・云々

お城の概要

滋賀県中世城郭分布調査4(旧・蒲生郡・神崎郡の城)の解説は、「頂上に神社の所に平坦地であるが、その他に城郭に結びつく遺構はない。」とある。

が、今回、国道307号線沿いの南側山麓の御神木から、獣害ヘンスを開けて、直登した。20m程登ると、畝状竪堀・土塁遺構や未完成な平削跡が、頂部への途中に数カ所残存する。まさに、急造の砦遺構であろう。頂部には(神社の祠の北約50mに)平坦地が残存する、見張台か物見櫓あとが?頂部に東側には10mほど円形の廓部も残存する。

 お城の歴史

滋賀県中世城郭分布調査4(旧・蒲生郡・神崎郡の城)には、『蒲生郡志』に「戦国時代室木氏頼の攄りて城砦を築しより丸山城と称す、一に澤山ともいへり」、とある。

北脇集落の『桜谷城』『桜谷館』の詰め城であろう。

また、近江蒲生氏の一族に「室木俊方」は蒲生惟賢の子 近江蒲生氏

尾根北端の頂部平担地

天神社の祠を祀る頂部平坦地

参道が在り、参道の下り坂石仏唯一の景色



参道の出口に空堀が残存する 

藤の花

丸山(西側安部居集落の佐久良川の三代橋からの遠景)

北脇集落に戻るに佐久良川で戻れず、西側安部居集落の佐久良川の三代橋を渡り

国道307号線沿いの交差点の金毘羅宮

諸井神社本殿は小倉行隆が建立した

室町時代の文部省指定の重要美術品石灯篭が残る

駐車位置

北脇集落の慶安寺

野谷屋敷からの丸山城遠景

参考資料:滋賀県中世城郭分布調査4(旧・蒲生郡・神崎郡の城)、現地説明板 

  本日の訪問ありがとうございす!! 


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