誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

サワギキョウ

2013-09-30 06:59:00 | 日記
サワギキョウ;沢桔梗(キキョウ科)花言葉は高貴。秋の七草の一つ。山野の日当たりの良い所に生える多年草。8~9月ごろ、枝上に青紫色の鐘形五裂の鮮麗な花を開く。園芸品種には白い花もある。「かたまりて咲きて桔梗の淋しさよ 久保田万太郎」「われ遂に信濃を出でず桔梗濃し 小林俠子」「ふつくりと桔梗の蕾角五つつ 川崎展宏」「人の世のごとし桔梗のさびしさは 折笠備秋」「桔梗指す壺の暗さをのいてから 桂 信子」「桔梗咲き晩年といふ見えぬもの 高橋謙次郎」「桔梗の蕾をぽんと鳴らしけり 阿部みどり女」「桔梗を焚きけぶらしぬ久谷窯 加藤楸邨」「桔梗や水のごとくに雲流れ 岸 風三楼」「桔梗の空のひろがる信濃なり 阿部誠文」「桔梗や夕べの風は地より湧く 櫻井博通」「仏性は白き桔梗にこそあらめ 夏目漱石」「山中に一夜の宿り白桔梗 野沢節子」「日暮れとも雨けむるとも白桔梗 藤田湘子」「白桔梗 百日経を写しては 寺井谷子」「みずうみは朝のひかりの白桔梗 大槻達治」。(桔梗咲く 水の流れに 秋を知る ケイスケ)

ゲツカビジン

2013-09-29 07:19:57 | 日記
ゲツカビジン;月下美人;女王花(サボテン科。花言葉は、ただいちどだけ会いたくて。メキシコ~ブラジル原産、多年草。大輪で美しい花を夜に咲かせて芳香を放つので「月下美人」の名がある。開花は7~9月、径約12cm。花色は白、雄蕊も雌蕊も白色、夜8時頃咲き、数時間ほどでしぼんでしまう。他のサボテンのような刺はなく、茎が変形した茎節からなり扁平で多肉質である。高さ約3m、鉢植えで栽培される。別の種類でリュゼツラン科の「月下香」を月下美人と呼ぶこともあるが、別の植物。こちらも白花で夜によく香る。「月下美人一分の隙もなきしじま 阿部みどり女」「焔を吐いて月下美人のひらきそむ 石原八束」「月化美人たまゆらの春の満ちにけり 深見けん仁」「月下美人咲きて後宮めく吾が家 品川鈴子」「今一度月下美人に寄りて辞す 森田純一郎」。(名月に 月下美人の 香りみつ ケイスケ)

トレニア

2013-09-28 07:18:48 | 日記
トレニア;花瓜草(ゴマノハエ草科)花言葉は、愛敬。インドシナ原産、一年草。春に種子を蒔くと夏~秋に開花。花壇に植えられる。草丈20~30cm、よく分枝し、対生する葉のわきに径3cmほどの花をつける。花は筒状で五裂し、先端が唇形。花色は淡紫、白で、弁先に鮮やかな濃紫や桃色が入り、賑やか。丈夫で育てやすく、他の花が暑さで傷む真夏にも元気よく咲き続け、翌年はこぼれた種子で芽をだし、花を咲かせる。花の形が菫に似るので夏菫、「花爪草」とも呼ばれる。「トレニアに町騒遠く棲み古りぬ 小田中柑子」「風つのるトレニアの花まだ咲いて 坂本ふく子」。(夕風やトレニア駄々と咲きつづけ ケイスケ)

