日本共産党新宿区議会議員 佐藤佳一

日本共産党新宿区議会議員です。 家族、妻、1男、1女、新宿区北新宿在住、現在地元の町会長です。

区の2017年度決算は、40億円の黒字 基金(貯金)469億円

2018-10-30 22:39:02 | 区議会

区議会第3回定例会報告(9月19日~10月16日)

 

区の2017年度決算は、40億円の黒字 基金(貯金)469億円

区財政を活かして区民生活の支援を!

 

  日本共産党区議団は、2017年度予算編成に向けて例年行っている区内諸団体等との懇談での要望や区議団独自に実施をした区政アンケートの回答1,481通で寄せられた意見や要望を踏まえ、2017年度予算編成に対する重点43項目を含む454項目の要求書を吉住区長に提出しました。2019年度の予算編成に向けてすでに9月27日に区長に予算要望書を提出しました。

 2017年度決算では特別区民税の増収などの結果、歳入の規模は前年度に比べ12億円余の増となり、過去最大の規模になりました。実質単年度収支は5年連続の黒字になり、2010年度以降最大の40億円余になりました。一方基金残高(貯金)も469億円であり安定した財政運営がおこなわれており、区債残高(借金)209億円を大きく上回っています。

  この財政力を活かして、区民の様々な要求を実現することは可能です。9月27日には、2019年度の予算編成に向けて区長に予算要望書を提出しましたが、その実現めざして日本共産党区議団と佐藤佳一は頑張ります。 

 

基金を活かせば、実現可能です

(日本共産党区議団が提案した2018年度予算修正案より)

 

他区に比べて高すぎる運動場や学校開放施設の照明料を半額に引き下げます。例えば西戸山、落合中央公園野球場の1時間照明料6300円を3150円にすると 年間737万4千円

 

●精神保健手帳1級の方に月額7,750円の心身障害者福祉手当の支給(現在23区中8区で支給)すると  年間1419万6千円

 

●子育て支援として、3人以上の児童生徒、未就学児のいる多子世帯に給食費を助成すると 年間4401万9千円

※残念ながら否決(3月の予算特別委員会)されましたが、実現に向けて頑張ります


保護者,地域,学校関係者が要望 災害時に避難所となる小中学校体育館にエアコン設置へ

2018-10-15 08:31:21 | 要求の実現

   学校関係者、保護者、地域の長年の要望である「学校体育館へのエアコン設置」。9月20日に行われた区議会第3回定例会において、日本共産党区議団が、行った代表質問への区長答弁で区立小中学校体育館と武道場へのエアコン設置のために調査を始める旨の答弁をおこなった。

今夏災害と認識する酷暑。学校体育館も異常な暑さ

 今年夏の暑さは、気象庁が「災害と認識」するほどの酷暑で、新宿区内でも7月23日に39℃を記録し、7・8月の真夏日は34日、猛暑日も9日あり、新宿区内で熱中症による救急搬送は9月9日までに261人。日本共産党区議団は8月7日、「酷暑から区民の命と健康を守るための緊急申し入れ」を行い、6項目を要望しました。また、プールの中止など、学校生活にも大きな影響を与えている。
 これまでも、学校関係者・保護者が、長年にわたって、学校体育館と武道場にエアコンを設置するよう区と教育委員会に要望してきた。党区議団は実現のため、各区への調査、予算要望(今年は、9月27日に区長へ提出・右写真)議会質問で取り上げてきたが、区と教育委員会は学校統廃合時の学校新築に合わせて行うことが方針で、既存体育館には設置しない方針を崩さなかった。

区長に他区の設置例を示し、体育館へのエアコン設置を求める

   代表質問では、区立小中学校の体育館は、建替え時にエアコンを設置した中学校3校と小学校2校以外は、未設置。小学校の体育館は放課後子ども広場等でも活用され8月も開設日23日間に対し体育館にエアコンが付いている四谷小では22日、愛日小では20日と毎日のように使われているが、エアコン未設置の学校は平均1ケタの日数。中学校では部活動で真夏でも体育館を使用しており、さらに、地震など災害時の避難所になることを考えると、放置できないと指摘した。
  また、台東区は、2015年度から5カ年計画で大規模改修のある学校は同時に体育館の空調化も行い、大規模改修がない学校も年次計画で順次実施し、来年度で終了する。近隣区の中央区、千代田区、文京区などで体育館の空調化は進んでいる。
  区として国の予算の拡充などを要求することと同時に、エアコン未設置の体育館・武道場には一刻も早く設置すべきと要求。実現には一定の予算が必要だが、2017年度決算でも実質単年度収支は40億円の黒字で、5年連続の黒字。基金残高も469億円と4年連続増加しており、財政力は充分にあると区長に求めた。

まず、牛込第一中学校から設置へ地元の小中学校にも設置を

  この質問に対し、区長は「まずは、体育館で全校給食を実施している牛込第一中学校体育館の空調整備を進めるべきと考えており、他の学校についても、各学校の設備や体育館などの立地条件等を踏まえ、空調設備の整備の方法等について、教育委員会と十分調整してまいります。」と答弁した。
 画期的な答弁。西新宿中学校、西新宿、柏木、淀橋第四の各小学校は、体育館にエアコンが設置されていない。引き続き、全校の早期設置のため取り組んでまいります。


主事さんをなくさないで!民間委託せず継続を要求

2018-10-10 16:18:37 | 小学校

小中学校の主事さんがすでに区内14校で民間委託。主事さんをなくさないで!民間委託せず継続を要求

  新宿区教育委員会は、区内の小中養護学校40校全校の主事さんを民間の警備会社に委託する計画をすすめています。地域や職場からは、不安の声がある。佐藤佳一は、10月3日の決算特別委員会で民間委託せず、区の職員が主事さんを務めるべきと要望した。

佐藤:学校用務(主事)さんは、これまで何校が民間に委託されたのか。今後は、どのようにすすめるのか?

教育委員会:これまで中学校3校、小学校11校の民間委託をすすめてきた。今後も退職不補充を原則に順次民間委託をすすめる。来年度は4校を予定している。

佐藤:委託する学校はどのように決めるのか。

教育委員会:中学校1校と小学校数校と地域である程度まとまって事業者に委託していく。労働組合の学校部会と話し合いながらすすめていく。

佐藤;主事さんは、特に小学校の児童とは親しくあいさつしたり、声をかけあったり、また、遠足や校外学習など児童と一緒に参加する。学校教育の一翼を担っている必要不可欠な存在と考えるが。

教育委員会:教員だけでなく、調理師、事務、用務など主事さんも学校教育の一翼を担っているのは事実。用務が、民間に委託したからと変わることはない。

佐藤:民間に委託すると、どのような指示系統で仕事をしたり、学校側と連携をとるのか。これまでの主事さんのように職員会議、職員運営会議に出るのか。

教育委員会:学校用務の仕事については、委託ということで業務マニュアルの中できちっと業務ができるようにしている。委託になるので、業務責任者を通して、学校長なり副校長が事前に協議をして行っていく。研修も行う。職員会議等への出席は確認とれない。

佐藤:みどり土木部では、これまでの退職不補充を改めて、引継ぎや継承していくことを考え、最低限の土木作業職を確保することになった。主事さんも考え方は同じではないか。これまでの蓄積や災害時などの対応など必要な人材。全部を民間に委託するのでなく。常勤として残すべき。

教育委員会:土木作業職は道路の普及など直接的なことを担う。例外として扱われている。災害時にも民間に委託しても同じように対応できる。事前に学校とマニュアルを決め体制とっている。