★北河内路上通信-the Voice of VoICelESs on roadsides in EastOsaka

 北河内路上通信は大阪北河内において、同地域の野宿者と助け合い、共にあろうとする有志によって始められました。

住民登録を求める山内さんの裁判

2006-01-29 11:27:49 | 野宿者支援
扇町公園での住民登録を求める山内さん裁判の判決がきのう、大阪
地裁で下されました。

全面勝訴です!

以下、ご報告と、引き続きの支援の呼びかけです。

<当日レポート>

1月27日、朝10時から靱公園現地で行われた靱・大阪城公園の
テント強制排除に反対する集会と対市庁デモを大阪・東京・名古屋
の仲間たちとともにやり抜き、そのまま大阪地裁10階1007号
法廷へと傍聴に押しかけた。30席程度の傍聴席はすぐ満杯になり、
他の仲間は廊下で待ち受けるかたちとなった。山内さんは、最前列
に座る。

昨年3月の提訴からほぼ1年、発端となった2004年2月の大阪
府警による釜パト不当弾圧(仕事探し、年金受給などのために住所
が必要な野宿の仲間に自宅アパートの住所の名義を貸していたメン
バーがいきなり逮捕され、山内さんを含めた仲間数名も長時間の取
り調べを強要された。のち、不起訴)から2年。思いもよらぬ、長
丁場の取り組みとなった。

正直、「あまり期待はできないけど、いい負け方ができれば」など
と思っていた。
昨今の情勢にくわえ、靱・大阪城の行政代執行手続きの中止を求め
る要請が地裁に却下されたばかりという状況で、とにかく裁判所の
判断はあてにできない、という思いが染み付いていたのだと思う。

着席してから、外の仲間に裁判報告を伝えるための手書きの紙(ド
ラマとかでよく見るやつ)をつくるのを忘れてたな、と思い、すこ
し横に座っていたMに声をかける。
「あの『無罪!』とかいうやつ、つくるの忘れてた」「あー、そう
だ」と、書きはじめてくれた。
山内さんは、「無罪はちがうだろ!」と笑っている。
見ていると赤マジックででかでかと「不当判決」という書き出しだ。
(やっぱ、負けると思ってるのかよ)と苦笑。そのあと「勝訴」と
いうバージョンもでき、なぜか私に手渡される。

そうこうしているうちに、裁判官3名が入廷し、判決がはじまる。

主文
1.被告が原告に対し平成16年4月20日付けでした住民票転居
届不受理処分を取り消す。
2.訴訟費用は被告の負担とする。

主文の朗読がはじまると、すかさず永嶋弁護士が「勝った、勝った、
勝った!」と小声でつぶやく。
文章をぜんぶ読み終わらないうちに、傍聴席は「やった!」「すご
い!」とのどよめきで包まれ、みな立ち上がり拍手の嵐となった。
私は、いまだに何が起こっているのか信じられない。

みずからの手で野宿者追い出しを繰り返し、数多くの仲間を路上死
に追い込んでおきながら、裁判では「テントはいつでも強制撤去で
きるのだから、住所としては認められない」という主張を繰り返し
てきた大阪市の担当職員・弁護士に対し、「ざまーみろ!大阪市!」
の野次を飛ばしつつ、「勝訴!」の紙を持ってみなで廊下へなだれ
こむ。
「どうなったの?」「勝った!」あとは、ひたすら拍手と歓声。
こんなの、ほんと久しぶりだ!

<判決内容について>

今回の判決では、「一定の場所がある者の住所であるか否かは、客
観的に生活の本拠たる実体を具備しているか否かにより決すべきも
のと解される」としたうえで、山内さんが扇町公園のテント村を
「起居の場として日常生活を営んでいる」ことを認め、全国から寄
せられた裁判支援のハガキ・手紙を含む多数の郵便物を受け取って
いることも証拠として取り上げられました。

そして山内さんのテントを「占有権限を有するものとは認められな
いとしても、同所在地は、客観的にみて、原告の生活に最も関係の
深い一般的生活、全生活の中心として、生活の本拠たる実体を具備
している」と認め、「法にいう住所とは、生活の本拠を指すもので
あるから、転居届に住所として記載された場所が客観的に当該届出
をする者の生活の本拠たる実態を具備していると認められる限り、
市町村長は、当該転居届を受理しなければならない」としました。

