サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

64日目「日本三大美肌の湯(嬉野温泉)」/佐賀県

2008年10月05日 | 姪っ子メグとお出かけ
姪っ子メグ 昨日の雲仙観光ホテルが天国だったとしたら、今日のこの入●荘は地獄ね。
キミオン叔父 面目ない。
車で辿り当てたら、いきなりピンクがかったくすんだ外観だものねぇ。ごちゃごちゃしたフロントで受け付けて、鍵渡されて、連れ込み旅館みたい。
みんな、オジサンが悪いんだ。
で、部屋に入ったら、いきなり窓にガムテープが貼ってあるの。隅のほうに目をやるとゴキブリホイホイが置いてあったわよ。障子をあけたら、すぐお手洗いだし。
廊下のトイレには、灰皿に薄汚れた吸殻が、山積にされてたよ・・・。
もう、お風呂にでも逃げ込もうと思っていったんだけど、別に特徴もなくて。なんか、水車がどうのこうのと謳っていなかった?
ああ、星も見えない露天風呂の傍らに、水車の残骸みたいなのが据え付けてあったよ。
こりゃ食事も期待できないだろうなあ、と思っていたら案の条。まあ、名物の湯豆腐がどかんと一丁入っていて、これでおなかを膨らましてくれぇという感じで、焼き物も煮物もなし、で最初からごはんをお持ちしましょうか、だって!
「ワインと癒しの宿」みたいな触れ込みだったんだけどなぁ。でまた食堂なんて、安物のチェックのビニールクロスがかけてあっておまけに冷房が直接当たって寒くなってくるし・・・。テーブルの上には、安物のふりかけが置いてあるし・・・。なんか、料理はそこらの場末の食堂の「湯豆腐」定食みたいだし・・・。佐賀牛はどこにいったんだぁ・・・。
だいたいさ、もうすべての造作に腹が立つのよね。これでよく、指定旅館になってるわね。よくテレビでやってる「閑古鳥のどうしようもない旅館のリニューアル」なんていうのでも、もっとましよ。
すべては直前予約だったから、インターネットでトクトクーの直前予約30%引き残2室というのにつられて騙されてしまったオジサンが悪いんだ。残2室どころか、宿泊しているの、あと1組で、が-らがーらだったもんね。



島原で法事をすませて、佐賀・嬉野まで辿り着いたわけだけど、まあ、旅館は論外としても、「日本三大美肌の湯」というんだから、それだけは、御利益がありますように(笑)
由緒はあるんだよな、ここは。長崎から武雄にいたる街道の旅籠町で、昔から栄えていたらしいけどね。
まあ、いまは街を歩いても、ちょっと活気がないけどね。
豊玉姫神社にもお参りしたし。おじさん、神々に詳しいし、豊玉姫というのは?
ああ、全国にいくつもあるけどね。安産の神様としても祀られてるね。もともと、古事記の山幸彦・海幸彦に登場するね。海神の娘とされている。
だから、竜宮城伝説では、その竜宮のおひめさまが豊玉姫になってるんだよ。
神社の中に、白なまず社もあったわね。そこにお水をかけると、肌がきれいになるっていうから、あたしちゃんとお清めしたわよ。
でもまあ、全国の温泉地で、斜陽化しているところが多いからねぇ。ガソリン代もあがったから、車で長距離ドライブを控えていることもあるし。東京なんかでも、この夏でも、近場の熱海なんかは満員御礼だったというけど、駅から遠いところなんかは、なかなか大変だったようだね。
なんか、2極化してるんでしょうね。寂れているところと、賑やかなところと。これって、だけどひとつの旅館やホテルだけが頑張っても駄目で、行政含んだ観光対策が必要よね。
立地にもよるけど、徹底して外国人客を呼び込むということもひとつだよね。いまや、外人観光客が落とすカネが1兆円を超えているらしいからね。国土交通省なんかも、ウェルカムジャパンということで、観光庁みたいなのも立ち上げるし。
九州では、由布院や黒川なんかは、勝ち組だけど、昔の大観光地である別府なんかは凋落していた。でも、地元の人たちがいろいろ頑張って、息を吹き返しているものね。
とくに、2000年過ぎぐらいだったか、立教大学を招致してアジアセンターみたいなのをつくって、アジアの留学生をこぞって呼び込んだんだ。で、その留学生をボランティアやバイトか知らないけど、ガイド役をやってもらうことにしたんだよね。だから、外人客がどっと増えた。とくに韓国人。いままで、ウォンもドルに替えて円に替えるというような面倒くささがあったけど、直接ウォンを円に両替できるようにしたりね。
おじさん、なんかあのひどい旅館の宿泊クーポンにセットされて。
「肥前夢街道」だろ。なんか太秦撮影所と提携してるとか・・・。でもな、エレベータのなかでポスター見たろ。
「本物のインチキ」とかいう。洒落てるつもりなんだろうな、忍者屋敷とかいろいろ体験施設があるみたいだけど、お子ちゃま向きでしょ。無料クーポンは捨てちゃったよ。
「本物のインチキ」というのは、入●荘よ、お前のことだって(笑)




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