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Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

風 俗と税金

2005-12-15 00:08:51 | Thinkings
 新しい技術を普及させるのに、もっとも手っ取り早いもの。
 それはエロです。

 多少の語弊はありますけども、ビデオデッキやDVDが普及したのにエロビデオが噛んでいないとは考えられませんし、18禁コーナーの無いレンタルビデオショップは少数派です。
 インターネットだって、「隣の国」ではアイドルのエロ動画が見たいが為にADSLが爆発的に普及したのは有名な話です。・・・いや本当ですってば。日本だって対して変わらないような気がしますしね。

 男なら、誰しも大好きなエロ・・・もちろん私だって好きですよ・・・これに使われている年間金額は、総人口トータルすると、とんでもない金額になるでしょう。そして、財政難に苦しむ中、ここに目をつけた国がありました。

イタリア「ポルノ税」導入へ、財政赤字解消の切り札

ANSA通信などによると、ポルノ映画、ビデオ、雑誌の販売などに25%の税を課す計画で、「ポルノ税」提唱者の与党議員ダニエラ・サンタンケ氏は「約2億2000万ユーロ(約315億円)の増収が見込める」と試算する。増収分は、ベビーシッターへの助成、託児所増設など、イタリア社会で深刻な少子化対策に活用する。

 儲かっているから税を掛ける、という批難もあるようですが・・・うーん、315億かぁ・・・日本円換算すると、あんまりたいしたこと無いですねえ・・・

 結局のところ、「いったいどこまでをポルノとみなすか」によって、税収が大きく変わってくると思うんですけど。それに加えて、

「もうかっているからと、ポルノだけに重税を課すのは、表現の自由の侵害」

税金を掛けられることによって、表現の幅が狭まってしまうのではないか?と言うことでしょうけれど、確かに大きな問題です。
 作家は、「税金の対象か否か」という大きな枷をはめられて、創作活動をしなくてはならなくなります。これは確かに自由な状態とは言えないでしょう・・・もちろん、カネだけの問題だけではないんですけどね。

 なにがポルノなのか?としっかりと明文化できなければ、最終的には悪法に終わってしまうでしょう。日本でもし施行されるような事態になったとしたら、このあたりはしっかりしていただきたいモノです。 


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