誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

ホウセンカ

2013-08-31 06:35:09 | 日記
ホウセンカ;鳳仙花;つまべに;つまくれなゐ(ツリフネソウ科)花言葉は、快活、私に触らないで下さい。東南アジア原産。渡来は古く平安時代と言われる。赤.白.紫.絞り.の花が夏から秋にかけて咲き続ける。一年草だが一度植えるとこぼれた種が飛んで毎年出てくる。「小庭にて一番日向鳳仙花 滝井孝作」「仔猫すでに捨猫の相ほうせん花 野沢節子」「つまくれなゐ幾とせ零れ咲きにけり 松村蒼石」「鳳仙花機嫌よく種子飛ばしけり 朝倉和江」「爪紅の鰺干す中に咲けるあり 鷹野清子」「鳳仙花母とゐて茶も飲み飽きぬ 黒木野雨」「汲み去つて井辺しづまりぬ鳳仙花 遠藤梧逸」「鳳仙花木曽はどの家も鯉太り 本田静江」「湯の街は端より暮れる鳳仙花 川崎展宏」「貧しさもひとりにも馴れ鳳仙花 菖浦あや」「鳳仙花がくれに鶏の脚あゆむ 福永耕二」「レバノンの空はまっさお鳳仙花 坪内捻典」「姉母似妹母似鳳仙花 坊城俊樹」「つまべにの詮なきちから種とばす 長谷川久々子」(幾重にも 種飛ばしけり 鳳仙花 ケイスケ)

キツネノカミソリ

2013-08-30 05:43:50 | 日記
キツネノカミソリ;狐の剃刀(ヒガンバナ科)花言葉は、妖艶。多年草で関東以西の山野に生える。8~9月。鱗茎から高さ30~50cmの花茎を伸ばし、頂に黄赤色の花を3~5個、横向きにつける。花弁は6個,斜めに開いて反り返り、雄蕊は花弁と同じ長さで葯は黄色。長さ約3cmの線形の葉は春に出て、夏に花茎が出る前に枯れる。「狐の剃刀」は葉の形に基ずく。有毒植物。「唐突に狐の剃刀現われし 青柳志解樹」「狐の剃刀松本駅に売られをり 折井真琴」「狐の剃刀古き館に咲き浮かぶ 大橋淑子」。(狐の剃刀 花盛りにて 賑わえり ケイスケ)

ミズアオイ

2013-08-29 04:31:57 | 日記
ミズアオイ(ミズアオイ科)水生一年草で、各地の水田や沼地に生える。高さ20~40cm、葉は長さ4~15cmの心臓形で先が尖る。9~10月、総状に布袋草に似た花を付ける。淡青紫色で一日花である。「水葵」の名は葉の形に由来。古くは「水葱」「葉葱」といい、この葉を食用にした。「賀茂川のすゑやながれて水葵 也 有」「藻畳にもり上りをり水葵 浅野白山」「秩父嶺の空さだめなき水葵 志摩芳次郎」「流れゆく水葵あり今日の花咲き 有働木母寺」。(水葵に芥流る今朝の雨 ケイスケ)

ヤマハハコ

2013-08-28 06:18:37 | 日記
ヤマハハコ(キク科)ヤマハハコ属。中部地方以北の山地,高原などに生える多年草。崩壊地や山岳道路のふちなど、日当たりのよく当たる乾き気味の礫地などに、大きなかたまりをつくつている。地下茎は横に長く伸び、茎は直立し30~60cmとなり、あまり枝分かれせず、白い綿毛におうわれる。葉は細く長く、長さ6~9cm、幅は1~1,5でやや厚い、表面はつやのある緑色で、3本の葉脈が目立つ。裏面には白い綿毛が密生し、ふちはやや裏側に巻き込む傾向がある。頭花は茎の上部に散房状に多数かたまつてつく。総苞片は白くかさかさして、うろこ状に重なり、ドライフラワーとしても美しく、よく土産物の押し葉のしおりに使われている。小花は淡黄色で、雄蕊と雌蕊のそろつた両性花の株と雌蕊だけの雌花の株とがあり、雌花だけの株が実のる。このため、ヤマハハコという和名ではあるがハハコグサとは異なつた属に分けられている。北アメリカから中国、ヒマラヤにかけて広く分布し、ヨーロッパには16世紀末北アメリカから帰化している。花期は8~9月。「老いて尚なつかしき名の母子草 高浜虚子」(群れ咲いて やまははこ草 賑わいぬ ケイスケ)

