在庫予算の勉強で行き詰まり、運営管理が停滞しています。クレアールのDVDでは、基準在庫法や百分率変異法の式の導出からやってくれず、式を覚えるようにという内容でした。市販のテキストならばそのような解説も許せますが、DVDですからね。もう少し理論をきちんとやってほしいです。
こんな式を機械的に覚えても絶対に忘れます。そこで、自分で調べました。
①基準在庫法
基準在庫法では月初適正在庫高を下記の式で説明しています。
月初適正在庫高=当月売上高予算+基準在庫高
=当月売上高予算+(年間売上高予算/年間予定商品回転率)-(年間売上高予算/12)
=当月売上高予算+年間平均在庫高-月平均売上高予算
こんな式は覚えられません。そこで、最後の式を次のように並べ替えると
月初適正在庫高=年間平均在庫高+(当月売上高予算-月平均売上高予算)
つまり、在庫は年間の平均分を持つが、月によっては売上が多かったり、少なかったりする。そこで、その分、在庫を調整する必要がある。
売上が多い月は (当月売上高予算-月平均売上高予算) がプラスになるので、在庫を多く持つ。
売上が少ない月は これがマイナスになるので、在庫を少なく持つ という意味になります。
②百分率変異法
式は次の通り
月初適正在庫高=年間平均在庫高×0.5×(1+ (各月売上高予算/月平均売上高) )
全く意味が分かりません。
考え方の基本は基準在庫法と同じ。在庫は年間平均在庫高を持つが、各月の売上が多い時、少ないときは在庫の微調整を行う。
つまり、式を展開すると
月初適正在庫高=0.5×年間平均在庫高 + 0.5×年間平均在庫高×(各月売上高予算/月平均売上高)
展開した右側の項で、年間平均在庫高の半分(×0.5)分については、月平均売上に対して、売上が多い、少ないという調整をするという考え方です。
これで理解できました。
初学者の私がこのような解説をするのではなく、高いお金を払って通信教育を受けているので、DVDにてこのような講義をしてほしいものです。