かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

TASSHADENA!

2008-11-24 11:40:36 | お気に入り
昨夜奥さんは、某ブログにアップされていたYouTubeのユーミンの歌を聞いておりました。
 そのうち、YouTubeで他の曲を検索し、いつか~ 君と行った~・・ となり、なぜだか、チューリップ、山口百恵といろいろ検索しておりまして、
「YouTubeってすごいね~。何でもあるね」とあらためて感心していたので、
それならと、私は、三橋美智也の『達者でナ』をリクエストしました。

私は、YouTubeという名称は聞いたことがあるのですが、そのしくみがわかりません。
音質は悪いようですが、いっぱい投稿があるようです。
中国?からも投稿があるようでした。
中国語のタイトルは、『可愛的馬』のようです。

 藁にまみれてヨー 育てた栗毛
   今日は買われてヨー 町に行く
   ・・・・・・・・・・・・・  

突き抜けるようなあの高音の美しさ、微妙に震わせた声。
三橋美智也の声には哀愁があります。それでいて、感情を抑えた淡々とした唄い方。絶品です。

この曲は、多分日本だけでなく、世界中に通用する曲だと思うのです。本人の声を二重に被せたようなレコーディング、あの当時でこんな技をやっていたのです。
斬新だと思います。
私は、ビートルズの“イエスタデイ”に劣らない名曲、スタンダードナンバーだと思っております。

 次のリクエストは、『夕焼けとんび』
こっちもいいなあ!
三橋美智也の唄には、(日本の)風景があります。

最近の歌は、君と僕とか、君がどうしたなど、ほとんど人間のことばかり歌っていて、風景が感じられない、と思ってしまいます。

そんなわけで、昨夜は久しぶりに神経が高ぶってなかなか寝付かれませんでした。
実は、三橋美智也のCD(ベストアルバム)を1枚持っております。



このCDには20曲入っております。
どれも子供の頃聞いた記憶のある曲ばかりです。
(残念ながら、『怪傑ハリマオ』や“カールおじさん”のCMソングは入っておりません。)
思えば子供の頃は、毎日のように三橋美智也の曲がラジオ、有線放送から聞こえていたような気がします。
なーんて、本日はオッサンの独り言極まれり、でした。


 本日もオッサンの独り言にお付き合いありがとうございます。

 「プチッ」と応援よろしくお願いいたします。

TEARS

2008-02-15 11:16:41 | お気に入り
昨日朝、フジテレビ系「とくダネ!」の『朝のヒットスタジオ』コーナーで、麻倉未稀さんが出演していた。久しぶりにお目にかかる未稀さんでした。
20数年前、FMラジオで彼女の歌を初めて聴いた時、「こりゃうまいなあ!」と感動しました。そして、ファンになった私はCDを買い、一度コンサートにも行きました。力強く・スピード感のある「ヒーロー」や「千億の恋人」はもちろんだけど、バラード調の「TEARS」も好きだった。元気いっぱいで、輝いているように見えた80年代でしたが、その後パッとせず寂しかったですねェ。 
そういうわけで、最近は、ほとんどテレビで見かけることもなくなっていたので、昨日は、なんだか得した感じで、久しぶりに聞き入りました。イントロが流れた瞬間、身体が動き、元気になりそうな「ヒーロー」。相変わらずパワフルな歌で、なかなか良かったです。が、時間・場所・雰囲気のせいでしょうか、若い頃に比べて高音の伸びがイマイチだったような気もしました。それに、以前よりも随分と立体感を増してしまわれましたね。

ナショナルキッド

2008-01-11 11:10:37 | お気に入り

松下電器産業が、社名を「パナソニック」に変更し、ブランド名もパナソニックに一本化すると発表した。これにより、創業者の故松下幸之助さんの名を冠した「松下」も「ナショナル」も消えることになる。

ナショナルといえば、私は、子供の頃のヒーローの一人「ナショナルキッド」を思い出します。

 雲か 嵐か 稲妻か

   平和を愛する人のため ・・・

 

