アンフェア the movie

篠原涼子主演のテレビドラマを映画化。

数名の集団によって警察病院が襲撃され、占拠される。犯人グループは入院していた警察庁長官を人質として警察の裏金80億の引き渡しを要求する。警察は拒否し、特殊部隊を突入させるが、全滅してしまう。病院にいた職員や患者は解放されるが、公安部の刑事、雪平の娘だけは隠れていたせいで解放されないままとなる。雪平は単独行動で病院に潜入し、娘を救い出そうとする。

テレビドラマは見ていないが、雪平役の篠原涼子はミスキャストとしか思えなかった。警察内部に犯人グループと通じている者がいることが分かり、単独で潜入した雪平は誰も信用できないまま行動する、というハードボイルド的な展開に似合うのは柴崎コウあたりじゃないだろうか。篠原涼子だと地のキャラクターが陽性すぎる。病院の中で娘を見つけ出し、ドア越しに話しかけるシーンなど、ユルすぎてイライラしてしまった。

爆発のシーンはいかにも日本映画的な安っぽさ。全体として「どこかで見たような感じ」も残った。しょせんテレビドラマの延長か。

公式サイト：http://unfair-movie.jp/
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評価：★★★