誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

糊うつぎの花

2013-08-21 05:28:02 | 日記
糊うつぎの花;さびたの花;のりのきの花空木、山うつぎ、姫うつぎ。(ユキノシタ科)花言葉は、臨機応変。各地の山野に生える落葉低木で、紫陽花と同じ「糊うつぎ」を指す。高さ2~3m。葉は対生し、長さ10~30cmの円錐花序を作る。周縁の装飾花は花弁状の萼片3~5個からなり、初めは白色だが、後に紅色を帯びる。幹の内皮から製紙用の糊を作るので、「糊うつぎ」の名があり、北海道ではこの糊を「さびた」と呼ぶ。「行くかぎり未知の空あり花さびた 藤田湘子」「山に寝て夢にも白し花さびた 金箱戈止夫」「一舟が日昏の景や花さびた 中島畦雨」「紅うつぎ風移る間も紅たもつ 殿村菟絲子」「卯の花の絶え間たたかん闇の門 去 来」「卯の花は日をもちながら曇りけり 千代女」。旧暦4月を「卯月」と呼ぶのは、この花からきたという。(紙漉きに 水の溢るる 姫うつぎ ケイスケ)

千日草

2013-08-20 06:18:43 | 日記
千日草(ヒユ科)花言葉は、変わらぬ愛情、不朽。熱帯アメリカ原産。一年草で、切り花や花壇用に栽培される。草丈15~60cm、茎は根元から分枝し、茎の先端に小さな花を集めて球状になる。花色は赤紫または白、桃。かさかさした質感があり、ドライフラワーにしても花色は褪せないので「千日紅」ともいう。開花は6~10月と長く、休みなく咲き続けるので「百日草」に対して「千日草」の名がある。同様の花形で鮮やかな橙色の花は、同属別種の黄花千日紅である。「み仏に切る紅白の千日紅 田口丈二」「一日を善意に疲れ千日紅 川村昭子」「大層な名を貰いたる千日草 山田閏子」。(軒先に 吊置れる 千日草 永久に変らぬ 紅の輝き ケイスケ)

茄子

2013-08-19 06:24:09 | 日記
茄子(ナス科)花言葉は、つつましい幸福。インド原産、多年草だが日本では一年草扱い。春に種子を蒔き、夏~秋に未成熟の果実を収穫する野菜。その年の初めに収穫した茄子を「初生す」という。茄子紺といわれる特有の黒紫色が美しく,茄子漬けや焼茄子が美味。揚げ物や炒め物などにも合う。日本には中国を経由して渡来し、1200年以上の歴史がある。日本で多く栽培されているのは「千成茄子」「長茄子」「丸茄子」「青茄子」の系統で、品種が多数ある。◎光沢と紫紺の美しさ、形の面白さが詠まれている。「茄子汁やいつとはなしに夫婦老い 勝又一透」「生きて世にひとの年忌や初茄子 凡 菫」「採る茄子のきゆアと泣きにけり 飯田蛇笏」「茄子もぐ手また夕闇に現われし 吉岡禅寺堂洞」「膨張を思いとどまる茄子かな 和田悟朗」。(焼茄子は 瓦斯栓全開 待わびり ケイスケ)

百日草

2013-08-18 06:40:36 | 日記
百日草(キク科)花言葉は、友えの想い。メキシコ原産。草丈60cm~90cm位になり、うつすらと毛に覆われた茎は幾本かに分枝する。卵形でさきのとがった葉は、茎を包むように対生する。強健でどんな土地でも適応する。やや厚みをもった花弁が、赤色、淡紅色,樺色、黄色、白色など鮮やかな頭状花をつける。八重咲きのものも多い。ブラジルのリオデジャネイロでは、百日草を魔除けとし、また幸福を招く花としているので、祭りの日には市民がこの花をパレードに向かって投げるという。「これよりの百日草の花一つ 松本たかし」「このごろの仏事つづきや百日草 川畑火川」「百日草あらいざらしの色となり 本井 英」「ああ今日が百日草の一日目 櫂 未知子」「百日草ごうごうと海は鳴るばかり 三橋鷹女」「色まづしき百日草の賞与月 能村登四郎」「百日草百日の花怠らず 遠藤梧逸」「心濁りて何もせぬ日の百日草 草間時彦」「百日草咲かせて神父暮らしかな 清崎敏郎」。(百日草 酷暑も厭わず 咲き続く ケイスケ)

燕帰る

2013-08-17 18:24:45 | 日記
繁殖のためフィリピン、ジャワ島などの南方から、春先に渡ってきた夏鳥の燕が、駐車場に巣をつくり雛を育てる毎年の行事が、今年も沢山の巣を作つたのに、今日燕の姿が見えないので、駐車場を探して見ると、巣はカラツポになつている。先日の豪雨と雷鳴に驚いてが一羽もいない。例年ならば、仲秋迄いたのに、気候の激変に、感覚が狂つたのだろうか?親子共無事に帰れたか?心配である。「去る燕ならん幾度も水に触る 細見綾子」「秋燕の富士の高さを越えにけり 稲畑汀子」。(来春も 必ず来てよ 待つてます 燕の家族に 依頼の打電 ケイスケ)

