のんびりやってます

人生は時々面倒くさい。徒然なることを日記にします。

8月9日のこと

2022-08-09 | 徒然なること
私の父方は長崎の出身だ。
8月9日を経験していると聞いた。
祖先のお墓も稲佐山にあって、今から37年前に一度だけお参りしたことがある。
それがはじめての長崎で二度目は無かった。

バイト漬けの学生だった夏休み
親に旅することを伝えたら不意に私のルーツを知らされて、それまで会った事の無い親族を知ることになったのだ。

父方のルーツが長崎だと知らされずにいたのは、母が昔のことを話したがらなかったから。
「嫌なことを告げたく無かったから」
そう言い放った母も90歳を過ぎた。

いつかまた稲佐山に行くことがあるかはわからないが、
孤児となった父が8月9日を生き抜いたから、私が存在しているのは確かだ。
その父はもういない。

今も何処かで罪の無い人々が戦火にある。

極めて少人数の偏った思想家から放つ脅威は、人間や犬猫、鳥も花だって一瞬で無くしてしまうのだ。

祈りを捧げる‥


長雨の後に澄む空気

2021-03-22 | 徒然なること
生きてくためには日々、いろんな出来事を心に受け止める。小さな事やそこそこ難儀な事。そのまま放って置いて良い事。気持ちの整理がつかない間に対処しなくちゃいけない事も。ひとつ解決してはまた何かしら起きるもの。積み重なれば気付かぬうちにかなりの確率で精神的に疲れてしまう。それが心労と云うのなら私の様な浅い心と頭の中は僅かな出来事だけで溜まってしまう。

ストレスを受けると頭の中で長い雨が降り続いてる様な状態にも思える。いっぱい溜まれば何処かで流してしまいたい。

少しだけ吐き出せれば別の何かしら溜める事もできるだろう。


全部吐き出せば心も身体も空っぽになる。
それは澄んだ空気みたくなる。
だからまた少しずつ溜めることができる‥。


地球が荒廃している

2021-03-17 | 徒然なること
今年も中央アジアから砂が届いた。
隣国では10年で最悪の降砂だと云う。ゴビ、タクラマカン砂漠から巻き上げられた砂ばかりのはずが人間が放置した荒地からの砂までも原因だと知られる様になった。

荒れた大地から届く砂は、
ひび割れた地球の皮膚の様。

ひょっとして少しずつ地球が第二の火星になってしまうのを垣間見ているのかもしれない。


ダンボールとたまごボーロ

2019-01-12 | わんこ日記

昨年の暮れ、16歳を迎えた後にようやく実現した君のお里帰り。兄妹のカリンちゃんと並べて実家のママさんも喜んでくれました。



昨年の春に具合を悪くして重篤な状態になった。治っても寝たきりになるかも知れないと告知されたけど奇跡的に回復してくれた。

先生から何でも食べていいと言われるほど元気になったからお里帰りにだって連れて行きたかったの。

ほんとに行けてよかった‥

ママさんから君へのお土産たくさんもらえたよね‥


生まれて2ヶ月した後、君を譲ってもらえたんだ。既に大柄な小犬で抱っこしてると腕が痺れてしまう‥

だからよく膝に乗せて過ごした。

仕事で帰りが遅くて平日はあまり遊んであげられなかったから先に暮らしていたマロンを膝にのせていると立ち上がろうとした途端にどこにでものろうとしたね。

甘えん坊の可愛い仕草に癒された‥


マロンとのあいだに子供が生まれた時は教わってもいないのに面倒をみてくれた。
小さな命を大切にしてる姿は一部の身勝手な人間とだぶってみえた。
君の子育てでトイレの躾も自然にできたんだよ。


生まれつき身体弱いクリンを残してからもなお、君のパパぶりには脱帽もの。


一緒にいっぱいあちこちに行ったね。




マロンに続いてクリンが空に昇ってしまい君だけになってからも君はどこか遠慮してた。時々思い出したんだよね。先に逝った家族のことを‥




寝るときは私のいつも足元だったから、君だけになって顔が見えるところまで
誘ったんだよ。寂しいのは君だけじゃないから‥



新しい年を迎えて仕事が始まったばかりの深夜、いつものよう寝床に向かうとき突然具合が悪くなって‥

毎回、君は奇跡を起こすから今度だってきっと大丈夫だと願って‥










今日、君とお別れした。
ダンボールに大好きだったたまごボーロ
そして最後にもう一度君を抱きあげた。


ごめんね、助けることができなかった。
自分の無力さに心が壊れてしまいそうです‥

寝るとき階段を上がるから抱っこすると、いつも前足の片方だけ、私の肩にのせてきた‥

布団に入るとき、つい忘れてきたように思ってしまうよ‥

だって毛布の中にまだ君の匂いが残っているんだから‥






最愛との別れ

2018-04-13 | わんこ日記


今年も例年の桜が散りもうすぐ5月を迎えようとしている。

一年が瞬く間に過ぎていくようだ。

そして14年半という長くも短い家族との別れもやってきた。



我が家で初めてだった子犬の誕生。
仕事から毎日早く帰ってはいつまでも眺めて可愛がり、そして癒された‥

その中で産まれながらに尻尾が曲がってた子。
母乳を上手く飲めずにスポイトを使ってた。
耳が異常に小さくて左右の向きまで違ってた。

その子犬は未熟で誰かに譲ることなどできなかった。

産まれながらに病弱なのだから、長くは一緒に居られないかも知れないと思わせた。

そんな心配をよそに君は育ってくれたよね。


パパ犬も他の子犬よりハンデのある君を特に世話してたと記憶してる。



たくさんの楽しい思い出を作った。
好きなだけ遊んだ。


でも時には寂しい思いもさせたね。


ある朝、突然の叫びとともに身体が硬直してしまい慌てて病院に向かったことがあった。
君は何度かヒヤリとさせてくれた。


甘えるのが凄く上手くて誰よりも膝に乗りたがった。ずっと一緒に‥



だけど病魔は少しずつ君の身体を蝕んでゆく‥


ついには瀕死の状態になって病院に預けることになってしまったんだ‥

先生からは生きているのが不思議なくらいだと告げられたよ。

身体中、痛くは無かったの?

預け出した2日目の夜、
病院から戻り大人しく眠っていたらしい。
私が仕事から戻ったすぐに動き出して、膝に顔を擦り付けたから僅かな時間だけ抱きかかえたんだ。

そしてその夜、
君は静かに息をひきとった‥


決して良い飼い主では無かったけど、
呆れるほどに可愛がりそして癒された。

クリンちゃん‥
幸せだったよね?

先に逝った母犬の所に迷わず行きなよ。
そしてまた会いましょう。

ありがとう