2月11日(月)晴
昨日、友人たちと入院中のHさんを見舞いました。孤軍奮闘の闘病ですが、それはもう限界だということでご家族の住む北海道に近く転院するとのことです。長く一緒に歩いてくれた友人です。
何の力にもなれません。北の大地で幸運に恵まれることをただただ祈るばかりです。「季節が良くなったら訪ねるからね」、友人たちと一緒にそんな言葉を贈るのがやっとです。
往復の電車の中で『ガンを治す「仕組み」はあなたの体のなかにある』(真柄俊一著・現代書林)を読み始めました。「抗がん剤・放射線治療からの脱却!」がサブタイトルです。
左肺摘出手術から7年、抗がん剤治療を受けながら「僥倖」(もと主治医のことば)にもおおむね元気に生きてこられました。4種類目の「タルセバ」には目立った副作用がなく日常が過ぎていきますが、そろそろ丸一年。効能切れかと思われる気配です。
この機会に先輩が薦めてくれた本を探し出して「ガン」とどう向き合うかを改めて考えてみることにしたのです。僕の場合は闘病を支えてくれる妻という存在があるので心強い限りです。
ここしばらくは本を読んだり、先生と相談したり、黒い箱で調べたりして「闘病方針」を確立する期間です。「ガン」が発覚して7年余、初めてこういうことをやります。いい知恵や情報があったら皆さんも教えてくださいね。