このテレビドラマは、その名の通り、松下=ナショナルが単独スポンサーだった。そして、TVとどちらが先だったかは、覚えていないが、一峯大二作のマンガで『冒険王』にも連載されていた。ネット検索してみると、テレビドラマでは、本間千代子も出演していたとある。私自身の記憶は、その辺は定かでない。でも、子供の頃(小学~中学か?)彼女の映画を何本か見たことがあり、吉永小百合には目もくれず、本間千代子さんが大好きだった。 そのうち、彼女は「僕は泣いちっち」のおじさんのお嫁さんになってしまい、映画界から姿を消したので、寂しかった。

話が少し横道にそれましたが(ずーとそれっぱなしかも知れないが)、ナショナルキッドは、胸に大きく「」の文字が書かれたユニフォームの上にマントを着て、空を飛んでは地球の平和を守ってくれていた。

そして、町内のソフトボール大会の時、私達名取小学校チームのユニフォームの左胸には、ナショナルキッドと同じ「」の文字が描かれていて、とても嬉しかったことを思い出す。そんな、慣れ親しんだ「ナショナル」が消えていくのは寂しい気がする。パナソニックは、海外的にはカッコいいのだろうけれど、「パナソニックキッド」では様にならない。


蘇州夜曲

2007-12-11 12:07:09 | お気に入り

昨日は父を町の病院に連れて行き、帰りにCDも売っている本屋に立ち寄った。店に入って、買ってみたいと思っているCDを探すのだが、なかなか見つからない。若い頃は、本やCDなどを買いに行って、なかなか見つけられなくても、店員に頼らずできるだけ自分で探していた。時間をかけて、見つけた瞬間が嬉しかったからだ。最近は、ざーと見渡して、見つけられなかったら、すぐに店員に聞くことが多くなった。時間をかけて探すのが面倒になってきたようだ。

昨日もそんな具合で、数分間探して見つけられなかったので、店員さんに聞いてみた。「あのー、服部良一のトリビュート・アルバムありますか?」 すると、店員は「はい、ありますよ」とカウンターの内側から出してきた。「えっ?あるのなら、なぜ陳列棚に並べておかないのだ?」と不可解に思った。さらに、この店員は「これをテレビで放映すると言っていたので、私楽しみにしているのですが、まだ放送やってないのですかねえ?」と尋ねてきた。私は、1~2回録音風景の部分部分を見たことがあるだけだったので、そのことは知らなかった。代金を支払い、商品を受け取る時点で、この店員さんは、ポイント券などを見せながら、いろいろ説明してくれるのだが、柳原ナントカにそっくりの口調でしゃべるので、ちっとも頭に入らなかった。 

さて、このCDは服部良一さんの生誕100周年を記念して、彼の曲を息子さんとお孫さんがプロデュースしたアルバムだ。そして、福山雅治が唄う「東京ブギウギ」で始まり、全部で16曲収められている。うちの奥さんは、福山雅治が大好きのようだ。徳永英明の「別れのブルース」はなかなか良かった。彼は本当に不思議な声をしている。しかしながら、私のお気に入りの1曲は、なんといっても「蘇州夜曲」である。歌詞がいい、メロディーがいい。おそらく、この曲が入っていなかったら、私はこのアルバムを買わなかっただろう。特に、「髪に飾ろか口づけしよか 君が手折りし桃の花」というくだりが好きだ。この曲は、霧島昇・渡辺はま子が最初に唄っていたそうだが、昭和15年8月の映画「支那の夜」の劇中主題歌として、主演の李香蘭(山口淑子)が唄ったものが有名なようで、服部さん自身も彼女のために作曲したようだ。私はもちろん両方ともリアルタイムで聞いたことはない。その後、色々な歌手がこの曲をカバーしているようで、私が持っているのは、おおたか静流が唄っているCDだ。そして、このアルバムでは、小田和正が透明感のある声で丁寧に唄っており、ぴったりはまっている感じがする。 

もう10年以上も前に(もっと前か?)、私はテレビで唄っている小田さんを見て、「えっ!あの歌声の主はこの人なの?」と、とても驚いた記憶がある。ラジオなどから歌声を聞いて、私なりにイメージしていた風貌ととてもかけ離れていたからだ。小田さん、ファンの皆様、申し訳ございません。でもその後、少しずつはそのギャップが埋められて来ているような気はします。