さらに踏み込んでいるのは、テントなどの「種類、構造、規模」な
どは客観的な生活実態を判断するための一資料にすぎず、「設置や
撤去が容易な簡易工作物であるからといって、その一事をもって直
ちに当該場所が生活の本拠たる実体を欠くことになるものではない」
としているところです。
そのうえで山内さんのテントはさまざまな構造物を組み合わせて設
置されており、地面に固定されているわけで、「その構造等に照ら
しても、本件テントの所在地を原告の生活の本拠と認定する妨げと
なるものではない」としています。

つまり、山内さんのテントはもとより、もっと簡素な住処でも、そ
こで実際に生活しているかぎり、住民登録が可能であると読み込め
ると思います。これは、今後の運動の幅を大きく広げるものです。

占有権限についても、「当該場所について占有権限を有するか否か
は、客観的事実としての生活の本拠たる実態の具備とは本来無関係
というべき」とし、大阪市の「不法占拠だからダメ」という主張を
両断しています。

そしてさいごに、「以上のとおり、本件テントの所在地は法にいう
住所と認められるから、被告は同所在地を住所とする本件転居届を
受理すべきであり、本件不受理処分は違法といわざるを得ない」と
結びます。

振り返ってみると、大阪市が繰り返してきた「テントは客観的居住
の事実として認められない」という主張にはやはり無理があったと
いうことでしょう。山内さんが実際にそこで居住していることは、
誰の目にも明らかであるわけですから(実際、裁判に先立つ審査請
求の際には、大阪市職員が直接文書を山内さんのテントに持ってき
ていたりもしました)。

そのうえで、山内さんと私たちが重ねて主張してきたのは、野宿者
が住民として認められないことにより、さまざまな権利を奪われて
いるということです。これは、たんなる不利益にとどまりません。
大阪市は野宿者を「住民・市民」として認めず、むしろ積極的に路
上・公園から排除し、劣悪な環境の施設と路上を往還させながら徐
々に死に追いやっていっているのであり、このようないわば殺人行
政の問題性を撃ち、また失業者・野宿者を不断に生み出しつづける
と同時に「自己責任=自業自得」「怠け者」のレッテルを貼り、排
除しつづけるこの社会のあり方を糾弾していくたたかいこそ、山内
さん裁判の本質なのだと考えます(すべての野宿者が形式的に住民
登録を一斉に行えば、野宿者問題が解決するわけではありません)。

こうした私たちの問題意識が判決に反映されなかったのはいささか
残念ではありますが、今後の取り組みのなかでさらに形にしていけ
ればと考えています。

27日、山内さんの判決を受け、傍聴に来ていた大阪城の仲間2人
と靱公園の仲間7人が、ただちに中央区役所・西区役所に向かい、
住民登録の申請を行いました(区役所は届けを受け取り、あとは結
果待ち)。テントが住所=家であると認められたことにより、仲間
のテント・小屋を「ゴミ・モノ」のごとく叩き潰し排除しようとす
る行政代執行の不当性も、より明らかになったと考えます。
31日早朝の強制排除まで、本当に時間がありませんが、代執行の
中止と山内裁判の控訴断念を求め、大阪市への働きかけをお願いし
たいと思います。

さいごに、このかん、裁判を支えてくださった方々、激励の手紙や
ハガキ、エールを送ってくださった方々に、心からの感謝を送りま
す。ありがとうございました!

<支援要請>

1.大阪市へ、山内さん裁判の控訴断念をもとめる要請を送ってく
ださい。
(控訴期限は27日より2週間以内です。このあいだが勝負です)

大阪市長 關 淳一(市長室秘書部秘書課宛)
TEL: 06-6208-7231 FAX: 06-6202-6950
〒530-8201 大阪市北区中之島1-3-20

市長室への意見フォーム
http://www.city.osaka.jp/shichoshitsu/iken/index.html

2.靱・大阪城の強制排除阻止行動

1月31日の早朝より、数百人の職員・ガードマン・警察を動員し
ての排除がおこなわれる見込みです。当日、両公園への結集を呼び
かけます。早朝より公園を完全にフェンスで囲い、密室にしてから
職員の大部隊がテントを襲い、一軒ずつ潰していく形になることが
予想されます。テント防衛に参加していただける方は、できれば前
夜(もしくは始発電車で)から現地に集まってください。
また当日、大阪市の行為をできるだけ多くの人々に監視していただ
きたいと思います。
朝に間に合わない方や、現場の攻防に参加できない方も、公園周囲
に集まっていただければと思います。

