CLASS3103 三十三組

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【読書】鉱物マニアになろう

2017-08-12 17:20:58 | 読書感想文とか読み物レビウー
鉱物マニアになろう  著:秋月 瑞彦

なんとなし、鉱山が近所にあるので
うろうろ歩くことにしたわけでありまして、
せっかくだから、そこで何か拾ってくるにしても
鉱物の勉強が必要だろうと
安易な理由で読んだのであります
名前からして、なかなか面白そうだと思ったんだが
これがまた、短いし、端的でわかりやすいはずなのに
なんかしらんが、えらい時間がかかった
いや、難しかった
そういう感想を抱いたのであります

知っているからすると、入門の内容を
実に幅広く扱ったとか、そういう評論になるのかわかりませんが、
地球のなりたち、地殻や地質のこと、それから、
鉱物それぞれの特性と生まれ方、化学式、なりたちといったところ
大から小までという感じで紹介されているのであります
理科の教科書の簡単版という位置づけなのかもしれないと
読んでいて感じたのであります

石、特に鉱物に関して、なるほどなと
本当に基本の部分、結晶とはどういうことなのか、
ガラスとはなんなのかといったところもわかったわけでありますけども、
さらっと地殻変動のところで書かれていた
近々、東北沖で津波を伴う地震が起きるだろうと
地質学的に唄っている一文があって、寒気というか瞠目したのであります
この本自体は2003年成立ということで
なんというか、そういうものだなと感じるのでありました

あとは、そもそもマニアになるためにというか、
マニアになりたい、すでになっているという人は、
その学問の道に飛び込む方法があると
そんなことを書いていたのでありました
このあたりがなかなか面白くて、
やっぱり、この道に限らずだが、道を行くものは
好きという気持ちが一番で、
それによって、どんな立派な施設や、何かで働いていることよりも
よい発見や、楽しみを導くとそんなお話になっていました
たぶん、この先生は本当に好きなんだろうなと
そういう人をまた、何人も見てきているんだろうかと
思いをはせるでもないが、考えるのでありました

面白かったけども、勉強になったかというと
そこらで石を拾ってどうするという実務ではないが
手元のことには役に立たず、鉱物という分野について
興味をもつための一冊であったと
読み終えて感じたのでありました


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