2000年に出版された本
ジャレット先生が人類史の謎を解く、歴史の本でもあり、生物学、細菌学 考古学の本でもある、人類の歴史を考察する。
上巻では13000年前のスタートライン 人類の大躍進 大移動
平和の民と戦う民との分かれ道をポリネシアの部族を通じて解明していく、同じポリネシアでも狩猟民族と農耕民族がでてきた
のはなぜか?ポリネシアを支配していたトンガ人、ハワイ諸島で支配を統一してきた・・
このタイトルの銃・病原菌・鉄はヨーロッパ人が他の大陸を征服できた直接の要因を凝縮したものです。
歴史は大きくはこの3つの要因に動かされているというのが少しずつ解明されていく
食料生産にまつわる謎の章では
食料生産をするにあたる地域差、農耕をはじめた民族と農耕をあえてせず狩猟を続けた民族・・
世界で一番最初に農作物の生産をしたのはメソポタミアの肥沃三日月地帯 麦 エンドウマメ
この地帯今はイラク、シリア 壊滅的な状況になってるシリアだが肥沃三日月地帯であった・・
ここからエジプトへひろまり、そしてヨーロッパへ広がる。
上巻の最後は病原菌を紹介してきた・・病原菌が民族移動とともに大陸を移動し原住民を亡ぼしてという歴史
アメリカ原住民もヨーロッパからきた病原菌によって多くの原住民が亡くなった、インカ帝国もはしかが北アメリカから南下して
きて滅びる原因にもなった・・
なかなかこのあたりのこういうアプローチの歴史はほんとに大事だと思う
日本ではヘイトをさけび、非科学的な日本人感、日本人は混じりけない民族 素晴らしい民族 優秀な民族
という大きなる非科学的な認識がまた大きく幅をきかせてくる。
日本人は純粋な民族ではない、大陸から、シベリアから 南洋からと日本へ来た民族融合である
歴史的にも朝鮮半島からどれほど古代 渡来して帰化人になったか・・東北の地ではロシアとの交易で融合したとの節もある
もともとの日本原住民は東日本は蝦夷地でありアイヌ先住民族の地であった。
歴史は史実にもとずいて考察することが必要だと思う。
日本会議とか日本人の認識は間違っている神の国日本、天皇を関する国日本、かれらの歴史の認識は明治以降の歴史しかない
日本人の原点をみればたんに日本人は純粋だという認識は間違いだ。
今日は佐倉市民花火大会 16000発 千葉県で一番の花火大会 いつもはベイシアのあたりで見るのですが
今年は曇り気味だからほんとに印旛沼の近くでないと見えないだろうなと、家の横から見えるかなと思いつつ
ケーブルテレビで生中継を見た。