3.強制排除が開始されたら、大阪市の各部署に「排除を中止しろ!」
と抗議を集中してください。

大阪市長 關 淳一(市長室秘書部秘書課宛)
TEL: 06-6208-7231 FAX: 06-6202-6950
http://www.city.osaka.jp/shichoshitsu/iken/index.html

西部方面公園事務所
TEL: 06-6441-6748 FAX: 06-6441-6797

東部方面公園事務所
TEL: 06-6941-1144 FAX: 06-6943-6877

ゆとりとみどり振興局総務部管理課
TEL:06-6615-0643 
http://www.city.osaka.jp/yutoritomidori/request/index.html

大阪市市民局
http://www.city.osaka.jp/shimin/opinion/01/index.html

世界バラ会議大阪大会実行委
http://www.worldrose-osaka2006.jp/jp/form/index.html
office@worldrose-osaka2006.jp
FAX: 06-6631-8741

第23回全国都市緑化おおさかフェア実行委員会事務局
TEL: 06-6920-5941 FAX: 06-6920-5971

布施―また撤去警告文書を懲りずに貼り付け

2006-01-22 05:47:48 | 野宿者支援
 今夜の午前3時過ぎの気温は2度。雪雲も見えるが、未だ月が出ている。そんな今夜、布施の某所の駐輪場でベタベタと撤去警告文書が同駐輪場の管理機関などの野宿者排斥の意向でこれでもかとばかりに貼り付けられていたのを確認した。幸い同所の仲間たちは今回はひるまず眠っていたので安心した。やっと「理不尽に対して拒むという行為」が徐々に同所でも浸透してきたようだ。

★大阪市が靭・大阪城公園の野宿者に戒告書。ファシスト都市の暴挙に抗議へ!

2006-01-19 02:45:53 | 野宿者支援
(転載します)
1)現在の状況
18日の朝、大量の市職員(ゆとりとみどり振興局・建設局)が靱
・大阪城の両公園に押しかけ、戒告書を持ってきました。
不在のテントには「テープでべたべた貼り付ける」といういやがら
せ付きでした。
(写真は以下より)
http://kamapat.seesaa.net/article/11900008.html

夕刊4紙(読売、産経、朝日、毎日)などで報道されています。
毎日放送のニュースが以下より見られます。
http://mbs.jp/news/

戒告期限は2006年1月23日。
その後、代執行令状の交付→おそらく数日以内に早朝からの強制排
除、という流れです。(KKKグループが力を入れる大阪国際女子マラソンも29日にあり、それまでに奴らは片付けたいのでしょう)

法的手段による反撃ですが、17日に弁護団より大阪地裁に差止訴
訟から取消訴訟へ変更の申し立て(すでに除却命令が出てしまった
ので、出たものを取り消せという訴訟に変更)を行い、また代執行
手続きの執行停止も申し立てるなどしています。

いずれにせよ、代執行当日の体制については、近いうちに支援要請
を呼びかけることになると思います。

2)強制排除の中止を求める署名へのご協力を!
現在、大阪市庁ちかくにて連日の街頭情宣・署名活動を行っていま
す。朝8時半から京阪淀屋橋駅集合です。お近くの方はぜひ参加を。
月曜23日には、大阪市に対して署名の第1次提出行動を予定して
います。
ここ数日、新聞・テレビで報道されたこともあり、「ニュースを見
てきた」という近所の方や学生が何人かうつぼを訪れ、励ましの言
葉やカンパを寄せてくれる場面もあったとのことです。街頭署名へ
の反応もよいようです。

署名用紙ダウンロード
http://kamapat.seesaa.net/article/11900008.html

月曜23日までに集約先に郵送していただくか、直接うつぼまで持っ
てきていただけると助かります。

送り先:
大阪市西成区太子2-1-2
釜ヶ崎医療連絡会議気付

3)大阪市へ抗議の集中を!
繰り返しのお願いになりますが、電話・FAX・メール・手紙などで大阪市
へ抗議の声を寄せてください。ひとことでもけっこうです。以下の
宛先へお願いいたします。

大阪市長 關 淳一(市長室秘書部秘書課宛)
TEL: 06-6208-7231
FAX: 06-6202-6950
〒530-8201 大阪市北区中之島1-3-20