ノコギリソウ

2013-08-17 08:20:18 | 日記
ノコギリソウ(キク科)中部以北の山地の草原に生える。高さ60~90cm。茎、葉ともに軟毛がある。葉は線状で、羽状に切れ込みがある。7~9月、茎の上部が枝分かれして、頭花を多数、散房状につける。頭花は径約1cm、白色または淡紅色。「西洋鋸草」は明治中頃に渡来。「花壇地錦抄」に「鋸草 花白し 葉にのこぎりのこと成きぎざあり」とあるように「鋸草」の名は葉の形に由来。「国境に鋸草などはあわれなり 山口青邨」「夜囃の鋸草にどどきけり 柿本多映」「こころづよき女ともだち鋸草 正木ゆう子」

ヤナギラン

2013-08-16 05:05:56 | 日記
ヤナギラン;柳蘭(アカバナ科)花言葉は、集中する。中部地方以北の日当たりのよい山野に群生する。高さ1~1.5m。葉は直立し,長披針形の葉を対生する。7~8月、先端に長さ10~40cmの花序をつける。花は径2~3cm、花弁は4個、紅紫色である。花の名は葉が柳の葉に似て、蘭のような花を咲かせることに由来。森林の伐採地や山火事の後などにいち早く入り込む、パイオニア植物で、他の植物が繁茂すると消えてしまう。「笠岳が笠を脱ぎたる柳蘭 斉藤美規」「柳蘭揺れてゐて揃うことのなし 村上岳人」「柳蘭登りつめたる緋の綿毛 加藤治美」。( 紅映えて 柳蘭咲く 八ヶ岳 ケイスケ)

ヒオウギ

2013-08-15 05:00:37 | 日記
ヒオウギ;檜扇;射干(アヤメ科)花言葉は、誠意。山野に自生する多年草。盛夏の頃一茎を伸ばし、分枝した先に黄赤色で内部に紅色の多い六弁の花を開く。花は直径4~6㎝ほど。葉は剣状で扇状に広がる。種子はぬばたまと呼ばれ、枕詞「ぬばたま」の語源とも言われる。「射干も一期一会の花たらむ 石田波郷」「子を産んで射干の朱を見て居りぬ 飯島晴子」「射干や山の雨きて寺濡らす 舘岡沙緻」「射干や桶屋が箍を絞めており 西野文代」。(檜扇も 盛夏にありて 露宿し ケイスケ)

鬼灯

2013-08-14 05:26:36 | 日記
ホオズキ(ナス科)花言葉は、自然美。庭や畑のすみなどによくうえられている。赤い鬼灯の実は馴染みがあるが、鬼灯の花はよく知らないということが多い。小さな花であまり目立たない。草丈50cm、茎は直立し、節ごとに葉を2枚ずつ出す。6月、その葉のつけねから花梗を伸ばし、径2cmほどの淡黄白色のはなを一個、下向きにつける。萼は鐘形で、先が五裂、雄蕊は五個である。鬼灯の花は茎の下のほうから順に咲いていくので上の方が蕾や花でも、茎の下のほうには緑色の袋状のものは、蕚が変化したもの。花後、次第に大きく発達し、袋状になつて果実を包み込む。この青鬼灯が徐々に大きくなり、7月から8月にかけて赤く色ずく。7月10日、浅草の鬼灯市には赤く色づいた鬼灯の鉢が売られるが、その日に合わせて赤くなるように改良された園芸品種。『古事記』には鬼灯は「あかがち」という古名で出てくるから、神話の時代から日本にあったものである。女の子の玩具として欠かせぬ鬼灯売りがあつたが、現在の子供たちは鬼灯を知らない子もいるのではなかろうか?。残して置きたい風習の一つである。「鬼灯や花のさかりの花三つ 水原秋桜子」「鬼灯の花誰かしら目を落とし 飯島晴子」「青鬼灯少女も雨をはじきけり 石田波郷」「鬼灯の硬き袋の紅ふかし 富安風生」「ほほづきが祭りのようにいろづきぬ 甲田鐘一路」「青鬼灯もし灯が入らば何のいろ 岡本 眸」。(鬼灯や 子供の玩具 残すべき ケイスケ)

ミソハギ

2013-08-13 06:04:15 | 日記
ミソハギ;溝萩;鼠尾草(ミソハギ科)花言葉は、切ないほどの愛。山野の水辺や湿地などに生える。高さ1m前後、上方で枝分ける。葉は対生。八月頃、葉腋ごとに淡紅紫色の六弁花が三~五個ずつ集まって開き、長穂状となる。精霊棚に供えて水掛けるのに使う。禊萩が転じたものといわれる。「鼠尾草や身にかからざる露もなし 晩 台」「みそ萩や水につければ風の吹く 一 茶」「千屈菜の咲き群れて湧く水の翳 石原八束」「千屈菜や若狭小浜の古寺巡り 湯下景園」「みそはぎや真菰編むなる庭の花 木津柳芽」「ながき穂の溝萩いつも濡るる役 能村登四郎」。猛烈な暑さで大気の状態が不安定となっタ昨夕関東地方は雷を伴う極地的な豪雨となり、住宅の浸水や落雷による停電が起き、鉄道も一時ストップした。午後6時半までの1時間に92㎜の豪雨を観測した。(練馬区、杉並区、世田谷区)三鷹市で住宅や店舗3棟、床下浸水、武蔵野市JR吉祥寺駅近くでは、市道の一部が冠水し、走行中のタクシーが一時立ち往生したという。夕方からか、関東地方の広い範囲で停電が発生した。我が家では、久し振りに、束の間の涼気と稲妻光と音を味つた。???。