のんびりやってます

人生は時々面倒くさい。徒然なることを日記にします。

伝えたいこと

2015-10-18 | わんこ日記


今から15年前のこと。
私のわがままではじめて飼うことにしたミニチュアダックスの女の子
出会いは体重300gくらいしかなかった。


おでこに茶色い点々があって昔のお公家さまみたいだったのとその毛色から、「まろ」 と「栗」をかけて「まろん」と名付けました。
月並みな名前なんだけど私達は、
まろ~とか、まぁちゃんと呼びます。

写真は、10月3日 まろんの誕生日
いつものようにお腹いっぱい御飯を食べた後、私の膝の上で何気に撮った一枚。

人間に例えれば90歳くらいのお婆ちゃん

皮膚の疾患も和らいで、毎週の薬用シャンプーをサボってしまった週末でした。



10月5日 月曜日
勤め先のイベント出展に責任者として多忙となり、家に帰るのも遅くなった。
家内も月初めは仕事が続き多忙になる。


イベント開催の前夜に帰れたのは深夜だったけど、自分の好きに装飾できたから納得できる疲れだった。


10月7日 水曜日
なんとか出展を間に合わせて
来場者も初日から順調に伸びて安堵した。


イベント期間中は特に時間が早く感じるほど充実していたみたい。
ほとんど休憩時間が取れないくらいの状態でした。
職場の環境が代わって半年間の不安が自信に繋がったみたいだった。


だけど、
良いことがあると、そうじゃないことはいつも突然やってくるものなのか。



10月9日 金曜日の夜。
帰宅して君達の御飯を作る。いつものようにお腹いっぱい食べたその夜遅く、君は急に具合が悪くなったんだ。

土曜日の朝早く、病院に預けた後にイベントの最終日を務める中、先生からの電話ではじめて、
重篤な状態にあることを聞いたのです。

「もしもの時、延命しますか?」

迎えに行く家内には申し訳ないけど、苦しむくらいなら経過を先生に一任した。

運良くその夜は自宅で様子をみることができた。急変の可能性を説明受けて、覚悟を決めなくてはいけなくなった。

先生からは、
肺に水が溜まり、心臓の動きが弱くなって他の臓器にも疾患があり肺の水を取るクスリが使えない…。
そんな説明だったと思う。


最終日が終わり搬出を済ませてからは、
早く帰りたいと願ったけど結局、遅くなった。

そのころ君は戻れたことに安心したのか、治療の甲斐もあり爆睡してたようだね。
金曜日の夜から苦しくてほとんど寝れなかったからな。

後から気がついたんだけど、
木曜日の夜にうたた寝してた私の顔をしきりに舐めて起こそうとしていた。

もしや身体の異変を知らせたかったのか?

いつもの甘え癖と思い、払ったことを酷く後悔した…。


10月11日 日曜日の朝にまた病院へ。
比較的様子が良く思えたのは、私だけで無く先生からも。

「昨日とは様子が違うね。」

「治療に期待できるかもしれない。」

肺の機能が少しだけ改善されたらしく
私達は快復を期待せずにはいられない。

「夕方、迎えに行くからね。」

診察室から私が離れるのを看護師さんに支えられながら、扉が閉まるまで目で追っていた。

君は生きようとしていたんだ。


だけど…

10月12日 月曜日の早朝、
逝ってしまった。

苦しかったね。よく頑張ったよ。
もっと早く病気のサインに気がつけばよかった。

ごめんね。

最後になった夜に、トイレに連れていく家内の前で尻尾を振っていたよね。
何を思ったの?



10月14日 水曜日 火葬に。
最後に抱っこしたとき、余りの柔らかさに寝てるだけのように思えて辛かった。
ほんとに死んじゃったんだね。

僅かな時間の間に小さな骨になって
一緒に帰った。

君が死んで一週間が過ぎたけど
仕事や地域の事で休む間もなく、
ずっと悲しむ暇も無いくらい忙しい。

でも、まぁちゃん…
忘れたわけじゃないからね。