うさぎの想い出

5年前まで我が家にはうさぎやモルモットやハムスターなど、可愛いペットがいました。

失くしては新しく迎えて、誰もいない時期がなかった。

けれど、5年前。
最後までいたうさぎちゃんが悪性リンパ腫と診断されてからわずか2カ月で逝きました。

9歳3ヶ月。ご長寿うさぎでした。

その時、もう2度と飼うのはやめようと決めました。

それまでも長いこと介護が必要な子もいたりで思い入れが過剰な性格のせいもありで、失くすことへの強い不安感がストレスになっていたんです。

毎日毎日、失くす事の不安感。
怖かった。

その寂しさを払拭するためにまた新しい子を探し求める。

そして同じ事の繰り返し。

ああ、もうやめよう、と思いました。

元気でいる時は癒しの存在だけど、ちょっと具合が悪くなれば心配で心配で息がつまりそうになる。

長い飼育歴ですが、やっと気がついたんです。

私には飼う覚悟がない。

大事に大事に育てて可愛がるけど、失くす事への覚悟がない。

そう指摘されて、ハッとしました。

最後のうさぎちゃんが逝く時、覚悟ができていました。
不思議と冷静だった。

亡くなる瞬間に側にいられた。
お別れの瞬間に撫でてやる事ができた。

それで、ふーっと肩の荷が降りたんです。

もう5年も経つんだなぁ。
ちょうど5年前の2月28日の夜でした。
もうすぐ命日か。


だけど、未だにビデオや画像を見る事ができません…。

可笑しいね。