大学での教育や研究、学生さんの研究生活、その他思ったこと。
ある大学研究者のひとりごと
あっという間の一年でした
来週は、博士の公聴会が何件かあります。来月には、修士発表と学部の卒研発表があるので、研究室も忙しくなってきています。
教員は、博士論文に目を通すのと、修士論文を修正するのに時間がかかる時期です。この季節は駆け込みの論文査読も来る季節なので、そちらにも時間を割いています。
この時期の論文査読は、博士の学位を取得するための条件をクリアするためのものだったりしますので、なるべく早めに返すようにしています。
ということで、昼休みの時間は終了なので、また仕事に戻ります。
今は修論、期末テスト、就活の季節でしょうか。
この大学では、土日に共通テストも無事に終了しました。今は、研究室では修士論文の季節になりました。1-3年生の学部生は試験の季節でしょうか。M1学生は就活が忙しそうです。修論発表が終わると次は卒研発表会です。大学は、学生さんも教員も今が一番忙しいような気がします。世の中では、新型コロナが流行っているようなので、それぞれ体に気を付けて頑張りましょう。
大学でメディア授業を2年行ってみて
昨年から、新型コロナ感染防止のために、メディア授業(ネット上に授業ビデオをアップしておいて、一定期間のうちに視聴して、課題を提出する授業)を行っていますが、本年もメディア授業を続けています。
遠距離通学している人学生さんには良いのかもしれません。人にはいろいろなタイプがいて、人の話を聞いて共感しながら理解する人と本を読んで独学で理解する人がいるように思います。独学で理解するタイプには、メディア授業があっているかもしれません。授業も教養的なものと専門的なものがあります。教養的なものは、メディア授業でもいいように感じていますが、専門的なものは研究室ゼミのような少人数の対面の授業が適していると思います。
教員の私からすると、対面授業よりも準備に時間がかかり大変です。パワーポイントで、アニメーションにして、音声をいれてビデオを作ります。ビデオとその課題をネット上にアップします。課題の採点も人数が多いと時間がかかります。対面の授業よりも学生さんに伝わらない感じもしています。理解できていない状態をアイコンタクトで察知できないところがあります。対面授業では、各学生さんの個性を感じますが、メディア授業では、あまり感じることがないです。
最近、同じような内容のメディア授業と対面授業がある場合、学生さんがメディア授業の方を選ぶということを聞いたことがあります。時間を有効に使えるからのようです。それがいいのかどうかは賛否あると思いますが、新型コロナ感染が収束しつつある今、メディア授業の良い面と悪い面について議論していくことが必要と思います。
リモート授業の対応は不慣れで。
前期をリモートの授業で行うことになり、毎週30-40分の動画をパワーポイントで作製しています。
全く説明や練習なしでの作業が4月から始まったため、教員は不慣れの人が多いと思います。
資料をアップしての自習タイプのやり方もあるのですが、わかりやすく伝えるのは動画の方が良いような気がしています。
パワーポイント作成、アニメーション化、音声吹込み、これだけで毎週4-6時間くらいかかっていると思います。最近は、レポートのチェックが最近加わり、100名のレポートを見るのは一日がかりです。
対面での授業の方が、教員にとっても学生にとってもいいと思うのですが、しばらくは仕方ないと感じています。
その時間に生放送で授業ができるといいのですが、大学のweb環境では、アクセスが殺到するとシステムが止まってしまいます。
この機会に、大学のweb環境を大幅に改善してほしいです。テレビ会議も音が途切れたりでやりにくいですね。
1年生の大学生活初日
キャンパスでは桜が満開です。今日4/2は学部1年生の当コースガイダンスで、顔見せをしてきました。
大学は、ターム制の導入以降、春休みも一週間減ってしまっているので、入学式4/5の前にガイダンスを行う変則的な感じになっています。入学式の次の週の4/8(月)からすぐに授業が始まります。入学式後ならスーツなどでしょうが、今日の新入生は普段着で来ていました。お互いに知らないので全く私語はありませんでした。緊張感がありました。今週の土日に、オリエンテーション合宿という当コースの1年生全員参加の行事があるので、この時にお互いに知り合いになります。合宿は海岸の民宿で、バスで出かけます。勉強、運動、遊びでたくさんのグループワークを行います。行きのバスの中は、静かですが、帰りのバスはすごくにぎやかです。うるさいぐらいになります。当コースの1年生は絶対に参加してください。
初期の段階で知り合いを作っておくと、大学にも来やすし、いろいろ話すことができれば孤立しない状態を作ることができます。本日静かだった新入生も、知り合いが増えて来週の授業から少し騒がしくなるかもしれませんね。
私から望むことは、毎日授業に来ることだけです。できれば前の方にすわる。そうすれば何とか単位は取れると思います。(ただし、寝たり、違うことをやっている人には無理かもしれません。大学の授業は甘くないので、出席しただけでは単位はくれません。頭をクリアにするためにも早寝早起きで自己管理してくださいね。)4月が重要です。身体が生活になじむまで、なんとか頑張って乗り切ってください。深夜のバイトは、朝が起きられないので要注意。練習がきつすぎる部活も要注意。(もちろん両立できる人もいるので、自分で判断してください。)
みんな音符読めるのでしょうか。
3月はいろいろなものが終了・修了の季節で、まとめなければならないものや更新しなければいけないものがたくさんあります。
大学や大学周辺では、旅立つ人、入ってくる人が両方とも準備で忙しそうです。
今は、「旅立ちの日に」という歌を歌って送り出す小中高の学校が多いそうですね。私の世代は「蛍の光」か「仰げば尊し」でした。
先日、追いコンがあるので、旅たちの日にの男性パートを歌ってください、と学生さんに言われました。そういえば子供の卒業式に一回聞いたような。
数日後には楽譜を持ってきて、よろしくお願いします、と言われました。皆さんは、楽譜よめますか?