市長室への意見フォーム
http://www.city.osaka.jp/shichoshitsu/iken/index.html

>西部方面公園事務所
>TEL:06-6441-6748 FAX:06-6441-6797
>〒550-0004 西区靱本町2-1-4
>
>東部方面公園事務所
>TEL:06-6941-1144 FAX:06-6943-6877
>〒540-0002 中央区大阪城3-11
>
>ゆとりとみどり振興局総務部管理課
>TEL:06-6615-0643 
>
>ゆとりとみどり振興局への意見フォーム
>http://www.city.osaka.jp/yutoritomidori/request/index.html

★海外抗議先アドレス
CHICAGO
City of Osaka, Chicago Office

c/o JETRO Chicago
401 North Michigan Avenue, Suite 660
Chicago, Illinois
60611 USA
Tel: 1-(312)832-6002
Fax: 1-(312)832-6066
info@osakacity.org
http://www.osakacity.org/office/contactus.aspx

DUSSELDORF
City of Osaka, Dusseldorf Office

c/o JETRO Dusseldorf
Konigsallee 58
40212 Dusseldorf
Germany
Tel: 49-(211)1360241
Fax: 49-(211)326411
SINGAPORE
City of Osaka, Singapore Office

5 Shenton Way
#37-01 UIC Building
Singapore 068808
Republic of Singapore
Tel: (65)6220-8588
Fax: (65)6224-9980
webmaster@osakacity.com.sg
PARIS
Bureau de Representation
de la Ville d'Osaka a Paris

29, rue des Pyramides
75001 Paris
France
Tel: 33-(1)4015-9366
Fax: 33-(1)4015-9172
ocparis@netntt.fr

SHANGHAI
City of Osaka, Shanghai Office
Room 407, Shanghai International
Trade Center
2200 Yan An Road West
Shanghai, China
Tel: 86-(21)6275-1982
Fax: 86-(21)6275-1983
webmaster@osakacity-sh.com

★第23回 全国都市緑化おおさかフェア実行委員会事務局へのお問い合わせは…
TEL06-6920-5941 FAX 06-6920-5971

★世界バラ会議大阪大悔へのお問い合わせは…世界バラ会議実行組織事務局
http://www.worldrose-osaka2006.jp/jp/form/index.html
世界バラ会議大阪大会2006の問合せ先は...
Fax:       +81-6-6631-8741
世界バラ会議大阪大会2006実行組織事務局
  TEL 06-6631-8760 FAX 06-6631-8741

以上についての問い合わせ先 大阪市ゆとりとみどり振興局緑化課
 TEL:06-6615-0965
 FAX:06-6615-0989

><1月17日監視行動へ結集を!>
>この日13時の除却期限後、「戒告書」が出される可能性がありま
>す。
>靱・大阪城の仲間たちを支えるために、現地への結集を呼びかけま
>す。
>
><代執行当日、現地へ結集を!>
>おそらく20~23日(土日を除く)以降、代執行が行われる恐れ
>があります。
>テントを守るためにできうるかぎりのことをしたいと考えています。
>当日までに現地への結集を呼びかけます。
>
>
>失業と野宿を考える実行委員会
>06-6647-8278(TEL/FAX)
>kamapat@infoseek.jp (釜ヶ崎パトロールの会アドレス)
>
>大阪市西成区太子2-1-2
>釜ヶ崎医療連絡会議気付

☆懲りない仙台市、野宿者をゴミ扱い! フザケルナ!

2006-01-18 11:25:16 | 野宿者支援
 メンバーが仙台市の暴挙を知り、早速、仙台夜回りのオンライン掲示板にメッセージを送ったとの事。

★懲りない仙台市、野宿者をゴミ扱い! フザケルナ!