夕顔

2013-08-27 05:44:34 | 日記
夕顔(ウリ科)花言葉は、魅惑の人。原産地は熱帯で、一年生蔓草。葉はハート形で、葉のつけ根に巻きひげがある。全体が粗毛に覆われている。夏の日が暮れると、浅く五つに裂けた白色の合弁花を開く。翌朝には早々に閉じてしまう一夜花。源氏物語の夕顔(光源氏の恋人)がもののけに襲われて息が絶えたという一節なども偲ばれて、なんとなくはかなげに見える。花のあと、円形あるいは細長い形の大きな実を結ぶ。果肉を細く長くむいて干瓢を製する。栃木県の名産。また、よく似た花に「夜顔」がある。これはヒルガオ科である。俗に夜顔を夕顔と呼ぶことがある。「葉がくれに咲く夕顔のうすみどり 軽部鳥頭子」「風呂沸いて夕顔の闇さだまりぬ 中村汀女」「夕顔や今日は言葉の多かりき 福田蓼汀」「夕顔に夜のふかみゆく軒端かな 勝又一透」「指そえてやれば夕顔ひらき初む 露久志香女」「夕顔や父母の意にそひ只の主婦 小松原みや子」「夕顔やそこら暮れるるに白き花 太 祇」「夕顔の一つの花に夫婦かな 富安風生」「あきらめて夕顔の花咲きにけり 五島高資」。(雷雲は 迫り来るも 夕顔白し ケイスケ)

鶏頭

2013-08-26 05:38:41 | 日記
鶏頭(ヒユ科)花言葉は、永遠の愛;オシャレ。鶏頭は花の形が鶏の頭に似ていることからついた名前だと言われている。古名は「からあい」として『万葉集』に出てくるが、これは現在の野生種である。花の形はとさか状のもの、こぶし状の丸いもの、槍のように先のとがつたものなどがあり、さきのとがったものを槍鶏頭と呼んでいる。色は赤が一般的だが、まれに黄色や白、斑入りのものが園芸品種の中に見られる。鶏頭は赤いものが最も鶏頭らしく、花の中でこれほど動物的な感じをもつ花も珍しい。力強く燃えるような量感とたくましい個性のあふれる花である。「鶏頭の十四五本もありぬべし 正岡子規」「我去れば鶏頭も去りゆけにけり 松本たかし」「鶏頭を抜けばくるもの風と雪 大野林火」「鶏頭を火と見る齢すぎしかな 林 翔」「鶏頭を三尺離れもの思う 細見綾子」「鶏頭のかぎりなき種わずか採る 殿村菟絲子」。西日本の豪雨島根江津市の23日の総雨量474㎜8月の観測史上最大となり三江線三次ー江津駅間の鉄橋の橋脚が24日流失し江津市内の道路が冠水した。江津には、昭和23年から29年まで7年間工場勤務しており、友人が多く居住されているので、心配である。家内の里の家も少し浸水があつたようだ。(この件y2よりメールあり、返事を書くも送信出来ず原因不明。y2了解願ます。)

猪独活

2013-08-25 06:19:24 | 日記
猪独活(シシウド;セリ科シシウド属)花言葉は、健康美。山地の斜面や、やや湿つた日当たりのよいところに生える多年草。茎は中空で毛が生え、直立して高さ1~2mになる。上部で枝を分ける。葉は2~3回3出羽状複葉。葉柄の基部はいちじるしい鞘となってふくれ茎を抱き、小枝の先では若い花序を包む。枝先に大型の複散形花序をつけ、大花柄は四方に広く張り出し、花火が開いたようである。花弁は5個で内側に曲がる。総苞片も小総苞片もない。和名は猪独活で、独活に似ているが、強靭なので、イノシシが食うのに適したウドと見て名ずけられたという。耐寒性多年草。原産地日本。他にミヤマシシウド、ミヤマゼンコ、エゾノシシウド、トウキ、ノダケ、スズカリ、オオバセンキュウ、ハマウド、アシタバ、アマニウ、エゾニュウ。等全て,せり科シシウド属である。明日葉(アシタバ)「芹よりも 明日葉匂い 売られけり 石塚友二」。(夕暮れに 猪独活紅を 染めにけり ケイスケ)

