フロントハブに引き続き、リアハブのメンテナンスを行っていきます。
まずはカセットを外します。
カセットが外れました。7801SLは10速専用のアルミ製フリーで、9速も11速も使えません。
フリーを取り外します。軸棒の左右に5mmのアーレンキーを挿してフリーを固定しているナットを外します。ココは逆ネジです。
フリー固定ナットが外れると、フリーが抜けます。
外したフリーのラチェット部分。
フリー側はひとまずおいておいて、反フリー側から作業を行います。
ダブルナットは両方共17mmです。17mmは2本持ってないので、一つは爪の薄いタイプのモンキーレンチを使いました。このレンチはTOP製ですが、厚みが薄いタイプで意外と出番が多い優れもの。
一番外側のナットの下に薄いワッシャーが入っています。
軸棒にアーレンキーを挿して固定しながら玉押しナットを緩めていきます。
少し緩めばあとは指で回せます。
玉押しナットが外れました。
この玉押しナットもフロント同様にゴム製のパッキンが付いています。
ゴム製のパッキンを外します。向きがあるので正しい方向を忘れない様に。写真(上)が正しい方向。
ボールリテーナーの上にあるパッキンを外します。
外れました。写真(上)の向きが正しい方向です。
ボールリテーナーを外します。
フリー側から軸棒を抜きます。
続いてフリー側の分解です。
フリーの根本にあるパッキンを外します。
ギザギザの下、ボールリテーナーの上にあるパッキンを外します。このパッキンはギザギザの下の隙間に外周が隠れるように入っているので、傷付けない様に引っ張りながら外します。
外れました。向きがあり、写真(上)が正しい方向です。
ちなみに裏側はこんな風になってます。この写真(上)の窪みがある面がボールリテーナー側を向くように入っていました。
ボールリテーナーを外しました。これで外せる部品は全て外せたと思います。
リアホイールのフリー側は、奥から(ハブの中心から)順番に、ボールリテーナー、パッキン(小)、パッキン(大)、フリー本体、フリー固定用ナットの部品構成。
一番外の(フリー本体の根っ子にあたる部分の)パッキンはこんな形。基本的にパッキンには全て方向があるので、組み付ける際には要注意です。
全部の部品を外して綺麗に洗浄しました。フロント同様に内部はゴムやプラスチックが多用されているので細かい頻度でメンテするならディグリーザーはあまり使わない方が良いかもしれません。
ホイール側も綺麗にしました。分解洗浄はここまで、この後は元通りに組み付けていきます。
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