Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

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最も開発費のかかったゲーム

2010-03-01 23:59:59 | Thinkings

 ゲームソフトの開発費の高騰については、ゲームの流通媒体がCD-ROMになり、ムービーが多用されるようになったあたりから言われるようになったと記憶しています。出来ることが増えるにつれ、かけるお金も当然のごとく高騰していき、売れるためのハードルもどんどん上がってきました。ファミコンの時のような「一人、3ヶ月で一本」なんてのは今では夢物語・・・あ、DSの脳トレみたいなカジュアルゲームだとあり得ますけど、一般的には莫大な金のかかるビジネスです。

 その中でも、最も開発費のかかったゲームについて、ITmediaで言及がされていましたが・・・私の興味は、アレが何位に入っているかです。

歴代もっとも開発費が高かったゲームTOP10、果たして1位は……? ITmedia

 ハードのスペック向上に伴い、ゲームソフトの開発費も年々上がってきているのは周知のとおりですが、実際のところ、PS3やXbox 360のゲームを1本開発するのにどれくらいの開発費がかかっているかご存知ですか?

 私のいうアレとは当然(?)ドリームキャストの「シェンムー」のこと。その開発費の巨額さをわざわざCMのキャッチコピーにまで使った話題作でして、発売当時は最も開発費のかかったゲームとしてギネスにも載ったみたいです。そして、気になる結果の方は・・・

もっとも開発費が高かったゲーム TOP10
1位 Grand Theft Auto IV(約1億ドル)
2位 グランツーリスモ5(約8000万ドル)※未発売
3位 シェンムー 一章 横須賀(約7000万ドル)
4位 Too Human(約6000万ドル以上)
5位 メタルギア ソリッド4(約6000万ドル)
6位 Halo 3(約5500万ドル)
7位 All Points Bulletin(約5000万ドル)※未発売
8位 LA Noire(約5000万ドル)※未発売
9位 ファイナルファンタジーXII(約4800万ドル)
10位 KillZone 2(約4500万ドル)
※DIGITAL BATTLE調べ

 1位はGTA4で100億円・・・桁が違いますね。シェンムーは3位に沈んでいますが、当時のハードスペックのことを考えると、破格っちゃ破格です。そして、ランク入りしているタイトルのほとんどが著名タイトルの続編であることも考えると、やっぱり、シェンムーは異質ですよねー。

 なお、平均値としては、

日本における1タイトルあたりの開発費平均(2008年時点)は、PS3用ソフトでおよそ約3億8860万円、Wiiで1億3410万円、PSPで 5,650万円、DSで4940万円となっているそうです。

 えーと、一本売ったらいくら儲かるかなんて正確なところは分からないので、定価の30%くらいが入ってくると考えると、PS3の6,800円のソフトならだいたい2,000円くらい。損益分岐点は平均値で19万4300本・・・100億円かけてるとすると500万本くらいとなります。GTA4は知らないけど、グランツーリスモはPS3単一展開で400万本も売れるのでしょうか?MG4は実際どれくらい売れていたんだっけ・・・?とか考えると、実に面白いリストではありますね。ちなみにシェンムーは70万行かなかったみたいです。

 ゲーム離れの時代と言われ、10万本売れることすら難しい今、PS3&XBOX360用ソフトとかどうなってるの?という不安感すら醸し出されている元記事ですが、少なくとも10年後くらいまではゲームをやっている予定なので、今後も開発者の皆様には頑張って欲しい所存です。



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