「もう、ほんまにアカンわ」「ハッキリ言うてやってられんわ」、「何で急にこんな下がってんやろ、食って行かれへん」・・・これがアルミ買い取り価格暴落のその日に、大阪河内や大阪市東部の野宿者から聞かれた生の声である。この冬は予想通り、北京後の買い取り価格下落によってより厳しい状況に野宿者が置かれていくことは間違いなくなった。
10月15日。この日、缶取りに向かった野宿者が取ってきたアルミ缶を大阪市東部某所で換金しようとおろしたところ、「今日からキロ単価下がってるで」と。「ナンボになったん?」の答えは「100円や、急やけど悪いな、上が決めよってん」。本日のこの野宿者の収益は100円*22キロで2200円。(この野宿者は多い方だから、他は推して知るべし)この業者は移動買い取りだが、前日まではキロ140円ということで、40円下落。他の地元業者もキロ130円->キロ110円、そして山田衛生もキロ150円ー>140円という下落。山田が地元業者潰しのために暫く値段を下げないにしても、それも続かない可能性は大きい。北京後の買い取り価格下落は予想されたことだが、多くの缶取りバブルで生活水準を少し上げた野宿者が、泣きを見、今春以降に缶取りに参入した不況失業組、生活保護者、年金生活者も泣きを見た。「こんな暴落するなんて」という缶取りの声は北京後を見越さなかった甘い見通しからも来ているが、それでやるしかない野宿者には避けようのない経済的災難である。こういった
事を追い風に、野宿離脱を模索する野宿者が増えていく可能性もあり、そこに排除攻勢が吹き荒れれば、ひとたまりもなくなる恐れがある。居宅保護獲得、就労離脱を模索する部分もあるが、余程の状況認識の厳しさを持ち、対応する何かを模索しなければ無理だろう。マイシマ送り、闇福祉などはいうまでもなく論外だ。この不況で路傍に出てくるドロップイン組が増えてくることが予想されるが、状況はテントや小屋も公共用地に建てて住むことも難しくされた後である。こういった事態を想定しての排除との闘いが固くなまでに行われてきたのだが、homeless特措法推進派のNPOなどは悔い改めるかどうか見物だ。
ともかく、例年以上に路傍の野宿者には容赦なく厳冬の足音の響きが近づいている。
10月15日。この日、缶取りに向かった野宿者が取ってきたアルミ缶を大阪市東部某所で換金しようとおろしたところ、「今日からキロ単価下がってるで」と。「ナンボになったん?」の答えは「100円や、急やけど悪いな、上が決めよってん」。本日のこの野宿者の収益は100円*22キロで2200円。(この野宿者は多い方だから、他は推して知るべし)この業者は移動買い取りだが、前日まではキロ140円ということで、40円下落。他の地元業者もキロ130円->キロ110円、そして山田衛生もキロ150円ー>140円という下落。山田が地元業者潰しのために暫く値段を下げないにしても、それも続かない可能性は大きい。北京後の買い取り価格下落は予想されたことだが、多くの缶取りバブルで生活水準を少し上げた野宿者が、泣きを見、今春以降に缶取りに参入した不況失業組、生活保護者、年金生活者も泣きを見た。「こんな暴落するなんて」という缶取りの声は北京後を見越さなかった甘い見通しからも来ているが、それでやるしかない野宿者には避けようのない経済的災難である。こういった
事を追い風に、野宿離脱を模索する野宿者が増えていく可能性もあり、そこに排除攻勢が吹き荒れれば、ひとたまりもなくなる恐れがある。居宅保護獲得、就労離脱を模索する部分もあるが、余程の状況認識の厳しさを持ち、対応する何かを模索しなければ無理だろう。マイシマ送り、闇福祉などはいうまでもなく論外だ。この不況で路傍に出てくるドロップイン組が増えてくることが予想されるが、状況はテントや小屋も公共用地に建てて住むことも難しくされた後である。こういった事態を想定しての排除との闘いが固くなまでに行われてきたのだが、homeless特措法推進派のNPOなどは悔い改めるかどうか見物だ。
ともかく、例年以上に路傍の野宿者には容赦なく厳冬の足音の響きが近づいている。