誰だっておいしいものは食べたい。けれど、度を超してまずいとなると、何となく食べたくなってくるものです。
具体的には、「私はおいしいと思う」という少数意見が10%以下だと、俄然モチベーションが上がってきます。・・・あれ、私だけ?
いやいや、そんなことは無いはずです。
そうでなければ、ジンギスカンキャラメルがあんなに売れた理由にならないじゃないですか。
人間には好奇心というものがあり、「おいしいものを食べたい」という感情とは別に、「どれだけまずいか試してみたい」という欲求も生まれます。ジンギスカンキャラメルは、まさにその好例でしょう。
ネット、口コミで「まずい」。あろう事か店頭のポップでまで「まずい」。そんなにまずいと連呼されたら、本当にまずいかどうか試してみたくなるのが信条でしょう。そして、本当にまずかったから、ここまで売れてしまった・・・
ですが、その「まずい事がアイデンティティ」のジンギスカンキャラメルがおいしくなってしまったら、一体どうなってしまうのでしょうか。
おいしくしたら売れ行き半減 ジンギスカンキャラメル asahi.com
「まずさ」が評判を呼び一躍ヒット商品になったジンギスカンキャラメルの第2弾が登場した。ところが「おいしさ」を追求してしまったため、売れ行きは半減。仕入れ業者も、味の突然変異に困惑している。
-中略-
第2弾の売れ行きは4月の発売からまだ10万箱弱。仕入れ業者や小売店からは「今さらおいしくされてもイメージと違って困る」「うまみが増したらインパクトに欠けてつまらない」との声があがっている。
まあそうなりますわね。
別においしいお菓子なら、他にも星の数ほどあるわけです。まずかった頃は他に競争相手がいませんでしたので、いわば一人勝ち状態。おいしくなった今は、その他大勢のお菓子が一気に選択肢に入る・・・逆に言えば、選択肢にジンギスカンキャラメルが埋もれてしまって、「たくさんの中の一個」に成り下がってしまうのです。
さらに悪いことに、元々「まずい」というイメージで売っていたものですから、そのイメージとのギャップで「うまくなっても程度がしれてるだろ=中途半端にうまいの?」となり購買意欲はそがれてしまいますよね。
それでなくても、個別の値段が100円から300円になるなどマイナス要因もあり、「そりゃ売れないよね」と言われても仕方がないです。
まとめると、ジンギスカンキャラメルは「まずいからこそ需要がある」特異な商品であり、その特徴が無くなるなら、凡百の菓子と変わらないということ。
そう、私たちは「まずいから」買うわけです。社長も、
それでも、長屋社長は「『おいしい』という声を聞きたい。多くの人に舌鼓を打って欲しい」と期待を寄せている。
こんな夢見心地な事を言っていないで、原点回帰して欲しいものです。
そう、おいしいと言う声が聞きたいなら、ジンギスカンキャラメル以外でやってください。それが、ここまでジンギスカンキャラメルを有名にしてもらった世間に対する筋の通し方ではないかと思うところですよ。
具体的には、「私はおいしいと思う」という少数意見が10%以下だと、俄然モチベーションが上がってきます。・・・あれ、私だけ?
いやいや、そんなことは無いはずです。
そうでなければ、ジンギスカンキャラメルがあんなに売れた理由にならないじゃないですか。
人間には好奇心というものがあり、「おいしいものを食べたい」という感情とは別に、「どれだけまずいか試してみたい」という欲求も生まれます。ジンギスカンキャラメルは、まさにその好例でしょう。
ネット、口コミで「まずい」。あろう事か店頭のポップでまで「まずい」。そんなにまずいと連呼されたら、本当にまずいかどうか試してみたくなるのが信条でしょう。そして、本当にまずかったから、ここまで売れてしまった・・・
ですが、その「まずい事がアイデンティティ」のジンギスカンキャラメルがおいしくなってしまったら、一体どうなってしまうのでしょうか。
おいしくしたら売れ行き半減 ジンギスカンキャラメル asahi.com
「まずさ」が評判を呼び一躍ヒット商品になったジンギスカンキャラメルの第2弾が登場した。ところが「おいしさ」を追求してしまったため、売れ行きは半減。仕入れ業者も、味の突然変異に困惑している。
-中略-
第2弾の売れ行きは4月の発売からまだ10万箱弱。仕入れ業者や小売店からは「今さらおいしくされてもイメージと違って困る」「うまみが増したらインパクトに欠けてつまらない」との声があがっている。
まあそうなりますわね。
別においしいお菓子なら、他にも星の数ほどあるわけです。まずかった頃は他に競争相手がいませんでしたので、いわば一人勝ち状態。おいしくなった今は、その他大勢のお菓子が一気に選択肢に入る・・・逆に言えば、選択肢にジンギスカンキャラメルが埋もれてしまって、「たくさんの中の一個」に成り下がってしまうのです。
さらに悪いことに、元々「まずい」というイメージで売っていたものですから、そのイメージとのギャップで「うまくなっても程度がしれてるだろ=中途半端にうまいの?」となり購買意欲はそがれてしまいますよね。
それでなくても、個別の値段が100円から300円になるなどマイナス要因もあり、「そりゃ売れないよね」と言われても仕方がないです。
まとめると、ジンギスカンキャラメルは「まずいからこそ需要がある」特異な商品であり、その特徴が無くなるなら、凡百の菓子と変わらないということ。
そう、私たちは「まずいから」買うわけです。社長も、
それでも、長屋社長は「『おいしい』という声を聞きたい。多くの人に舌鼓を打って欲しい」と期待を寄せている。
こんな夢見心地な事を言っていないで、原点回帰して欲しいものです。
そう、おいしいと言う声が聞きたいなら、ジンギスカンキャラメル以外でやってください。それが、ここまでジンギスカンキャラメルを有名にしてもらった世間に対する筋の通し方ではないかと思うところですよ。
美味しい食べ物・飲み物レビューとかやると
がっかりするのと同じだね。
そんな感じですよね。
焼き肉のたれをキャラメルにつけて食べると、気分だけは味わえるかも。
えーと・・・塩と香辛料と、肉汁の生々しい味が絶妙にマッチし、うっわあと顔をしかめたところで、後からキャラメル本来の、ミルクと砂糖の濃厚な甘さが追い打ちをかけるとでも言うのか・・・甘さが来るまでは許せる味です。甘さがくると、とたんに嫌になります。