川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

男はつらいよ 望郷篇

2011-11-03 05:55:52 | 映画  音楽 美術など

出典〇http://www.tora-san.jp/toranomaki/movie05/index.html

 10月22日(土)

 10時半から川越スカラ座で「男はつらいよ 望郷篇」を見た。満杯になるかと心配して行ったら僕が二人目で結局観客は10人ぐらいだった。一番前の席で台に足を載せて見ることができた。こうすると冷えがこなくて楽だ。

 寅さんシリーズの5作目で1970年8月の封切り。当然ながら寅さんを演ずる渥美清もさくらの倍賞千恵子も若々しい。

長山藍子に恋してふられる「つらい」物語は身につまされるが僕にはこの頃の風物が懐かしかった。

例えば函館線を疾走する蒸気機関車。世話になった親分の息子が機関士だ。死に際に会わせたい寅さんが車で追いかける。迫力満点の場面の連続。山田監督のサービス満点。小樽築港機関区などが撮影現場になったらしい。

 江戸川の渡し船で昼寝しているうちに流されてたどり着いたのが浦安。江戸川の風景もなかなか。昔、妻の実家が市川にあって時に眺めに行った。60年代の後半だ。

 浦安は行ったことがないままだ。小説を読まない僕がこの頃、珍しく山本周五郎の作品に熱中した。浦安はその舞台になっていた。

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 出典〇http://tokyodeep.info/2010/07/24/113826.html

 浦安に郷土博物館があり昔の風景が再現されているらしい。東京に置いてある自転車・「順子号」で訪ねて見ることにしよう。この辺りに住む友人たちにも会えるかもしれない。

 この映画が作られた70年といえば6月に娘が生まれ8月には家族3人で大島に滞在した。かつて勤めた大島高校の生徒たちが反乱を起こした直後だった。卒業生たちと「大島高校を考える」集まりをもったりした。

 大学時代の友人・晃くんが「ケイスケくんが寅さんを見るようになれば鬼に金棒だがなあ」と言っていたのはこの頃か。

 


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