


本日、“夢”の騎手デビューをはたした今井貴大騎手。
「最初のレースはただただ夢中でした」。



2戦目で早くも初勝利!
ひとつ乗っただけで、フォームなど、ずいぶんと違ってくるものだ。
「勝ててよかったです。ホッとしました」。
師匠の竹地調教師。数日前、「何か有力馬を用意するの?」の問いかけに、「いや。自力で苦労して這い上がってこなきゃ」と言っていたのだが、早々と出た結果に安堵の表情。



5レース終了後のセレモニーのあと、2鞍に騎乗。
「最初はもう何がなんだか。でも、ひとつ乗って落ち着きましたし、初勝利も飾れました。6,7レースの頃は1レース目とは自分でもずいぶん違っていたと思います」。

この日の騎乗が終わったあと、TVクルーの取材を受ける。NHKにCBC。夕方のTVニュースをご覧になった方もおられるのでは?
いち新人騎手のデビューとしては異例の取り上げられ方。それは名古屋競馬のみならず、日本で平成生まれの初めてのジョッキーだから。
平成生まれ。これは時の流れの産物。本人の功績でも何でもない。しかし、“初”という肩書きがつくのはひとりだけ。たまたま、という言葉で片付けるよりも、運のよさ、星の強さと表現しておきたい。
星の強さを信じることも、道を切り開いていくアイテムのひとつになると思う。
TVクルーのインタビューに「夢はリーディングジョッキー。絶対なります」と答える怖いものしらずの17歳。親の年齢を聞いたら、オレよか下だった。