遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

桜に呼ばれて 二条城夜桜

2017-04-16 15:45:50 | 美しい物
今年はいつまでも寒いが、やっと桜も満開と
思ったら雨。

私の頭の中では義経千本桜の「道行初音旅」の清元節がなって
あのまばゆいばかりの舞台背景が目に浮かぶ。

職場にも家のマンションの中にはそれはそれは見事に咲き誇った大木が
あるのだが、、、。やはりここは夜桜を観にいかねば!

2年前の春に二条城の桜見物に行ったとき
夜桜があるのを知った。

その時は一度出て2時間後だったのであきらめたが今年こそリベンジ。

幸い、今年は寒くてもともと満開時期が遅い二条城の桜も満開とまでいかない7分咲きらしい。
夜桜は今日の日曜日まで。

実家の父母、息子、旦那の5人で二条城へ

開園30分前に着いたにもかかわらず長蛇の列。

雨も降ってきたが、途中で上がった。

幻想的な夜桜だった。
梶井基次郎の「桜の木の下には死体が埋まっている。」という詩を思わず思いだす。




まさに舞台装置のような場面だった。

最後に緋毛氈の敷いてある床几が出ておでんやビールの屋台も出ている。

そこでまずは幻想的に美しいしだれ桜などを観ながらアペリティフ

二条城から出てから近くの料理屋さんへ

お手軽値段で珍しいお料理と日本酒をいただきました。



桜に呼ばれたようないい1日でした。


シンプル入学式

2017-04-09 13:01:41 | 日々のあれこれ
京大院の入学式に参列

まずは、会場みやこめっせの正面のモニュメント
アルミ彫刻作家、清水九兵衛作の、朱色の作品 
 




その名も「朱鳥舞」だそうだ。
陶芸家の作品なのだと思ったのだけれど清水九兵衛氏は陶芸家清水六兵衛氏のお父様だそうだ。

その前によくインタビューの時に立ててあるチェックの看板に京都大学の名前。

その前でまず写真撮影のために並ぶ。もう少し行くと立て看板があるのでそこでも並ぶ、、、。

並ばないで会場へ。

優に5000人は入るような大きなキャパ。

学生と保護者席は分かれているが、その中は自由席、金屏風。

開始数分前に京都大学交響楽団の演奏。

演奏はピッタリ演奏は2時に終わり、総長のご挨拶。

これがよかった。京大出身の岡 潔氏の「春宵十話」を題材に。

岡潔さんて天才的な数学者なんだ!
私は哲学者だと思ったいた。たぶん家に「春宵十話」があるはず。
読んだはず、、、。

総長さんのお話によると30代で農業生活に入り、思索に没頭。
数学の超難しい理論を打ち立てた元は「情緒」だそうだ。

いいお話だった。
ちなみに午前に行われた一般学生の祝辞はボブ・ディランの「風に吹かれて」の一説をを歌われたそうだ。

なんて素敵。

昨年の一般入学式ではポールエリュアールの「自由(リベルテ)」の詩を引用されていた。

ホームページに上がってました。それも素敵。

ご自身、山極寿一先生、ゴリラの研究の第一人者でその研究の一部にも触れられていた。

見た目もかっこいい。



あくまでもミーハーな私。

ものの20分で式典はあっさり終わった。

お話は総長さんの本当に中身のある話だけだった。

きっと日本で一番短い、シンプルな入学式だった。

何事も経験。


144面カットのダイヤモンドのような2月3月

2017-04-08 07:51:58 | 日々のあれこれ
かなりご無沙汰でした。

本当に忙しかった2月3月


2月は息子の受検で院受検だからそんなに私がすることはないけれども
せめてごはんだけは作ってやろうと頑張った。

昼ごはんも。またまた○○食堂のおばちゃんに徹した。

2つの大学の一次試験、二次試験、、、。えっ院の口頭試問ってスーツいるの?

慌てて駅前のスーツセレクトに買いに走る。(無理を聞いてくださってありがとう!)


その間に自分の仕事は当然忙しいし。
合間に来るバレンタインは用意しなければならないし。

私が職場に買ったチョコレートと娘が送ってくれたチョコレートのメーカー(ものすごくマイナー)が
たまたま一緒だったのは笑った。娘の送ってくれたチョコレートは見事に溶けていたが、、、。

幸い息子の入試が一段落したと思ったら今度は団地の理事、会計の締め。
と怒涛のように週末に押し寄せる!

その途中で大変なことが発覚。20年に渡る議事禄を掘り返し、検証する。

このあたり「スーツ」見てたからなんとか自分が検察官になったつもりで頑張る(笑)

ううう、そう苦手でもない数字と格闘。それでも常に確かめると間違いを発見する私。
最後の会計の締めが合わない! 冷や汗ものである。

なんとか無事最後は収まりました。

その間に息子の卒業式。非常に先生方にお世話になり
学校教育のいうものに初めて感謝をする。
しかも無理無理着物で参列。「あーこの付け下げも私には最後だなー。」と
実感し、前の日に襟を付けて寝るのが遅かったので学長先生のご挨拶の間に
つい居眠りをして襟元に口紅のシミ!
ちなみに学長先生のお話は「ハンナ・アーレント」に触れられてとてもよかった。


あわただしく息子の引っ越しもあり、友達にもらった重いこたつを旦那と担いで
3kmの道のりを運ぶ(我が家では北山から一乗寺までえんやこら街道と名付ける)

そうこうするうちに飲み会が連日入り、
ついに腰に激痛が、、、。腰の上に子泣き爺が乗ってるのかというくらい重い
痛い!

なんとか春休みに入ったので休まずに済んだ。

そんな激動の日々だったが、一つ一つのことはとても充実して楽しかった。

ごはんを作るのも数字を合わせるのもそれが誰かのためになるなら
勉強にもなったし、社会の目が一つ開けたので良い経験だった。

私にとっては144面カットのダイヤモンドのような日々だった。



P.S. 私の指名でだんなからのホワイトデーはラナンキュラスの花束。