2013-09-27 18:54:35 | 日記
萩(マメ科)花言葉は、清楚;思い。秋の七草の代表的花の一つ。花の色は紅と白があり種類も多く、古名や異名も多く鹿がいつも萩によりそっているので「鹿妻草」などの異名もある。「しら露もこぼさぬ萩のうねりかな 芭 蕉」「白萩のしきりに露をこばしけり 子 規」と詠んでいる。冬はすつかり枯れてしまうので秋に根元から刈つてしまうので、これを萩刈りといい、春先にはこの古株から芽を出すので生え芽といぅ意味からハギの名が生まれたと言われちる。「一家に遊女寝たり萩と月 芭 蕉」「紅萩に見ゆるむらさきやそこら冷ゆ 渡辺水巴」「雨粒のひとつひとつが萩こぼす 山口青邨」「りんりんと白萩しろし木戸に錠 三橋鷹女」「はびこりて憎まれゐたる萩咲けり 黒坂紫陽子」。今日は、大賀母子二人が来宅、近所の中華食堂で食事をする。祐樹先生に、ふぐあいのブログを更新して頂く。

ヒガンバナ

2013-09-23 12:46:13 | 日記
ヒガンバナ;彼岸花(ヒガンバナ科)花言葉は、再会。植物学上の正式の名は彼岸花であるが、この花ほど、地方によっていろいろな呼び名を持つ花も珍しく、報告されているものだけで千種を越していると言われている。「曼珠沙華」は、赤い花という意味で、経文から出たと言われる。彼岸花より詩情を感じるためか、北原白秋は「曼珠沙華」という詩を発表しているし、歌や句に詠まれる場合も、ほとんどが曼珠沙華である。彼岸のころになると突然に咲き出し、彼岸が過ぎると急に消え失せてしまう。田畑の道にはどこにも見られる花である。「つきぬけて天上の紺曼珠沙華 山口誓子」「四方より馳せくる畦の曼珠沙華 中村汀女」「曼珠沙華散るや赤きに耐えかねて 野見山朱鳥」「空澄めば飛んで来て咲くよ曼珠沙華 及川 貞」「曼珠沙華膝抱くとき波無限 桂 樟渓子」「ぽきぽきと折れば野が哭く曼珠沙華 萩原 麦草」。彼岸の中日を迎え秋風が吹いてだいぶ涼しくなつた。富士山も2~3日前から姿を現してきたが、まだ冠雪はしていない。(時雨ふり やがて雪来る 富士の山 ケイスケ)。下手なブログを5日休みました。その原因は、地デジチューナーの取替えの為でした。今後はこの様な事がないように注意しますので、時々覗いて頂ければ有難く、深謝申し上げます。小野謙治。

現の証拠

2013-09-18 00:12:35 | 日記
現の証拠(フウロソウ科)花言葉は、心の強さ。古くから民間の薬として利用され、すぐに薬効が現れるので「現の証拠」「医者いらず」と言われる。今日は「薬効」にたよれず、實兄が89歳で逝去されたので葬儀(午前10時)が施行される。(訃報聴き 一人となりし 吾の寂しさ ケイスケ)

露草

2013-09-17 06:15:10 | 日記
露草;ほたる草;青花;つきくさ(ツユクサ科)花言葉は、尊敬;懐かしい関係。夏から秋にかけて咲く花には、命の短いものが多いが、露草はその代表的なもの。朝露の中で咲き出すこの花は、路傍の雑草の中に目の覚めるような色をのぞかせて、露の乾くこrにはしぼんでしまう。古名のつきくさはこの花をとって衣につけるとよく染まるのからで、『つき草に衣ぞ染むる君がためしみ色ごろも摺らむと思ひて』と詠まれている。友禅染の下絵に使われる青花紙の原料として、今でも青花は栽培され青花摘みもある。「月草の色見えそめて雨寒し 加藤暁台」「月草や昼より後の露の色 三浦樗良」「露草や飯噴くまでの門歩き 杉田久女」「露草も露のちからの花ひらく 飯田龍太」「そこしれぬ長雨となり蛍草 川上梨屋」「露草や高原の汽車唯二輌 瀧 春一」「露草の露ひびきあう岬の家 柴田白葉女」「露草の千の瞳を洗ふ霧 岡本まち子」。(草叢を 忍び歩も 靴染まり ケイスケ)

