誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

ホウセンカ

2012-08-31 07:15:49 | 日記
ホウセンカ:鳳仙花;つまべに;つまくれない;染指草(ツリフネソウ科)花言葉は、快活。インド、マレーシアあたりの原産で、『枕の草子』にこの名が見えており、平安時代に渡来したらしい。こぼれ種で毎年育つので道端や庭に広く植えられる。花は葉脈から吊り下がり、横を向いて咲く。色は赤.紫.黄.白.絞などがあり、八重咲きの品種もある。紅色の花びらを女の子が爪を染めて遊んだところから、つまくれない.つまべに.染指草という別名がある。果実は熟すとちよっとした刺激でもはじけて黄褐色の丸い種子をはじき飛ばすので、この花には「私に触れないで下さい」という花言葉がついている。「汲み去つて井辺しづまりぬ鳳仙花 原 石鼎」「落日に蹴あえる鶏や鳳仙花 飯田蛇笏」「鳳仙花散るとき雲は飛んでをり 井上日石」「独り居の仮寝いましむ
鳳仙花 水原秋桜子」「かそけくも喉鳴る妹よ鳳仙花 富田木歩」「鳳仙花いまをはぜよとかがみよる 大田鴻村」「小庭にて一番の日向鳳仙花 滝井孝作」「猫すでに捨猫の相ほうせん花 野沢節子」「つまくれなゐ幾とせ零れ咲きにけり 松村蒼石」「鳳仙花機嫌よく種子飛ばしけり 朝倉和江」「爪紅の鯵干す中に咲けるあり 鷹野清子」「鳳仙花母とゐて茶も飲み飽きぬ 黒木野雨」。鳳仙花を詠んだ句は多く、この花が沢山の人々に愛され、育てられているかを、想い知らせている。(鳳仙花 力隈なく 咲き誇り 数多の句を 弾きをり ケイスケ)

キツネノカミソリ

2012-08-30 07:00:44 | 日記
狐の剃刀(ヒガンバナ科)花言葉は、妖艶。関東以西の山野に生える。8~9月、鱗茎から高さ30~50cmの花茎を伸ばし、頂きに黄赤色の花を3~5個、横向きにつける。花弁は6個、斜めに開いて反りかえり、雄蕊は花弁と同じ長さで葯は黄色。長さ約30cm、幅約1cmの線形の葉は春に出て、夏に花茎が出る前に枯れる。「狐の剃刀」は葉の形に基づく。有毒植物。「唐突に狐の剃刀現れし 有働志解樹」「狐のかみそり松本駅に売られをり 新井真琴」「狐の剃刀古き館に咲き浮かぶ 大橋淑子」30℃以上の夏日が23日以上続き、9月3日頃まで続きそうだとの予想。過去の記録2番目位になりそうだとのこと。「念力のゆるめば死ぬる大暑かな 村上鬼城」「月青くかゝる極暑の夜の街 高浜虚子」。(蓋あけし如く酷暑はまだ去らず ケイスケ)

ミズアオイ

2012-08-29 06:50:22 | 日記
水葵(サトイモ科)花言葉は、前途洋洋。水性一年草で、各地の水田や沼地に生える。高さ20~40cm、葉は長さ4~15cmの心臓形で先が尖る。9~10月、総状に花をつける。花は径約3cm、淡青紫色で、一日花である。「水葵」の名は、葉の形に由来する。古くは「水葱」「葉葱」「菜葱」と呼んでこの葉を食用とした。「加茂川のすゑやながれて水葵 也 有」「藻畳にもり上りたり水葵 浅野白山」「秩父嶺の空さだめなき水葵 志摩芳次郎」「流れゆく水葱あり今日の花を咲き 有働木母寺」(河岸を コンクリートで 固められ 水葱あるも 遠い花なる ケイスケ)

丹羽宇一郎中国大使の車襲撃

2012-08-28 18:04:20 | 日記
襲撃は27日午後、大使が外出先から大使館に戻る途中市内の環状道路上で渋滞で徐行していたところ、ドイツ製高級車2台が後ろから蛇行して接近し、両側から幅寄せして2台が大使の車の進路を塞いだため、停車すると、うち1台の車から30歳代とみられる男が、大使の右前方に掲げてある日本国旗を抜き、奇声をあげて車で立ち去った。大使に同乗していた、山崎和之公使と大使秘書官が、車内から男の写真と2台のナンバーを控え、大使館として北京市公安局に通報した。中国国営新華社通信は27日深夜、「関連部門がこの件を真剣に調査している」と中国外務省報道官室の談話を配信し、捜査開始を明らかにした。尖閣諸島問題で中国国内の反日世論が高まる中、容疑者摘発など、どこまで毅然とした措置をとれるか?摘発と中国共産党批判に反発の可能性もある。