 かって厳冬期の不来方を自転車で放浪した1人として、2月の仙台駅からシバレル夜に追い出された経験を持つ1人として、実感をもって仙台市の懲りない暴挙に抗議したいと思います。昨夜の仙台地方の最低気温は気温マイナス4度と東北にすれば幾分か穏やかとはいえ、栗駒方面や面白山方面から広瀬川沿いに吹く寒風を思い出すとぞっとします。シバレ雪すらちらつくこの季節、そしてこの景気が上向いたとは世論操作ばかりの「厳冬」に、「収容施設に入れ、何でもいいから自立せよと強制すること=矯正」によって「追い出したら仕事に就くやろ」などと考える顔がむくむほどの暖房の中にいる役人どもの思考回路は、奴らを役所からホッポリ出し、路頭に迷わせるほかに改まらないと思います。改めて、「2002年冬から何を学んだのか! 勝手に政府などがしつらえた排除・不可視化に都合のいい法律=ホームレス特措法(2002年8月7日施行-NPO釜ヶ崎「支援?」機構などが法制をバックアップした)に飛びつき、ゴミのように撤去・不可視化する方法を直ちに撤回せよ」という趣旨の抗議を仙台市に入れようと思います。より一層進む隔離収容の中で、大阪でも野宿の仲間たちは代執行攻撃によりナーバスさを強いられながらも、何とか頑張っています。榴岡公園でテントをかまえ自立して生きる野宿の仲間たちにもよろしくお伝えください。厳冬の折、身体には十分気をつけて健闘を!

★厳冬の大阪市内の状況から

2006-01-18 10:09:31 | 野宿者支援
 靭公園にあるテント群を昨日、訪れた。この日午後に行われるかもしれない大阪市-西部方面公園事務所のここのテント群に対する行政代執行のための手続きの一環である戒告文書の提示の可能性に備えての取り組みに参加するために。ここでは30戸以上のテント小屋が世界バラ会議大阪大会のためにということで、更に減らされつつあり、その残存テント小屋にも行政代執行という膨大な人件費のかかる手段を使って大阪市、とりわけ西部方面公園事務所が無理にでも追い出そうとしている。受け皿として公園事務所が一応提示したのは「自立支援センター」という期間限定のお粗末なもの。生きていくための明日の希望など霞の向うの事である。仕事が沢山出てきたとか、年齢が緩和されたとかいうけれど、実態は「やっぱりオッチャン、この仕事、無理やわ」と体よく断られるか、短期で終わりの仕事ばかり。そんな世論操作は寄る辺なき個々人には届かない。次の保証などどこにもない現実に変わりはないのだ。そんな状況で、要保護者の金のクスネとりなどスキャンダル続きの大阪市、とりわけこの5年来、都合の良い法律までしつらえて野宿者イジメをあくことなく続けてきた加害者であるゆとりとみどり振興局や健康福祉局が更に恥の上塗りをしようとしているのだ。こんな現実を知らなければ「当たり前のことしてはる」などと大阪市に理解を示す方も多いだろうが、現実はそうじゃない。来週には靭公園と大阪城の一部の野宿者個々人に不幸が強制される恐れがある。昨日、阪神大震災の特集が行われていたが、あの時を本当に思い出して欲しい。公園が「緊急避難も出来ない」所に大阪市によって造りかえられたら、確実に災害時に野垂れ死ぬ個々人が大量に路傍をさまようことになる。緊急時には「ちゃんと出来ますから」という大阪市の言葉など信じていては助かる命も助からない。災害時に行政が重い腰を上げて対策に乗り出すのは被災者から声があがり始めてからである。そんな不確定を非常時に信用できる余裕などだれにあるのか。「あれは、震災のこと、野宿者は違う」などと思わないで欲しい。震災で一瞬にして家を失い、職場を失い、財産を失い、家族も、知己も失って公園で過ごした家族に、大阪市ならあっさりこう言うだろう。「どっか行くとこおまっしゃろ、ここは私らが管理してますねんわ、出来るだけ早う出て行ってくださいよ」と。奴らには野宿者だろうと被災者だろうと全く関係がないという事を忘れないでいたい。

*today, Comrade_N will return to osaka.

2006-01-13 14:45:56 | 野宿者支援
Comrades & affinities;

today, comrade_N will return to osaka. thanx for your efforts/struggles!
...however, 3 comrades of HK 14 is not released yet. so, we must continue to do the efforts to get them back!
release 3 comrades without any charges!
GUILTY FOR ALL FUCKIN' SCHEMERS OF WTO!
NO GUILTY FOR ALL SCHEMERS OF ANTI-WTO!
WE WILL CONTINUE TO DO THE RIGHT THINGS!!
NO PASARAN!!! in soridarity.

*News Bulletin about hongkong 14!

