ベルばか日誌

ベルばら好き主婦、Kimeの妄想満載「ベルばか日誌」
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つ ついに陥落 バスティーユ

2012-03-08 13:48:34 | カルタ
貴族の身分と地位を捨て、平民側に寝返った衛兵隊長オスカル様。
バスティーユに上がった白旗を目にし、息を引きとられました。


今更ですが、オスカル様って祖国のため、思想のために命を懸けたんですよね。
その気になれば、個人の幸せ、女としての幸せを追求し、ベルナールが勧めたように亡命でもして生きながらえることもできたかもしれないのに。
アンドレとの仲を認めていたらしいジャルジェ夫妻は、むしろそれを望んだでしょう。

もっとも原作者様は、どっちに転んでもO様が花の命を散らされるよう、肺病設定にされたらしいですけれども。

祖国フランスの未来のために戦い、命を落とされたオスカル様、その最期にバスティーユの陥落を見ることができたのは、幸せなことだったと言えましょう。
その後革命政府が樹立した後、結局、恐怖政治だの権力闘争だので、フランスは長らく政治的困難が続いたらしいですが(歴史には疎いのでよくわかんないまま知ったかぶりして書いてますが)それを知ったらオスカル様はまた心を痛められたことでしょう。

短くとも自らの心のまま、納得のいく人生を送られたオスカル様でしたが、ファンとしてはやっぱり女の幸せももっと追及して欲しかったなあ、と思ってしまいます。
人生の伴侶であったアンドレも、短くともオスカル様と添い遂げ、幸せな人生だったかもしれませんが、やっぱもっとラブラブ幸せになって欲しかったです。

こんな原作の微妙なじれったさが、私をオスカル様ラブラブ幸せ妄想へと駆り立てるのですね。