アキノキリンソウ

2013-09-16 07:34:35 | 日記
アキノキリンソウ(シソ科;アキギリ属)。花言葉は、自然のままの貴方が好き。東アジアの温帯、暖帯に分布する多年草。茎は四角で20~80cmになる。葉は対生し、長い柄があり、3出葉または1~2回羽状複葉となる。葉は広卵形ない狭卵形でふちには鋸歯がある。茎は上部で枝分かれし、先端に青紫色の唇形花を何段かに輪生する。花冠は長さ1~1.3㎜あり、上冠はやや直立し、下唇は3裂する。蕚は内側に毛がある。花期は7~11月。別名泡立草。「粟立草泥色枯れぬところなし 玉貫 寛」「アワダチソ草の黄色泡立てる都市みにくし 赤尾兜子」「末席やつくづくせいたかあわだちそう 長谷川きよ志」「ねこ車さかさまにしてあわだちそう 岡田志乃」。(麒麟草 小川の際に すくとたつ ケイスケ)

ススキ

2013-09-15 07:43:36 | 日記
ススキ;薄(イネ科)花言葉は、活力。薄は各地の山野に群生する多年草で、春に芽を出し、夏になると葉叢の高さが1m以上にも成長する。このまつすぐに伸びて青々と茂った薄のことを青薄という。剣状の緑の葉は細長く、手の切れるほど勢いよく伸び、花穂のまだ出ない青々とした姿を示す。なお、「萱」は薄や、菅、白茅などの総称で、古くは屋根を葺くのに利用した。●すらりと伸びた剣のような葉に勢いを感じる。風にそよぐさまが印象的である。「貌ぬらすひたひた水や青芒 一 茶」「如何な日もひとりはさびし青芒 中村汀女」「青芒三尺にして乱れけり 正岡子規」「青萱に切られて血噴く一文字 中村草田男」「青芒一艇凛と過ぎしのみ 神尾季羊」「顔入れて貌ずたずたや青芒 草間時彦」「まだ風の棲まぬ静けさ青芒 稲畑汀子」「雄ごころいまも立志ぞ青芒 伊藤通明」「青すすき傷つくときは一瞬で 中嶋秀子」「青芒若きは謀反起こすべし 西嶋あき子」「青芒一痕として生まれしか 斉藤慎爾」「受け流すことまだ知らず青芒 戸恒東人」「青芒人のうしろに風の立ち 佐藤博美」「号令の世界しずかに青薄 西村我尼吾」「青芒ひねもす雨を吸いにけり 大野丘翠」。昭和10年頃には、世田谷奥沢と尾山台の中間に小川が流れ、家の下手には、沼が出来ていた。(薄沼 葦切鳥の 声聞く 目覚め ケイスケ)

フヨウ

2013-09-14 04:52:59 | 日記
フヨウ;酔芙蓉;紅芙蓉;花芙蓉;白芙蓉(アオイ科)花言葉は、繊細な美;しとやか。落葉低木で、初秋のころの朝、淡紅色の五弁の花を開き夕方にはしぼむ。暖地では自生することもあるが、主として庭園などに植えられる。酔芙蓉は園芸品種で、花の色が白いが午後になると次第に紅を帯びる。「枝ぶりの日ごとにかわる芙蓉かな 芭 蕉」「日を帯びて芙蓉かたぶく恨みかな 蕪 村」「芙蓉さく今朝一天の雲もなし 紫 暁」「反橋の小さく見ゆる芙蓉かな 夏目漱石」「物かげに芙蓉は花をしまいたる 高浜虚子」「美しき芙蓉の虫を爪はじき 後藤夜半」「芙蓉咲く風の行方の観世音 桂樟渓子」「おもかげのうするる芙蓉ひらきけり 安住 敦」「朝な梳く母の切髪花芙蓉 杉田久女」「やや水のやさしさもどる花芙蓉 能村登四郎」「白芙蓉明けの明星らんらんと 川端茅舎」「白芙蓉朝も夕も同じ空 安部みどり女」「呪ふ人は好きな人なり紅芙蓉 長谷川みどり女」「白といふはじめの色や酔芙蓉 鷹羽狩行」「暮れてなほ空のみずいろ酔芙蓉 徳田千鶴子」「花びらを風にたたまず酔芙蓉 川崎展宏」。(我が家にも 芙蓉一鉢 紅をため ケイスケ)