今の若者は楽譜を見ると曲がわかるようです。すごいです。
私は、ユーチューブで男性パートを家で10回聴いてもうまく歌えませんでした。結構難しい曲ですね。
もう一人の先生は学生時代に音楽をしていたようで、楽譜が読めるようです。少し寂しい気持ちになりました。
私が小学生のときは、サッカー、野球、虫取り、工作、探検くらいしかしませんでした。人間、体が資本なんで、外で遊ぶのも大事です。
今日脳外科の先生の診断を受けました。経過は順調なようです。新しいことを始めると脳が活性化され強化されるとのことです。
音楽でもやりますか。
平成31年3月の風景
もう3月ですね。
前期入試も無事終わりました。
研究室では、4年生が実験をしたり卒論まとめたりしています。卒論は大事ですが、これをまとめて投稿論文まで漕ぎつけてもらいたいと思っています。
どの人も論文になるデータを持っていると思うので、とりあえず書いてみることを勧めています。その段階で、また必要なことが見つかります。実験していても気が付かなかったことが、文献調べしてまとめていると見えてきます。
3年生はスペクトルセミナーで頑張っていて、講師の4年生によると、今年の3年生はよくできるそうです。期待しています。
私は今は論文を通すことと、書くことに集中していて、その間に4年生の卒論の手直しをします。
年度末はいろいろな用事が入っているので、なかなか思うように身動きがとれません。
今の学生さんは卒業旅行に行く人が多いようです。私も旅行に行って見聞を広めようかと思います。時間をつくらなければ。
CDスペクトルの計算は難しいです
今日は土曜日で誰もいません。
CDスペクトルの計算を終夜でやっていたので、結果を見に来ましたが、
思わしくありません。なかなか実際のスペクトルと合ってくれません。
DFT計算で安定な集合状態を計算して、その電子状態からCDスペクトルを計算します。
もうすでに6カ月の時が流れました。集合状態が違うのでしょうか。
いろいろやっていると少しずつ見えてくるので、もう少しがんばってみます。
もう少しやってみてだめなら、このデータなしで論文をまとめるしかないですね。
タイムリミットが近いですね。
大学の実績データ入力システムには困っています。
本日から大学復帰です。
9月3日から学会が始まりますので、そろそろ忙しくなりますが、
本日は大学の活動実績評価の書類を記入していました。簡単に言うと教員自身の通知表作りです。一年間の論文数、獲得研究費、発表数、特許数、担当学生の人数、受賞、学部や学内の委員、学会の仕事、などなど、いろいろな項目を0-4の間で数値化します。よくわかりませんが、これらをまとめて総合評価では、1.5-2.5くらいにになるのでしょうか。これで数字が特に大きいと給料が少しだけいいようです。ほとんどの教員は変わらないと思います。自己申告ですが、きちんと書かないといけません。時間がかかります。
年に何度も似たようなデータを繰り返し表にしているような気がします。大学のすべての教員が他の仕事をしないでこのような過去のデータをまとめることで多くの時間を使ってしまうのはもったいないような気がします。それぞれのデータがつながっていないのです。
要領の良い先生は、自分で少しずつまとめて、すべての項目で時系列で表を作っているようですが、入力は一つ一つカットアンドペーストでたいへんだと思います。
私のように要領の悪い人は、その時に慌てて表を作り、数をカウントしたり、あちこちに散らばっている情報をかき集めます。
大学では、普段から入力するようにと、実績データの入力・保存のシステムを作っているのですが、結局手入力で、論文や発表を一件一件入れないといけません。科研費のデータは、JSPSのデータとリンクすれば済むでしょうし、論文データはScifinderで著者名を使って抽出したtagファイルを取り入れられるようにすれば済むはずです。最大限、他にあるデータを利用できるようにしていただきたいです。
せめて、CSVファイルで一括で取り込めるようにしていただきたい。そのくらいはできるのではないでしょうか。なぜ、「追加」というところをクリックしてページを開き、所定の欄に一つ一つ手で入力し、「登録」をクリックするような、手間のかかるシステムをつくってしまうのでしょうか。こんなシステムなので、問い合わせが多くて、事務の方も対応が大変なようです。
省エネと院試の一週間
大学院の試験が昨日8/16に無事終了しました。
どうだったでしょうか。発表は8/31だそうです。
今週は省エネ週間(とお盆休暇)ということで、当研究室は今週お休みでしたが、私自身は自室で仕事をしていました。研究室の装置は動かしていないので、相当電力は使わないと思います。誰もいないので、マイペースで仕事ができましたが、いろいろとやろうと思っていたことは半分くらいしかできませんでした。やはり普段から計画的に仕事はしなければいけませんね。反省して来週からまた頑張ります。
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