ヤマハハコ

2012-08-28 07:31:13 | 日記
ヤマハハコ;山母子(キク科)花言葉は、純情。草丈20~50cm、花期7~9月、葉は互生,特徴総苞は乾膜質.山地の河原や草原。分布は中部以北、北海道、東アジア~ヒマラヤ。総苞片は白く、乾いた膜質で光沢があり、ドライフラワーのようで、頭花はすべて筒状花からなるが、両性花をつける株と雌花をつける株があり、両性花は結実しない。茎は基部で著しく枝を分け、大きな株になる。茎葉は狭被針形で、基部は半ば茎を抱き、表面は緑色、裏面は綿毛におおわれて白色。西日本にはヤマハハコと入れ替わって、葉の細い変種ホソバノヤマハハコがある。カワラハハコはさらに葉が変種で、日本全国に見られる。ハハコグサ属に似ているが、ハハコグサ属は両性花と雌花の両方が結実する。

夕顔

2012-08-27 06:44:55 | 日記
夕顔(ウリ科)花言葉は、魅惑の人。北アフリカ原産。蔓性一年草で、果実から干瓢をつくる。棚作りすると蔓は勢いよく伸びる。葉は大きな掌状で軟らかい毛がある。7月、葉のわきに花冠が五裂する白花をつける。花は夕刻に開花し、翌朝にはしおれるので、朝顔や昼顔に対して,「夕顔」の名がある。雄花と雌花があり、花冠の下にふくらんだ子房があるので区別がつく。他の瓜類とは異なり「夕顔」といえば夕顔の花を指し、この実を指す場合は「夕顔の実」という。花が大きなヒルガオ科の夜顔を夕顔と呼ぶことがあるが、「源氏物語」以来、多くの詩歌に詠まれているのはこの花である。上品な中にも野趣のある夕顔は、日暮れに開き朝しぼむんで、はかなげな趣を纏う。「夕顔や花の上なる籠り堂 白 雄」「夕顔や酔てかほ出す窓の穴 芭 蕉」「寂しくもまた夕顔のさかりかな 夏目漱石」「夕顔の花は暮れずと思へども 中村汀女」「夕顔を蛾の飛びめぐる薄暮かな 杉田久女」「天に星地に夕顔の花ひらく 大野林火」「夕顔に舌焼くものを啜りをり 橋 閏石」「夕顔や揉み手に洗う箸の束 鈴木真砂女」「夕顔は故郷捨てたる人の花 清水径子」「齢かすみて夕顔のあるじかな 鷲谷七菜子」「夕顔の他に彩なく日暮れ待つ 林田紀音夫」「夕顔や恋の遊びも終わりとす 加藤三七子」「夕顔の音のしそうな蕾かな 星野 椿」「水たりて夕顔明日の蕾あり 五十嵐哲也」「夕顔の花よりあをき月出ぬ 室生とみ子」「夕顔や心疲れを昨日より 坂巻順子」「夕顔咲く静かの海のほとりかな 五島高資」「還らざる日や夕顔の明るくて 名倉京子」(夕顔の 棚賑わいて 得る日影 ケイスケ)