2006-01-12 12:16:32 | 野宿者支援
Comrades;

11 comrades of 14 HK ruled innocent! however, still now,
3 comrades are not released!
release 3 comrades without any charges!
guilty for all schemers of WTO!
NO GUILTY FOR ALL SCHEMERS OF ANTI-WTO!
i FWD following msg from hongkong. la batalo continuos...
thanx. (*)
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News Bulletin

Jan 11th, HK:
From: *KoPA:* Dear friends, Thanks to all the
international solidarity actions and support, we bring you
good news about the HK 14!! RESULTS OF TRIAL ON 14 HK
DETAINEES, 11TH JAN:

- 11 persons (8 Koreans, 1 Japanese, 1 Chinese, 1
Taiwonese) ruled innocent
- 3 persons charged: Yang Kyung Gyu (KCTU) with
unregistered assembly, Yoon Il Gon and Park In Hwan (KPL)
with unlawful assembly (possession of sticks)
- 3 persons allowed to go back home, under bail of 30,000
HKD each
- 3 persons refuse to recognize their charges and will now
go through formal trials, the first one scheduled between
1st and 7th March.. They have to go back to HK then

Full story:
http://gomediaction.net/en/index.php/2006/01/12/108/trackback/

★霜の下りた河内の路傍より

2006-01-08 05:50:49 | 野宿者支援
 天気予報でも最も寒いとされた今夜は、路駐の車群にも霜がおり、如何に寒いかを視覚上も見せてくれている。近鉄布施駅前の電光温度計は午前3時過ぎで0度で、明け方には確実に零下だろう。そのせいか、若者らは少ない。時折、酔っ払いだけが意味不明なことをわめき、吼えている。大方、成人式を前にした10代最後の雄たけびか、新年会でしぶとく飲んでいた悲しい大人といったところだ。ともかく、前戎を控えたこの夜は既に参道となる南側の商店街に「駐車禁止」の縄が既に張り巡らされている。布施には布施戎があり、毎年のことだが、この地の野宿の仲間たちは明日から残り戎の11日まで商店街の中で寒さをしのぐことが難しくなることだろう…全く迷惑な話である。振る舞い餅はあるそうだが、ここではゼンザイや雑煮になることはないから、この地の野宿の仲間たちには出店のエサ出しなども無く、殆どメリットが無いのだ。西の蛮族とされた戎がいつから「商売の神様」などとされたのかは知らないが、この大国主か大黒さんか、戎かと言われる伝承の人物は、さぞかし顔で微笑んで心で泣いていることだろう。たが無き資本主義は貧者から惜しみなく奪い、奪った財による富者をますます富ませる… 今夜はそんな街の路傍で2人の野宿の仲間が風邪をひいていた。起きた仲間に持ち合わせのビタミン剤を数回分手渡し、風邪薬代わりにしてもらうことにし、自分も暫し獲得してきたダンボールに横になった後、路傍を後にした… 大阪市内はこちらよりは寒さはマシだとはいえ、この寒さだと何人が凍死してしまうことになるかと心配ではある。そんなことが無いように願いたいが… 襲撃、排除の恐怖もまた市内では始まっていると風の便りで聞いているので、特に気になる夜だ…

★全大阪越冬闘争集中期終わる

2006-01-04 04:39:23 | 野宿者支援
 大阪キタ、西成公園、長居公園、大阪城、釜ヶ崎、靭公園、大阪府東部などをリンクする全大阪越冬闘争の越年越冬活動集中期が3日で終わり、この日程に何らかの形で参加した大阪府東部の野宿者たちも普段の路傍に戻っていった。というのも、夜が明ければ、年末から正月三箇日までのゴミが回収されていくのだが、ここに冬季としてはまとまった量の缶(特にビールなどのアルミ缶)が混ざって山積みされているのを取らねばならないからだ。既に、夜から動く何人かの野宿の仲間たちがゴミの山群からアルミ缶をより分けて集めているのに出くわした。地域にもよるが、いわば、夜が明けた頃からパッカーが来るまでの時間までが「ボーナス獲得」をかけた勝負なのだ。毎年のことだが、正月明けの4日もしくは5日は冬季としては熱い缶取り合戦が展開される日となる。今夜は風があり、体感気温はかなり冷えているが、布施の電光掲示温度計では3度。

ein glueckliches neues jahr!/謹賀新年。

2006-01-01 03:34:17 | 野宿者支援
皆様

 旧年中はお読みいただき、有難うございました。本年も、このようなページですが、よろしければお読みいただきますよう、よろしくお願いいたします。

Comrades & Affinities;

saluton from osaka & new year! i send you a solidarity greeting on this weblog. thanx. za nasza solidarnosc!