ユリ・ゲラーが訴訟を取り下げたわけ

　世間様にすっかり行き渡り、おおよそブーム真っ盛りな頃です。私は遅まきながら”ポケットモンスター赤”をはじめ・・・見事にのめり込みました。
　その後、やけに安くなっていたポケモンカードGBにはまり、ポケットモンスター金を槍込み、ポケモンカードGB2を遊び倒して現在に至ります。
　今から考えると、情報交換や対戦相手に恵まれていたことが、あれだけやっていた原動力なんだろうなあと思いますが。

　そんな私ももう大人ですから（当時もすでにいい大人だったなんて聞こえません、聞こえませんとも）、最近はポケモンからはすっかりと離れた生活を送っております。
　しかしながら、少し前からずっと心に引っかかっていることがあるのです。

「ユリ・ゲラーの”ユンゲラー裁判”はいったいどうなってしまったのか？」

　世界的超能力者と言われているユリ・ゲラーが、「明らかにこれは俺をパクってやがるだろ！」と肖像権侵害で任天堂を訴えたこの裁判。
　損害賠償は実に101億円（！）と、ちょっとボリ過ぎじゃなかろうか？と言える金額をふっかけるも、ユンゲラーがユリ・ゲラーをモデルにしているのは誰が見ても明白。このことから、任天堂和解必至か・・・と勝手に思いこんでいたのですが、事実はどうも違うみたいです。

（海外） : エスパーポケモン「ユンゲラー」に対し、ユリ・ゲラー氏が名誉毀損として提訴。スプーンを曲げる超能力系キャラとして、自分のイメージを勝手に使われたとのこと。このとき、任天堂側の弁護士が機転を利かし、裁判中「このキャラクターは超能力が使えます。もし貴方とこのキャラクターが似ているというなら是非ここで超能力を使ってみてください」と冗談と皮肉を混ぜた口上でユリ・ゲラーを沈黙させ、結局すぐに控訴を取り下げた。

Wikipediaより

・・・心底格好いいと思いましたよ！
　暴満館さんのところでは、

何このリアル逆転裁判。

と表されていましたが、なるほど、確かにその通り。
　あの状況でユリ・ゲラーを退けるなど、任天堂側がいったいどんな魔法を使ったのかと思っていたのですが、さすがは超能力対決。とは言え魔法ならぬ超能力を使ったのは、どうもこの弁護士だった様ですがね。

　・・・ところで、この裁判。逆の見方をすれば、ユリ・ゲラーは自分で「超能力は使えない」と言っているに等しいですよね？それともスプーンを忘れてきてしまったんでしょうか・・・(w