鶏頭

2012-08-26 08:48:26 | 日記
鶏頭;別名「鶏冠花」;かまつか。ヒユ科、花言葉は、おしゃれ、永遠の愛。英名は「鶏のとさか=Cookscomb」。熱帯アジア原産のヒュ科の一年草。花の形を雄鶏のとさかに見たててこの名がある。漢名が鶏冠花という。中国から渡来したもので、万葉時代は韓藍と呼ばれ、草染めの染料にしたことがうかがえる。古名は「からあい」として『万葉集』に出てくるがこれは現在の野生種で現在は観賞用として様ざまな品種が栽培されている。花期が長く夏の終わりから秋にかけて黄.淡黄、鮮赤色、狐色などの美しい葉をつけ、秋もふけると紅葉して鮮やかな色になる。別名雁来紅、和名をかまかつという。「雁を待ち紅かく染まる」の表現の短縮である。「鶏頭の十四五本もありぬべし 正岡子規」「葉鶏頭のいただき躍る聚雨かな 杉田久女」「鶏頭や夕べは青き多摩の山 内藤吐点」「鶏頭の白からんまで露微塵 山口青邨」「大鶏頭紅の激しくつゆ微塵 河野静雲」「鶏頭のかぎりなき種わづか採る 殿村菟絲子」「鶏頭を三尺離れもの思う 細見綾子」(鶏頭を火と見る齢すぎしかな 林 翔」(かまつかや 暮とは知らず 夕日に色ゆずる ケイスケ)

シシウド

2012-08-25 06:25:59 | 日記
シシウド;猪独活(セリ科;シシウド属)花言葉は、健康美。山野の斜面や湿った日当たりのよいところに生える大形の多年草。茎は中空で毛が生え、直立し高さ1~2mになる。上部では枝を分ける。葉は2~3回3出羽状複葉。葉柄の基部はいちじい鞘となってふくれ、茎を抱き、小枝の先では若い花序を包む。枝先に大形の複散形花序をつけ、大花柄は四方に広く張り出し、花火が開いたようである。花序は5個で内側に曲がる。総苞片も小総苞片もない。和名は猪独活で、ウドに似ているが、強剛なのでイノシシが食うのに適したウドと見て名をつけられたという。花期は8~10月。分布地は、本、四、九。同属に、ミヤマシシウド、トウキ,ノダケ、シラネセンキウ、オオバセンキュウ、ハマウド、アシタバ、アマニュウ、エゾニュウ。がある。この花を詠んだ句は見当たらない。独活(ウド)の花=日本原産。(ウコギ科;多年草)「人妻の突つかけ下駄や独活の花 清水基吉」「月さして寝につく峡の独活の花 新谷ひろし」「沈む日にすりよつてくる独活の花 井出 渉」

烏瓜

2012-08-24 06:45:23 | 日記
カラスウリ(ウリ科)花言葉は、よき便り。蔓性多年草。各地の山麓などに生える。根は塊状に肥厚する。茎は細く、節から巻きひげを伸ばし、他物に絡みついて這い登る。葉は長さ3~5cmの卵形で、掌状に浅く3~5裂する。雌雄異株。8~9月、日暮れとともに、葉のわきに白色の筒状花が開く。花冠は5裂し、裂片の縁は細かく切れて糸状に垂れ、繊細なたたずまいを見せる。一日花で、翌朝にはしぼむ。果実は秋に朱赤色に熟す。烏瓜の花は繊細で不可思議な姿に別の魅力がる。夕方に見られる幻想的な花であるが、惜しむらくは夕方なので、見落とす事が多い。地下茎の根には多量の澱粉とステロイドやサポニンを含む。この根からとる粉末を天瓜粉(天花粉)といい、幼児の湿疹や汗疹に用いられる。漢方では、根を括楼根、果皮を括楼皮、種子を括楼仁という。「花見せてゆめのけしきや烏瓜 阿波野青畝」「方丈に月出て烏瓜の花 堀 古蝶」「烏瓜咲ききはまつてもつれなし 深見けんニ」「からすうりの花ゆくゆくは家系絶ゆ 井上閑子」「掌に溶けてしまひぬ烏瓜の花 今村妙子」(年寄りも 水浴びあとに 天瓜粉 酷暑続きて 世話になりけり ケイスケ)

処暑

2012-08-23 06:16:29 | 日記
処暑;二十四節気のひとつ。立秋後8月23日ごろにあたる。「処」とは止まる意味で、暑さが止まる意味で、暑さが止むという言葉。中国大陸はこのころから冷ややかな乾いた高気圧におおわれが、日本ではまだ残暑がぶり返すこともある。しかし処暑の声を聞くと暑さも長続きせず、いよいよ気象的にも秋がやってきたという感じ。「処暑なりと熱き番茶を貰いけり 草間時彦」「処暑の庭鯉はねてなほ雨意のこる 辻田克也」「老犬の処暑の大地にはらばいて 細谷喨々」「その後の身にこたえたる残暑かな 清崎敏郎」(風あたり 僅かに軽く 処暑感じ ケイスケ)