カラスウリ

2013-08-24 07:45:54 | 日記
カラスウリ(ウリ科)花言葉は、よき便り。蔓草で、晩秋になり、あたりのものが枯れてくると目立ってくる。烏瓜といえば、その赤い実を知っている人はいても、花を知らない人が多い。なぜなら、その花は夏の夜にひっそりと咲き、朝はみる影もなくしぼんでしまうからである。烏瓜の花は真っ白いレースを思わせる神秘的で繊細な花である。烏瓜と言えば実のことを指していて、この美しい夢のような花を見た事がないか、忘れられているからである。烏瓜は鳥が好む瓜という意味から名づけられている。古名の玉章(タマズキ)は、手紙の意味で、烏瓜の種子が昔の結び文に似ているからと言われる。秋のひとしお更けるころ、葉の枯れた蔓にぶら下がっている朱赤色の実が、おりからの残照に映えているさまは詩的であり、秋の風物詩である。「花見せてゆめのけしきや烏瓜 阿波野青畝」「烏瓜咲きはまつてもつれなし 深見けん二」「月かげを紡ぎて烏瓜の花 山田弘子」「十二橋くぐれば垂れし烏瓜 山口青畝」「女らにかけこみ寺のからすうり 青木綾子」「つき当たる杜のくらさや烏瓜 斉藤道子」。(烏瓜 手にさげ風と 帰りけり ケイスケ)

ナデシコ

2013-08-23 05:20:29 | 日記
ナデシコ;撫子(ナデシコ科)花言葉は、純愛;才能。この花は花期が長く6月ごろから咲き始め9月ころまで咲くので、常夏ともいわれた。近代人の目をもって観察すれば夏の花なるかもしれないが、『万葉集』で山上憶良が秋の七草を詠み込んだ歌の中に登場して以来、秋の花としての文学的な伝統を背負つている。また「河原撫子」「大和撫子」という別名もあるが、大和撫子は中国産の唐撫子すなわち石竹に対しての名称である。ナデシコ名の由来は「撫でし子」で、古くこの可憐な花が愛のシンボルとなり、それが性愛を象徴するものにまで高まったからだと言われる。撫子の仲間の浜撫子.高嶺撫子.深山撫子なども日本の原産である。欧米で母の日の贈り物にするカーネイション(夏の季題)も撫子の一種。「なでしこや海の夜明けの草のはら 河東碧梧桐」「なでしこのふしぶしにさす夕日かな 成 美」。8月23日;処暑.立秋後15日目。「処」とは止まる意味で、暑さが止まる意味。中国大陸はこの頃から冷ややかな乾いた高気圧におおわれるが、日本ではまだ残暑がぶり返すこともある。しかし処暑の声を聞くと暑さも長続きせず、いよいよ気象的にも秋がやってきたという感じ。「処暑なりと熱き番茶を貰いけり 草間時彦」「その後身にこたへたる残暑かな 清崎敏郎」「老犬の処暑の大地にはらばひて 細谷喨々」。(処暑となり 痩せ我慢も あと少し ケイスケ)

夏水仙

2013-08-22 04:56:58 | 日記
夏水仙(ヒガン花科)花言葉は、快い楽しさ。山陰や北陸地方以北の人里に自生するが、庭などにも植えられる。球根は大きく、その球根から長さ50~60cmの花茎を伸ばし、8月中旬、その先端に6~7個の漏斗状の花を付ける。花は六弁で径約6㎝、淡桃色である。葉が出るのは翌年3月。葉は線形で、一球から数枚ずつ出るが、球根を太らせ、6月に枯れてしまう。「リコリス」は属名で仲間が多い。中国原産のリコリス.スプレンゲリは夏水仙に似た花で、花色は淡桃色、花弁の先が青色で美しい。「花かざし夏水仙の独り立ち 沢木欣一」「咲き揃う夏水仙に雨あがる 川澄王魚」「松風を聴く椅子ありて夏水仙 則近文子」。昨日午後東京が局地的な豪雨に見舞われた。東京スカイツリーに雷が落ちたのは午後4時29分。三鷹市でも雷雨はあつたが、10分前後であつた。庭の水撒きが1回省くことが出来た。東京都水道局は、小河内ダムの人工降雨施設で12年ぶりに「小河内発煙所」と同ダムから約20キロ離れた上流の山梨県甲州市にある「犬切発煙所」の2カ所でヨウ化銀の溶液を気化させて雨雲に送り込み人工的に降雨を促す試験を行つた。2001年8月に稼働させた際には、50.7㎜の雨量があつたが、昨日は運転開始から約10分後にぽつりぽつり降ってきたが、同施設による効果かどうかは不明という。東西に長い本州は日本海側と太平洋側の温度差や降雨量の違いを科学的に解決の方法には限度があり、自然の猛威に逆らう事は出来そうにない、今年の猛暑である。