水瓶

ファンタジーや日々のこと

横浜人形の家・清水真理展

2016-12-25 17:44:19 | 横浜人形の家
横浜人形の家で展示中の人形作家・清水真理さんの人形たち。
けっこう人が来ていて、男の子が「やばい、やばい」といいながら熱心に見たりしていました。
今回は写真にコメントつけるのやめました。なんつっていいかわからんし………。
おおむね下にスクロールするほどやばくなってます(私観)。





































いかがでしたでしょうか。一見ふつうに見える美少女人形にも死の匂い漂う、悪夢と狂気の顕現。
なんか十代に色々あってしんどかった時期に、ここにあるお人形さんみたいな悪夢をよく見たことがありました。

年を取って良かったなと思うことの一つに、色々な欲求が衰え弱まって来たっていうのがあります。
欲望が強いほどそれが満たされないとつらいししんどいし、そのせいでバカなことをしたりもするもんね。。
でもほとんどの人は、たとえ十代前半や小学生でも、そのまま現実の行為に移してしまってはいけない性質の欲望もあるということを、
ちゃんと知っているし、区別しているものだと思います。
そういうたちの悪い、けれど強い欲望を抑えようとするから、つらいし、苦しくもあるんですよね。

でもこういう、世間的には忌まれがちな傾向をも持つ創作物って、そういった欲望のどろどろとした派生物が、
ある種の美しさを伴った物に昇華されているようで、そういう物に接すると、しんどさが少しおさまるというか、
楽になる気はするんですよね。悪しきフィクションしかり。そういうなぐさめ方もあるのだ。

さあ、あなたもこのやばい空気を、悪夢の美少女たちと同じ空間で味わってみませんか?
2月12日までやっているそうです。


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